LEE3月号が発売になりましたね。
ファッションにインテリア、暮らしに料理にと盛り沢山の内容。
@home LEE の別冊や100人隊の皆様のハレの日コーデも参考になります。
「本音で語る、発達凸凹の子どもの暮らし」に経験談を少しだけお話しさせていただきました。
私自身、今回一番ドキドキしたこと。
3月号にて「本音で語る、発達凸凹な子どもとの暮らし」にて少しだけですが、私自身の経験を話をさせてもらっています。
今回、この特集のはmoiちゃんのブログがきっかけとなりました。
息子君の発達の凸凹が分かり、向き合う覚悟を決意したブログに、私自身も経験があるので、074moiちゃんの心が少しでも軽くなればとコメントをしました。
このやり取りを編集部の方の目に留まり、今月号の特集へと実現しました。
子どもの発達の凸凹はとっても繊細なテーマ。
世の中の流れもあり、ちょっとずつ認知はされてはいますが、まだまだ理解してもらえないこともあります。
ますば現状を知ってもらう、それが発達凸凹の子どもがいる家庭の願いだと思うのです。
moiちゃん自身の経験や、療育の現状などをたっぷりと語ってくれている内容で、発達の凸凹の子どもと向き合う現状など、色々な現実を理解してもらえる機会になるインタビュー。
また現在発達の凸凹を持つ子どもの家庭のYouTube「えぬくんちゃんねる」にて、えぬくんの発達凸凹を発信しているえぬくんママさんや漫画家かなしろにゃんこ。さんのインタビュー記事や専門家のお話や大人の凸凹についての内容のインタビューもあり、発達の凸凹のある方たち接する時のヒントになればいいなと思っています。
長女と療育にお世話になった日々。
LEE3月と一緒に写っているのは長女が4歳から5歳になる間に週2回保育園と並行で通園した療育園のお便り帳やその時々で先生方が色々と作ってくれた工作の作品。
12歳の誕生日のお祝いのブログに少しですが、長女の今までの様子を書かせていただいてます。
初めての子育て、その上発達の凸凹があるのかも…と思い始めてからはとにかく必死でした。
療育を開始した直後は次女も生まれたばかり。
言葉の発達がゆっくりだったので、言いたいことが言えず、癇癪をおこしたり。
子育て支援センターにお出かけしても、興味がないのか周りの子のようにみんなでお遊戯したりしない。
その姿を見ると何だかしんどくて、次第に親子でお家にばかりこもっていました。
こだわりも強く、ショッピングモールにお出かけすると納得するまで一日中帰らない、決まったお店で決まったお菓子を買わないと気が済まないなどの行動もあり、乳幼児を抱えた私にはとにかく試練でした。
夫が休みの土日は長女の付き添いは夫にお任せしていたほど。
夫も辛抱強く付き添ってくれていたと思います。
そんな中、親子で療育通いは私にとっても色々と相談ができる、みんなとお遊戯をしなくても自分の気持ちの切り替えが出来るまで丁寧に寄り添ってもらえたりと心強い場所でもありました。
できることも徐々に増えて、気持ちの切り替えもできるように。
色々と支えられて、療育と並行しながら保育園時代を過ごしてきました。
小学校入学の時にもかなり悩みましたが、私の住む地域では特別支援学級も発達の特性によって細かくクラスが分けられており、まずは自閉・情緒クラスに在籍をして様子を見ることにしました。
最初は国語、算数、道徳や硬筆の時間は特別支援学級で、そのほかの教科は友達がいる交流学級(通常学級)で過ごすことからスタート。
入学後の療育は…?
小学校入学後は特別支援学級に在籍する以外は特に療育の機関には通っていませでした。
放課後デイサービスを利用することも考えましたが、悩んだ末に通っていた保育園が学童もしていたので、そちらに通わせることにしました。
放課後デイサービスは地域内にはなく、どうしても地域の子供達との人間関係が作れないなと感じていました。
私自身も娘の特性もあり、地域の子供達でトラブルがあると申し訳ないなと思って積極的に関わることに躊躇していました。
しかし、この地域で過ごす以上、トラブルがあってもきちんと娘の特性を理解してもらいながら長女自身も人間関係を作っていく必要が出てきます。
それなら長女の特性を理解してくれた保育園の先生方も近くにいる併設の学童なら私も色々と配慮してもらえると思ったので3年生まではお世話になりました。
我が子にとってはそれが良かったと思っています。
人間関係が次第に出来て、ケンカをしたり、トラブルに巻き込まれて泣いたりと色々とありましたが、そこから今後につながる友人関係も形成されました。
もちろん、特性によっては放課後デイサービスなどでしっかり療育を兼ねて過ごした方が成長や自立に繋がる場合もたくさんあります。
しっかりと相談をして就学後の放課後の過ごし方を決めるとよいと思います。
発達の凸凹と付き合って10年目。小学6年生の現在。
発達の特性は子どもによってそれぞれ。
こだわりや敏感さには本人なりの理由があります。
そんなこだわりや敏感さを感じて過ごしている子ども達はやっぱりしんどいのかもしれない。
そのしんどさに寄り添って、見守ることが大切なんだと気付いて、出来る限りは見守る姿勢を意識はしてきました。(つい感情的になることもありましたが…)
学年が上がるにつれて、徐々に色々な成長を感じるように。
「自立」という時間が特別支援学級の授業であります。その授業で長女が作ってくれたメッセージカード。授業内容は担任の先生に任されているようです。
授業の一環として作成したものではありますが、私にとっては大切なメッセージ。(親バカですみません…笑)
小学2年生の頃に書いてくれたはず。
できる限り日々のご飯作りやお祝いのご飯作りを頑張って記憶の片隅に残して欲しいと強く感じた大切なお手紙です。
本人は通常学級(我が地域ではこう言っています)で友達と1年生の時から過ごしたいと思っていました。
でも新しい環境に馴染むのに時間がかかるので、みんなとずっと過ごしていると先が読めなくて緊張してしまう。
最初から躓くよりはゆっくり様子を見て通常学級で過ごせる力を特別支援学級にて身につけてきました。
本人の成長と寄り添いながら、焦らずゆっくり。
5年生になり、友人関係も築けるようになりました。特別支援学級や在籍する通常学級の先生方とも連携して6年生から通常学級に在籍を希望することを教育委員会に審議してもらい、審議が通り、昨年の4月に通常学級に移りました。
不安はありましたが、6年生になってからは週1回の通級指導教室で気持ちを落ち着く時間を作ってもらいながら通常学級クラスでの思い出をたくさん作り、友達もたくさんできました。
小学校卒業前に思うこと
発達の特性と向き合うことは親としてしんどさもありましたが、特性と向き合うからこそ本人自身がその特性を理解して自分自身を冷静に分析をして行動できるようになっている気がします。
特性はそれぞれなので、しっかりと支援をしてもらい成長や自立を助けてもらうことも、我が家のように自分からみんなと頑張りたいと通常学級に移行したりと本当に色々な形があります。
通常学級に移行したからといって終わりではありません。
通級指導教室にてフォローをしてもらい本人の困りごとを緩和してもらったり、今後は高校受験に向けての準備も必要になります。
私自身もまだ手探りの状況。
でも、本人の力を信じているので、不安ながらも自分で乗り越える力を持っていると思っています。
最近、長女に「1番大変だった3、4歳の頃の記憶ってある?」って聞いたら「ほとんどない。」という返事。
親が必死でもそんなものですよね(笑)。
でも今はあの頃には想像もつかないくらい心も身体も成長しました。
大変だった分、たくましく成長する姿が本当に嬉しい。
いつも洗濯物を片付けてくれているし、私の仕事が遅い日は妹にも寄り添って一緒に宿題をしてくれていたり、先に妹を誘導してご飯を食べてお風呂に入るまでをしてくれます。
私にとって長女は頼りになる存在です。
発達の特性があろうとなかろうと子育てに悩むのはきっとみんな一緒です。
今回の特集を通じて、たくさんの方々に発達凸凹の子どもたちとの暮らしを知るきっかけになるのではないかと思います。
また、私の経験が少しでも誰かの役に立てばと思います。
TB - akari
会社員 / 広島県 / LEE100人隊トップブロガー
47歳/夫・娘(13歳・10歳)/料理部・美容部10年目に突入。娘たちも成長していろいろと環境も変化していますが、家族でおいしいご飯やおやつを食べるのが何よりも大切な時間です。100人隊での活動は素敵な出会いや心を豊かに暮らしを楽しむヒントをたくさん教えてもらいました。ラストイヤーも自分らしい「モノ」「コト」選びを大切に発信をして悔いのない1年にしたいと思います。身長162cm
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