南国暮らしでも木枯らしを感じる季節になりました。とはいえまだ夏日もあるので冬の先陣を切って冬服へ！と完全には言えず夏服も手放せないですが、寒暖差に合わせて長袖も着始めています。そんな南国暮らしの移り行く季節の中、日常の買い物へ行くと秋を感じるものがたくさんあって自然と心がうずうずわくわく。

深紅色が美しい艶々な紅玉を買いました。手を加えることで１００倍美味しくなる林檎だなぁといつも思います。今年も出会えて嬉しい、ありがとう。

20％のお砂糖とレモン果汁を加えて混ぜ混ぜ。ちなみに切った紅玉は皮と同様に芯も丸ごと残して使っています。さすがに種と黒ずんだ部分は取り除いていますが、今のところ気に入っており個人的に作業の時短になって形や味も問題無～し。

保存袋へ入れて一晩冷蔵庫で寝かせます。入れるときは「美味しくなあれ、美味しくなあれ」と願いながら閉めます。

少し緊張する煮込み作業。後の焼成時間を短くしたいがため、初めから林檎を薄く切っているので火を入れることでぼろぼろにならないよう静か～にひっかり返して、ゆ～っくり煮込んでいます。

透き通ってきたかな？と思うところで煮詰め終了。本当はもっと火入れしたほうがいいかも。煮詰め過ぎる失敗が怖くて「えーい！」と思い切り行けずびくびくしちゃうのです。なので中途半端な煮詰め具合。って毎回そうなるんですが（苦笑）

作業途中にばっちーん！と大規模停電に見舞われて、セミドライアップルのことよりも他の作業に集中しなければならず、オーブンの中で放置してしまったら乾燥を進めすぎてしまいました（涙）。まぁ仕方ない。救いは生っぽい触感の部分がまだ残っていたので、ぱりぱりなアップルチップスにはならず一応ほっと一安心。

林檎を煮詰めた時、お鍋に残っていた林檎シロップ。去年はグミを作ったけど今年は何に使おうかぱっとアイディアが思い浮かばず、一先ず瓶詰に。

キッチンで何かを作るときはマルチタスク気味。工程が増えると間違いが増えるのでほどほどにしないといつも思っているんですけどね。セミドライアップルを作りながら冷蔵庫を整理整頓してガサゴソ。若山曜子さんのレシピを参考にして作りました。かぼすが無かったので青柚子を代わりに使いましたが、柑橘の香りがすーっと鼻をくすぐる大人のちらし寿司でした。ごちそうさまでした。

001 icoco