フランス出身徳島県在住の彫刻家ジャンフィリップ・ボーデ氏がここ沖縄の地元で人気の和菓子屋さんの壁にこて絵を手掛け、製作段階から公開展示をしていると知り「これは絶対に面白い!是非間近で見たい!」と思い、早速会いに行ってきました。
漆喰が壁一面に広がる白の世界
バナナの葉を始め身近に感じられる沖縄らしいボタニカルな植物がいきいきと壁いっぱいに描かれていました。
見たものから感じたものへ
和菓子屋さんの周りをお散歩しながらイメージを膨らまし描いた下書き。何度も練り直してイメージを重ねていた様子。
好きなものを好きなだけ自由に描く
壁画をもっと近くで見てみます。こて絵は正面からも美しい動きを感じられます。
横から見ると光が重なって影の部分がよりこて絵を立体的に見せてくれます。
製作に約2時間かかったらしいプルメリア。
ヤンバルクイナは数十分で仕上げられたそう(なぜ?!by ヤンバルクイナ愛を持つ人)。
念入りに仕上げた下書きを見ながら作業していても、壁画はどんどん変わっていき大きく違いも出ています。見つけれますか?私は鈍感なのでヒントを貰ってやって気付きましたよ。ボーデ氏はこて絵を仕事として製作をしておらず趣味として製作しています。漆喰で自由に思い描く時間がとても楽しく大好きだそう。住んでいる徳島県では彫刻家として作業をしている傍ら宿も営み、また町おこしとしてこて絵を製作し町を盛り上げる協力していると笑顔で語っていました。愛する日本で好きな事を見つけそれを楽しく過ごす事で生活を循環し、人々も笑顔になる愛情を与えるボーデ氏。これから迎える人生のお手本にしたい生き方です。
こて絵の仕事道具
綺麗に整えられた仕事道具を見せてくださいました。
漆喰は知っているけどどうやって扱うのか全く分からないので興味津々。色々な形やサイズのこてを使い分けています。
一歩進んで二歩下がるこて絵と進む時間
作業中、モンステラの葉に数センチのヒビが入っているのを見つけます。
見たかったこて捌きをじっくり見れる瞬間がやってきました!漆喰は手荒れしやすいイメージだったので手袋は要らないのか聞くと「直接触らないから大丈夫!」と答えていました。
ヒビを修正して周りの葉とのバランスを整えながら仕上げています。
空いているスペースは何を描く?
壁の右上にはぽっかり空いたスペースがあります。そこに描きたいものは、
アダンの葉と実。「葉っぱが細かいんだよねぇ。。」とボヤいていましたが、きっとダイナミックかつ丁寧に描いて、この日とはまた印象が違うこて絵になっているだろうと期待が膨らみます。早く見に行きたいです。
こて絵を愛する彫刻家ジャンフィリップ・ボーデ氏
色々な質問答え教えてくれる気さくなボーデ氏。彫刻家としての仕事も見せてくださいました。ボーデ氏の祖父にあたる方が石の仕事をしていた為、物心ついた頃から石は身近な物で中学に上がる頃には自ら石を削っていたそう。夢中で石を削っていた少年は彫刻を愛し、成長すると美術大学へ。そこでまたたくさんの事を学び実力を備え彫刻家として長い道のりを歩んでいきます。見える物を描くのでなく頭の中でイメージした物の方が良い作品になるよとお話していました。ポーデ氏の彫刻作品は主に東京とヨーロッパで展示されています。彫刻作品もいつか直接見に行きたい!
こて絵はこの場所で見れます!
わたしも大好きなこちらのお店、羊羊 YOYO AN FACTORY の店内にて展示されています。壁一面に白一色、ボーデ氏の才能あふれる唯一無二のこて絵を直接見て感動を味わって欲しいです。
羊羊の一番人気はどら焼き
週末には午前中で売り切れてしまう大人気のどら焼き。今回は季節限定のイチゴ大福も一緒に購入しました。あぁどちらも美味しい。こて絵の余韻に浸りながら食べる和菓子もいいものです。
001 icoco
001 - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊
45歳/夫・娘 (17歳・8歳)・息子(9歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌&WebのLEE、そしてLEE100人隊が好き。小窓の住人として自由に書きたいことだけを書いて駆け抜けて行ったらあっという間に3年目。これからもLEEが大切にしているものを大切にしながら、ゆるりと日常を楽しんで書き綴っていこうと思います。夢は美しい自然や花に囲まれて自給自足する事。衣食住+写真はシンプルカラーの中で時々はっきりとした色を使う事が好き。綺麗めカジュアルタイプ。肩幅広め中肉中背&骨が全体に目立つ骨格ナチュラル。身長162cm。
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