こんにちは、moiです。
前回のクリップでコメントをいただいて
今日は療育にかかるまで葛藤した時期のことを書きたいと思います。
認知はしていたけど受容はできていなかった。
私は比較的早い時期から発達を心配していて検査が終わった時には「やっぱり」と言いました。
今後のことを心理士さんと冷静に話して帰ったのですが家につくと徐々に動けなくなりました。
検査を待つ数カ月で覚悟を決めたつもりだったのですが、そうかもしれないと思ってる時まだ一縷の望みを持っていたようで確定するともう逃げ場はなく不安や悩みで頭がいっぱいになってしまいました。
ちょうど昇進したタイミング
怒涛の日々の中、時短勤務があける前にラストチャンス!と睡眠時間を削って勉強し試験に合格。
春に昇進したばかり、なんとか仕事を続けながら療育を受けられる場所はないかと探しました。
仕事を続けながら通えるのは市内で1か所だけ
いま10人に1人は発達障害があるというし、共働きも当たり前の世の中になってきているからなんとかなると思っていたのですが
調べるとフルタイムでは到底無理なスケジュールのところばかりでした。
まずその施設へ見学予約の電話をすると思わぬ展開になります。
あなたの仕事って辞められないほどの仕事?
電話をかけたタイミングで受付の方から先生がいないので施設長と代わりますと言われて話すことに。
見学に行きたいこと、仕事を続けながら通いたいので遅い時間帯希望なことを話したらこれを言われて「え?」って思わず言いました。
いま大切な時期よ?お母さんは子供より仕事が大切なの?
続けざまにこれを言われて頭の中が真っ白になりました。市で療育が必要と言われ見学を申し出ただけの段階です。
息子を見たわけでもなく我が家の経済状況も知らない。向こうにはなんのデータもない状態でこんなことを言われるのか。
支援者として熱心な方だったのかもしれませんが私はこう思いました。
小さな子がいる35歳の女性でこれから新たに正社員になるのがどれだけ難しいか知っていますか?
グッと我慢して会話をし後日また連絡しますと電話を切りました。
思わず姉に電話して相談すると
“子供だけじゃなくて親の気持ちにも寄り添ってくれないところに信用して預けられないんじゃない?”と言われて納得。
結局そこには見学も行かず、子供と親に合う療育先を探すのって意外と難しいことに気がついてまずベストな療育先を探して契約しました。実家の両親もサポートしてくれると言ってくれてました。
でも、ここからどんどん母親ならって考えに苦しくなっていきます。
職場でも。
お休みを貰うことが増えるのでまず上司に相談しました。
チームワークが必要な仕事なのでみんなに事情を話した方がいいと言われたのですが
この頃息子のことを考えるだけで涙が出てしまう状態で正直話せないし話したくなかったです。
でもまず数人の先輩から話しました。
ひとりの先輩から
「仕事より子供見てあげたほうがいいんじゃない?私なら辞めるなぁ」と言われた時ズキッとしました。
私だって息子のサポートをしたい。でも、これから息子がどう育つか分からないからお金が必要で辞める決断が出来ないのに…
会社にも徐々に居づらくなっていました。
この頃毎朝米津玄師さんのM87を聴いて出勤していました。この痛みが分かるのは私だけそれは仕方ないこと。息子の為に諦めない。ウルトラマンの様に戦おうと思ってました。
子供を全力でサポートしたい気持ちと仕事を諦めたくない気持ち
この頃ひどい腹痛で貧血を起こして倒れたりしていて
大きい病院で検査をして「症状を止める薬は出せるけど、ストレスが原因なので根本的な治療はここでは出来ない。」と言われ心療内科をすすめられました。
休職して考える時間をもらった。
病院に行くと即休職の診断がでました。
もう限界だったので仕事から離れると急にガクッと調子を落としてしまい実家の母のサポートをうけてなんとか回復しました。
仕事をしていた時夢や希望より問題なく毎日を過ごすことを目標に生きていました。
休んだことで本当はこうしたい!こう生きていきたい!自分の本当の気持ちが分かってだいぶ無理をして生きていたことも知り
これからは自分を見失わずに生きていくんだって決めた時アイプチをやめられました。
発達障害の告白はやっぱり勇気が必要だった。
最初のクリップを書くときすごく勇気がいりました。
LEEに合わない内容ではないか心配で編集部に確認してもらったところTさんが電話をくださって
以前にも100人隊OBで発達障害のことを書かれた方がいたこと、同じように悩んでる人は必ずいるから力になると思うと言ってくれました。
話しながら2人で泣いてました。
LEEで書こう!と決めていたのですが顔を出している以上夫にも意見を聞こうと相談した時こんなことを言ってくれました。
障害があるとわかったら避けるような人と仲良くなりたい?俺は付き合いたくない。
私と息子に発達障害があると知ったら周りに引かれるのではないか?今後デメリットが大きいかも…と話すとこう言われました。
それに感銘を受けて
そうだよねー!と強気になっていたら
「あと言うのはもちろん良いけど実際そうゆう人に傷つくことを言われるかも知れないっていうことは心に留めておいたほうがいいよ」と突っ走る私に一言。
…夫は私のカウンセラーですね。
それも踏まえて改めて話す決意をしました。
発達障害があっても働いて幸せに生きていけると示したい
これは息子だけでなく読んでもらってる読者さんに対してもです。
お子さんの発達で悩んでる方自身の発達障害に悩む方も「moiさんもなんやかんややれてるし」と思ってもらえたら幸いです。
現在2年目なので活動期間は後1年10ケ月。
そんな姿を見せられるようまず体調を安定させたいと思います。
息子のことは常に葛藤、自分自身も宙ぶらりん
全然すごくないです…。
LEEの誌面に載せていただく時も前後の日で体調を調整して臨んでいます。
あの日孤独と絶望の中の私と一緒に泣いてくれたTさんにとても感謝しているし
編集部の人達は会うとみんな優しくてキラキラした力を貰っています。
LEE100人隊は私のサードスペースです。
まだ私も葛藤の中にいます。
読んでいただきありがとうございました。
次回大人になって発達障害が分かった私の話をしたいと思います。
ではまた☻
moi
moi
主婦 / 神奈川県 /
36歳/夫・息子(3歳)/料理部・美容部/2年目隊員です。身長155cm。自分の好きを少しずつ発見してます。思い切ってやめたアイプチからの一重メイクや家庭菜園・庭造り・ファッション。息子の療育や家庭でしてる工夫。日々あったさまざまなことを書いています。片付けが苦手。2年目の抱負は【好きをもっと煮詰める!】書くことが大好きなので気持ちを乗せてこれからも更新していきたいと思います。よろしくお願いいたします。
この記事へのコメント( 14 )
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