こんにちは、いちこです。

ようやく朝晩が少し涼しくなって秋の気配が感じられるようになりましたね。早く長袖が着られるようにならないかな、そろそろ半袖に飽きてきました。

秋はどんなことを楽しみますか

我が家の場合、夫と長女は魚釣りの秋のよう。2人で早起きをしていそいそと出かけています。1歳の次女は食欲といたずらの秋かな。私は読書の秋と刺繍の秋になりそうです。

少し前にKindle端末を買ってから読書量がぐんと増えました。私が読む本はほとんどが小説。美味しい話しやほっとする話し、引き込まれる話しが好きです。

『52ヘルツのくじらたち』町田そのこ

うさこちゃんの紹介（こちら）を見て読みはじめました。

ぎゅっと心が締め付けられて痛くなるようなところもあったけれど、物語に引き込まれて一息で読んでしまいました。読み終わったのは夜遅くだったのですが、目の前で穏やかな顔してすやすやと眠る娘2人を見て、はーっと静かに息を吐き出しました。

『夜空に泳ぐチョコレートグラミー』町田そのこ

『52ヘルツのくじらたち』がとても印象的で、この作家さんの世界にもう少し浸りたいと思って続けて読みはじめました。

5つの話しが入った連続短編集で登場人物が少しずつ重なっています。その重なり方がどれも絶妙でくすぐられるんです。最終話の「海になる」は最後までどこで話しが重なっているか分からなかったのですが、最後の最後で……！読み終わった後、重なり方を確認してもう1度味わいたくなって再読しました。

『透明な夜の香り』千早茜

並はずれた嗅覚を持て調香師の朔と、朔の元でアルバイトを始めた一香の香りにまつわる物語。読んでいる間、そこが地下鉄の駅の冷たいベンチだったとしても、私の周りにだけ豊かに草木が茂っていて、澄んだ香りが立ち昇っている気がしていました。香りや色や植物を表す文章がとても美しくて惚れ惚れ。出てくるお料理も美味しそうなのです。

読みたい本がたくさんある幸せ

最近、ブクログというアプリを使って読んだ本やこれから読みたい本を記録し始めました。書店の平積みや書評を見て読んでみたいと思った本はどんどん登録、それから読み終わった本も感想と共に登録。読みたい本がまだまだたくさんあるのが嬉しくて、次はどれを読もうかと、このページを見ながら悩むのが楽しみです。

100人隊のおすすめ本クリップを読むの大好きです！（リンクを貼ろうと思ったのですがうまくできなかったのでまたの機会に）

それではまた

088 いちこ