【沖縄】BTS聖地巡礼の1つになった「新開地」をアートな目線で巡る旅時間in金武町(きんちょう)① 001icoco
-

TB icoco
2023.03.27 更新日:2024.07.31
- 2

金武町は沖縄本島のほぼ中央に位置し、県内でも有数のマングローブ林が生い茂る億首川や水道が発達する以前は住民の貴重な生活用水として暮らしを支えていた地下水が豊富な水所として昔から有名な地域です。また、近くには米軍基地「キャンプ・ハンセン」がありゲート前にある飲食店や遊戯場が集まる地区「新開地」は昔ながらの異国情緒な雰囲気が溢れており人気の観光撮影スポットになっています。今回、カメラを頑張っている友人とカメラを学ぶ絶好のチャンスだと目論むわたしがこの「新開地」の理解をより深めようということで行ってきました!
BTS「LET GO」の撮影地効果で知名度底上げ

メンバー5人で撮影していたSURF SIDE
より多くの人が訪れるようになったきっかけは、やはりBTSが「LET GO」の撮影地として訪れたことかと思います。景気悪化で空き店舗が多くこのまま廃れてしまうのかというタイミングで一筋の光明を見出しました。

SURF SIDEは看板を残したまま空き家になっている吉田さんの事務所の隣にあります。

「新開地」の古い建物は色使いと看板のデザインが特徴的で美術館にはないインパクト。

もっと近くに寄ってみます。きっと塗装していた人は意図せず何度もペンキを塗り重ねていたと思うんですが、時を経てペンキの剥がれ具合もアートになって魅力的。

曲の始めにメンバー二人が歩いている場所。カラフルな窓枠が可愛いです。店舗かと思いきや琉球舞踊をしている建物。このギャップもいい。

横のスナック喫茶「洋子」も気になって仕方ない
先ほどの通りから曲がって数十メートル先にあるCLUB SHANGRILAもメンバー二人で歩くシーンに出てきます。

パパイヤ、食べごろだね
沖縄特有の「花ブロック」を使った建物に英字連なるネオンのサインは煌びやかにこの夜の街を鮮やかに灯していたんでしょうね。

こんなに曇りだったのに日焼けした(涙)
こちらのフェンス越しから見える見晴らしよい場所はメンバー5人が楽しそうにじゃれていたシーンに使われています。

撮影時とは外壁が変わっていますがこちらのお店「BRASIL」も外せません。儚いサンドアートのように誰かが少しずつ建物を塗り替えて街の雰囲気が変わっていきます。
アムロちゃんの聖地も見逃せない

沖縄が誇るスター、安室奈美恵さんも訪れて撮影したこのピンクの場所。これまたスナック店「天翔の舞」とギャップ差があります。地味なわたしでさえ立っているだけで映えていると錯覚が起こりそうになるアムロちゃんマジックは凄まじい。

となりはリサイクル店でアメリカ軍の払い下げ衣料と雑貨専門店です。いつか西表島などのジャングルへ行くときは動物を驚かさないために迷彩柄を着用する事は大事と思っているので、今度掘り出し物を見つけたい。看板のROBINという表記は70年近く前にオープンしていたバーの名前。現代の看板にはない味があるので長く残っていて欲しい。
この街の行き止まりは止まって終わりじゃないの

みんな!ポイ捨てはダメ!空き缶はステイ!
普段は行かないエリアまで足を延ばしてみました。

アメリカと沖縄のお店が織り交ざって形成される「新開地」の独特な面白さが病みつきになってきたころ、行き止まり。でも、好奇心からそのまま突き進んでいくと、

え?
モザイク柄の建物が。

え?(二回目)
最近、パープルが気になっていたせいでパープルカラーを引き寄せたのか、それとも悟りのパープル境地に片足を突っ込んだのかここまでピタリとご縁が合ったのは事実なので何かあるんだろうと期待して友人二人で撮影していると、

お店のオーナーさんが出てきた((笑)
「何してるの~?」とお声かけ頂き、先ずは自己紹介を。友人の経歴のおかげで会話も弾み、「中、見てみる~?」と言って下さりもちろん、我々の返事は即答で「イエース!」

我々の想像を超えたカウンター
話を詳しく聞くと、誰もが知っている日本のアイドル達の撮影場所としてよく使われていたそうです。まだ動画などを観ていないんですがきっとかっこいい演出なんだろうな。

お気にいりのトラの写真
トラが大好きだそうで、そういう理由から外壁も店内もトラ柄があったのです。謎が解けてすっきり!因みに写真のトラは中国の太ったトラが一番のお気にいり。日本のトラは痩せすぎらしいよ((笑)

外壁のモザイク柄を塗っていた時の事、店内はパープルとトラ柄でちりばめている事、この場所でお酒を飲みながら自由に好きなものを好きな人たちと会話している事。面白いなぁ。

バーに併設しているプールバー
古着のお仕事もしているオーナーさん。突然押しかけて謝らないといけないのは私たちなのに「洋服が散らかっているけどごめんね」と。本当に対応ありがとうございます。

70~80年代のアメリカ雑貨もおもちゃ箱のようにたくさんありました。

高台に建っている建物なのでこちらも見晴らしがよく気持ちがいい。ここは大人の秘密基地ですね。

友人の撮影を撮影してみた
おおらかでファンキーなオーナーさんの会話にすっかり魅了されてしまいました。「普段着で撮影するの嫌だ~」と言いながらも優しく対応してくださったオーナーさんはヨーロッパの血を引き、関西で生まれ関東で育ち四半世紀前に来沖。もうなんだかこれだけで小説一つ書けてしまいそうな人生。どんな思いでここに辿り着きここに場所を構え歩んできたのか、予想外な内容が返ってきそう。また今度詳しくお話を聞けたらいいな。
まだ続きます
街の面白さは必ずと言っていいほど人の面白さが付随しているような。街も人が息をするかのように生き物なのだ。全てをこの記事に書き残せなかったのでアートな目線で巡る旅時間in金武町、続きます。もしよろしければ引き続きどうぞお付き合いください。では。
001 icoco
TB - icoco
会社員 / 沖縄県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(18歳・9歳)・息子(11歳)/手づくり部・料理部・美容部/雑誌・Web「LEE」、そして100人隊が大好きです。小窓の住人として、書くこと・伝えることに夢中になっていたら、あっという間に5年目。これからも、LEEが大切にしているものを大切にして、ゆるりと日常を楽しみながら書き綴っていきたいと思います。衣食住はシンプルなカラーの中に時々はっきりとした色を取り入れるのが好き。北欧やビンテージの雑貨・家具・沖縄のものもお気に入り。服はきれいめカジュアルが多め。肩幅広め・中肉中背で、骨格ナチュラル。イエベ秋の濃いくすみ色が合うらしく、ブルべ冬にも少し寄っている(らしい)身長162cm。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。

















TB icoco