暮らし発見

白黒の世界、物語のある服。

  • みさへい

2023.03.14

  • 12

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白と黒。

モノトーン好きには堪らない素敵なお店がありまして。

ヴィンテージとアンティークのお洋服を扱うそのお店。

独特の世界観に惹かれ続け、ようやくリアルに足を踏み入れることができました。

めくるめく白黒の世界

店内のもの、ほぼ白か黒。

ほとんどがヨーロッパで買い付けたヴィンテージまたはアンティークの品とのこと。

凛とした雰囲気が漂う店内は、同じものは一つとしてないのに統一感があって、どれも古いものなのにピンとしていて。

なんだか不思議と居心地よいのです。

たっぷり生地を使ったローブや、繊細なレースのブラウス。

店主さんにお聞きすると、聖職者のものだったり、軍ものだったり、当初は男性用としてつくられたものも多いそう。

それぞれ物語があって、あれこれ教えて頂くのも面白いひとときでした。

まっしろなパンツ

お迎えしたのはまっしろなパンツ。

シンプルなテーパードのシルエットですが、前も後ろも裾もボタンでとめる仕様。

生地は張りのあるしっかりめのコットンです。

よく見ると、フロント部分は止めるものがなく、ぱかっとオープン!

なぜに?と思いお話を聞くと、こちらはソビエトの軍ものをフランスで買い付けたとのこと。

フロントがオープンなのは元々インナーだったから。

ソビエト連邦崩壊が1992年なので、少なくとも30年以上前のもの、ということになりますが。

30年以上前、ソビエト連邦の軍人さんが極寒の彼の地でこれで暖をとっていたかもしれない…。(ぱかっの構造的に多分男性用)、ヒートテックなんて知ったら驚くだろうになどと勝手な妄想も。

ちょこっと手を加えて

フロント部分に手を加えれば一枚でも着られますよ、とのお言葉だったのでスナップボタンをつけ。

ウエストも大きかったので後ろのボタンの位置も変えて。

ほんのりピンクなぞを足して。

もちろん、ペチパンツとしてワンピースに合わせてもよさそう◎

1990年代、ソ連の軍人さんが着ていたかもしれないパンツが、30数年後の東京の片隅で着られている。

時間と空間を越えたリレー、妄想込みでワクワクします。

めくるめく白黒の世界の入口、VRISKOさん。

また訪問しますー!

051 みさへい

撮影掲載許可いただいています

みさへい

会社員 / 東京都 /

44歳/夫・娘(9歳・5歳)/手づくり部・料理部・美容部/衣・食・住・遊、興味の対象は幅広く、ゆえに時々とっ散らかってます。100人隊3年目も、自分の「好き!」に正直に貪欲に、面白いことワクワクすることを沢山見つけていきたいです。双子座AB型、二面性の塊のように思われがちですがわりと単純。身長160cm。

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