春は新しいことがはじまる季節。
花や新緑がきれいだったり、暖かくなって過ごしやすくなったり。
ここ2、3年の閉塞的な空気も少しずつ変わって、お出かけしたくなる季節でもあります。
そんな春なのに、数年前くらいからわたしにとっては少し苦手なシーズンになってしまっています。
朝晩の大きな温度変化、
季節の変わり目独特の過ごしにくさに、ゆらぎ世代ど真ん中のわたしはダメージをドーンと受けてしまうのです。ああ残念。
朝起きて、庭に面した扉を開けるとむわん、と、むせ返るような空気、
今まさに緑が芽吹いている!という青々しい匂いとさわやかな風のミクスチャーで、清々しいのだかなんだかわからなくなるところから一日がはじまります。
日々揺らぎっぱなし、パワー不足の今のわたしには、春の芽吹きは眩しすぎるようで、目を半開きくらいがちょうどいい感じ。
そういえば、以前はもりもり食べていた朝食も、今では小ぶりなパンとフルーツとお茶で十分、随分軽くなったのでした。
ゆらぎ世代はもちろん、心が疲弊している人にとっても、芽吹の時期である春は思いの外過ごしにくいのだそう。(かかりつけのクリニックで聞きました。)
そんなときは、自分で自分のご機嫌をいかに上手に手軽に取れるかが大切なんだとか。
自分で自分のご機嫌を取る
わたしにとって、それはおいしいおやつを作ったり食べたりすることにほかなりません。
自分で作って思い切りたっぷり食べるもよし、
お気に入りのパティスリーでちょいと贅沢にどどんと買うもよし。
温かいお茶をいつもより丁寧に入れて、好きな器でいただくと気持ちは晴れてきます。
ささやか、だけどとても大切なことだと感じるのでした。
最近のお茶時間
内田真美さんの本から、ウェルシュケーキを焼きました。
このウェルシュケーキはフライパンで焼くおやつ。
火通りの加減がわからなくて最初は不安でしたが、うまくいくと手軽で簡単、おいしくてかわいい。
ミントがわさわさ冷蔵庫にあったので、たっぷり使ってフレッシュミントティーと共にいただきます。
ここしばらく、はまり込んで作っていたのはガトーウィークエンド。
ウィークエンド、レシピはいろいろありますが、最近は練りバターではなく、溶かしバターで作るレシピがお気に入り。
なかなか納得いく仕上がりにならずひたすら作り続けていましたが、ようやく安定して作れるようになりました。
アイシングがきれいにできてうれしかった。
お菓子が上手に作れておいしかった、
写真にうまく撮れた、
好きなテーブルウェアをセットして、本を読みながらおやつの時間、
そんなささやかなことで自分のご機嫌を取れたらこんな最高なことはありません。
ちょこっと花を飾るとか、スーパーに行くだけでもお気に入りのシャツを着るとか、そんなことでも気持ちは上がってご機嫌になれるもの。
小さなご機嫌をコツコツ積み重ねていくと、いつの間にか気分が上向きになっていることに気づきます。
早く寝ること
ちょっとしたことで疲れやすいのもゆらぎの特徴でしょうか。
疲れやすいわ、疲れは取れにくいわ、
よく聞く「だる重〜」という表現がぴったり。
ビタミン剤やらサプリやら、いろいろ試すも焼け石に水、のような感じで、もはや大した効果は得られない。
そんな時は、早く寝る!これしかありません。
正直に言えば、たっぷり眠れば翌朝元気になっていた頃と違って、今はどんなに寝てもそこまで疲れは取れなかったりします。
それでも寝ると頭がすっきりしたり、気持ちはリフレッシュできるので手っ取り早い。
疲れているのに眠りが浅い、なんてことも、よくあります。
これは本当に困る。
前にもブログに書きましたが、眠る前にスマホを見ないようにしたり、眠る前のヨガをしてみたり。
せっかく寝付けたのにトイレに起きるのも避けたいので、カフェインはなるべく摂らず、夕方以降は番茶やハーブティーを飲んでみたりと、できる範囲でいろいろ工夫をしています。
もう一つ、大きな変化といえば、いろんなことが面倒くさくなる、やる気がなくなる・ムラがある。
以前は、新しくパン屋さんができた、お菓子屋さんができたと聞けばすぐに出かけ、おいしいと評判のお店にもいそいそと時間を見つけては出かけていました。
好きなインテリアショップの企画展や器の個展、美術館なども、今でも好きなので行くには行くけれど、えいやっと腰を上げていく感じ。
とはいえ、行けば存分に楽しめるし、来てよかった!と心から思うのです。
習いごとやワークショップなども、以前は見つけてはひょいひょいと、遠くても近くても足を運ぶことを厭わなかったけれど、最近は随分減りました。
もちろんコロナ渦などもあいまってではあるのだけれど、明らかに行動力が停滞している気がします。
年末に習ってはじめた器の金継ぎも途中で手付かずのままノロノロ再開したりしなかったりという感じ。
しかしこればっかりは無理矢理どうにかなるものでもないので、今はそんな時と開き直りつつも、できるだけえいやっと腰を上げるように心がけてはいます。
あと必要だと思うのは、相談できるかかりつけ医を持つこと。
わたしは症状に合わせて漢方薬を出していただいたりしています。
同世代の友人とはしょっちゅうゆらぎネタで盛り上がっています。
相談しあいっこしたり、情報交換ができるのも心強い。
年上の先輩的友人にいろいろアドバイスをいただくこともあります。
そうそう、猫と遊ぶことも、自分の機嫌を取るにはかなり有効!
もふもふしたお腹を撫でるだけでも幸せな気持ちになり、自由気ままで愛くるしい猫の様子を眺めるのは至福です。
わが家の猫・ミロクに心から感謝です。
LEE世代にとっては、ゆらぎはまだ少し先のこと、という方が多いかもしれません。
ゆらぎ世代でもそうじゃなくても、日々家事に仕事に育児にと忙しい私たち、時には心も体も上向きになれないことだってある。
そんな時に、自分のご機嫌を取る方法をいくつか持っているだけでも、随分と心持ちが違ってきます。
わたしは運動不足気味なので、運動して気分を切り替える方法も今後見つけていきたいところ。
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき