一田憲子さんの『明るい方へ舵を切る練習』。
元々一田さんの文章が好きなのですが、タイトルの「明るい方へ舵を切る」という言葉に惹かれて購入していました。
私、本当に気を抜くと悪い方へばかり物事を考えてしまう性格で。
ちょっと嫌なこと、悪いことが起こったら最悪のことばかり考えてぐるぐるして夜も眠れなくなってしまう。
まだ起こってもいない悪いことを考えてモヤモヤするなんて時間がもったいないと頭では思っているのですが、どうしてもマイナスの思考に頭の中を占領されてしまうタイプなのです。
なので「明るい方に舵を切る」っていいな、私も悪いことに頭を占領された時にうまく舵を切る練習をしたいなと思ってページをめくりました。
一田さんも実は怖がりで悪いことを先に想定してしまうタイプだそう。
そんな一田さんが日々感じたことをまとめたこの本。
大きな何かが変わらなくても日々の生活の中にだって楽しいことが見つけられるし、ちょっとした工夫で生活が快適になると楽しい気持ちになれるという小さな発見が1日1日に詰まっていました。
理想だったり、こうなったらあれがあったら素敵なのにと思うことは山ほどあるのだけど、今目の前の当たり前だと思っていることをきちんと楽しんで素敵だと「気づく」ことが大切なんだよなぁと改めて感じました。
新年度、うまくいかないことがたくさんあって、気がついたらため息と負の思考が湧いてくる自分にちょっぴり嫌気がさしていたのですが、まずは大きく息を吸い込んで、大好物を並べて美味しく食べたいなと、ちょっとした日常を楽しむヒントをもらえた気がします。
個人的には一田さんのご両親のできないことが増える中で、できることで快適に過ごすことを選ぶ力が素敵だなと思ってほっこりしました。
日々の山積みになっているできないことって、自分の中で言い訳を考えがちなんですが、自分でできることを選べばいいんですよね。
私も何もかもはできないけれど、まだ見ぬ不安なことよりも目の前のちょっと楽しいことを選んで明るい方へ舵を切りたい!と思える1冊でした。
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TB - リリオ
会社員 / 愛媛県 / LEE100人隊トップブロガー
43歳/夫・娘(11歳)/料理部・美容部/おいしいものや、見たことないもの体験したことのないことのためのお出かけが大好きです。好きなことにはフットワーク軽いけれど、基本的には面倒くさがりのなまけもの。人見知りだけど、お酒を飲むと話せるタイプ。丁寧で穏やかな人に憧れるけれど、割と雑でせっかち。ビール、ポテチ、マンガ、エッセイ、キャンプ、山、が好き。身長162cm。
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