生のエンターテインメントに触れることが好きで、コンサートやライブをはじめ、お芝居を観に行くのがとても好き。
歌舞伎も現代劇もどちらも好きで、福岡におもしろそうな作品が来ると知ればできるだけ行こうと思っています。
はじめてのNODA・MAP
先日は博多座に「兎、波を走る」を観に行ってきました。
キャストも豪華で、チケットが取れてからずっと当日を楽しみにしていました。
今回席がすこぶる良くて、役者さんたちに手が届きそう!と、最初はそればかりうれしくてドキドキ、
高橋一生さんが舞台中を走り回る様子は、まるで体にバネが入っているかのように俊敏で颯爽、目で追うのがやっとというほど。
松たか子さん、多部未華子さん、大倉孝一さん等々つぎつぎと登場する俳優さんたちの素晴らしさに序盤からすっかりとりこになります。
豪華なキャストに独特の舞台美術、テンポよく、言葉の繋ぎ方や組み合わせが楽しくて、笑う箇所もたくさんあった前半、
中盤あたりから頭の中がぐるぐる回る、
悲劇や不穏がチラチラ見え始めて、次第に見ているわたしの頭の中にも大きくて思い雲のような何かが立ち込めてくる感じ、これまでのセリフやシーンが、点と点がすごいスピードでつながりはじめて、息もつけないほど見入る。
後半は胸が詰まって詰まって、今度は息が詰まるどころか息ができなくなるような気持ちで、頭も心も持っていかれている間に終わりました。
気がついたら涙が流れていて、カーテンコールの間も頭が整理できないまま。
それでもありったけの賛辞を込めて拍手喝采しました。
これまでいくつも舞台は見てきましたが、こんなにすべてを揺さぶられたのははじめてに近い感覚で、帰り道もなんだかまだ舞台の中にいるような。
不条理が交錯して渦巻いて、そのぐるぐるした渦の中に巻き込まれたようなまま作品が終わった、そんな気分です。
それは、知ってしまった不条理を、ずっと覚えていつも思っていることは難しくても、忘れずにいることの大切さを意味するのだと思った。
最高の作品でした。
そんな観劇の日の、今日なに着てる?
仕事を早退して直行したので、仕事ふくの延長のような、いつものコーデ。
前回の舞台鑑賞で、途中コンタクトの様子がおかしくなって慌てたので、今回はメガネで挑みました。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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