台湾は九州へ行くよりも近い一番身近にある外国です。一時期、とても台湾の食べ物にハマり一年に二回は行くぞ(食べるぞ)!と意気込んでいたほど。台湾へ行くようになり、好きになった食べ物のひとつに茶梅があります。お茶請けとして出される一般的な茶梅は頂く場所で全く味も食感も面白いほど違います。いくつか食べていくと自分好みの味が段々分かってきました。わたしの好きな茶梅はお砂糖からのほんのりとした甘さとお茶から出るまろやかな甘みを持ち、皮は薄く中身は柔らかい日本の美味しい梅干しのようにむちっとねっとりしたもの!

コウ静子さんのレシピを参考にして作ってみました!作る決め手は材料と工程のシンプルさ!先ず綺麗に梅を洗いヘタを取って塩とホワイトラムで漬け込みます。
使った材料のあれこれ

使ったホワイトラムはこちら。沖縄本島北部から船に乗り、約30分あまりで辿り着く伊江島の蒸留所で作らているもの。原料のサトウキビは伊江島で収穫されたサトウキビだけを使う拘りで、ラムらしい香り高いイエラムサンタマリアは癖がなくすっきりとした味わい。料理やお菓子作りなどにぴったりなのです。
3,4日くらい経つと梅酢が上がってくるので取り分けます。取り分けた梅はキビ糖とウーロン茶の茶葉を交互にぎゅうぎゅうに重ねて完成!取り分けて副産物となった梅酢の味はホワイトラムが入っていると分からないほど本格的な梅酢になっていて、酢の物などに使っても全然違和感がありません。美味しい梅酢にすることを考えると癖のないホワイトラムを使う事が重要なのかも。

完成した茶梅の瓶は暗く涼しい場所に1か月間置いて出来上がり。さて、どうなるかな?!
一年、放って置いてしまった

柔らかい茶梅を目指しているので「漬け込めば漬け込むほど柔らかくなるんじゃないか」と思えば思うほど開封出来ずに月日が経ち、様子を見ていたら一年迎えてしまいました。色もウーロン茶葉を極限まで抽出したみたいにこんなに変化しちゃって。でもこの色もなんとなく本格的で何故に根拠ない確信があるのか分からないけど、これでいいと思っていた。
とうとう開封しました、お味は?

はぁ、茶梅にどきどきする(腐敗と発酵は紙一重)。緊張しながら一口かじると懐かしい”あの豊潤な味”が口の中で広がり、目を閉じるとそこは台湾茶屋の一角。わたし、今台湾います!信じて!(いいえ、自宅です)一年待っていて良かったと思ったほど好みの味に仕上がっていました。

茶梅に浸かっているシロップも捨てるには忍びないこれまた最高に仕上がった副産物。ソーダ割にして飲んでみました。元々お茶とお砂糖のシロップなのでポテンシャル高くドリンクにしても抜群にイケています!
梅仕事の道具、とうとう出番です!

最後にどうしてもご紹介したい、少し前にあった無印良品週間の時に買ったこちらのステレンスレードル!かなりお得価格になっていたにも関わらず無印良品週間のおかげでダブルにお得価格になっていたので飛びついてしまいました。早速使ってみるとシュッとした小ぶりサイズのお玉が梅一粒一粒がすくいやすい。また持ち手も十分な長さがあって手が汚れません。買って良かったと思える便利な調理道具でした。ではまた。
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会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
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