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西加奈子さん新刊「くもをさがす」は初のノンフィクション

  • 057 しょこみ

2023.04.20

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こんにちは、しょこみです。

大好きな作家の一人である西加奈子さんの新刊が発売されました。

「くもをさがす」

以前はかなりのハイペースで新作を出されていた印象の西加奈子さん。

前作「夜が明ける」が2021年、出産や海外移住などお忙しくされていることは知っていたのですが、ファンとしては新作をいつでも待っていました。

そして先月だったか、待ちに待った新刊情報!

タイトルは「くもをさがす」。

 

今作は、西さん初のノンフィクション作品であり、その内容はご自身がコロナ禍にカナダで乳がんになったというものでした。

 

ショックとともに、「でもこの作品を出せているということは今はお元気なのかな」と思ったり。

単純に楽しみにできる内容ではないけれど、とにかく読まないわけにはいかない、と発売日に書店へ。

生きること、幸せとは何か

いつだって西さんの作品には血の通った人間がいて、時に必要以上に無様で不器用で汚くて狡くて、そしてまっすぐ。

誰もが持っている「こんな自分嫌だな」という面をただただまっすぐ描き、そしてまるっと愛し肯定してくれるような言葉たち。

そんな西さんが書いたノンフィクションは、がんであってもどこまでもフラットでまっすぐで、愛がありました。

飾らない関西弁は舞台がカナダに移っても同じで、その変わらなさに笑ってしまったり涙したり。

 

生きることや幸せの意味。

普段は考えれば考えるほど分からなくなってしまうもの。

死を近くに感じる時、それはとてもシンプルになるのだと思います。

ご家族やご友人、医療従事者との関わりや自分との対話のなかで、自然にたどり着いたり意識的に意思をかためていったり。

そしてそれらを、読者である「あなた」に読んでほしいと言う西さんに、わたしはいつも救われています。

まだまだもっともっと、この人が紡ぐ文章を、生み出す言葉を、浴びていたいと思う作家です。

↓前作「夜が明ける」はLEEWebでも取り上げられています。

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【057 しょこみ】

057 - しょこみ

主婦 / 神奈川県 / LEE100人隊

38歳/夫・息子(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/優柔不断ですが、スイッチが入ると突き進むタイプ。国内外問わず旅が大好きで、特に北欧をはじめヨーロッパ贔屓。その土地ならではの手仕事や食文化に惹かれます。好きが高じてフードコーディネーターの資格を取得し、今は薬膳を勉強中。片付けが苦手で忘れ物が多いところを直したいと思いながら、LEEらしい素敵な暮らしに憧れています。100人隊になって美容にも興味津々。身長164cm、顔タイプソフトエレガント、骨格ウェーブ。2年目隊員です。

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