こんにちは！ 059ツナです。
あっという間にもう２月！お正月を迎えたのはついこの間だったような、もはや遠い昔のような…。そんな不思議な感覚を覚えています。
さて、２月のブログ１本目は（また）本のご紹介です。
益田ミリさんの本が好き。
漫画家であり、エッセイストでもある益田ミリさん。
最近では『僕の姉ちゃん』『スナック キズツキ』がドラマ化されたり、小説を執筆されたりと、ますますご活躍されていますよね。
イラストはほんわかしているのに、描かれている内容やセリフにはっとさせられることも多々。そんな益田ミリさん作品を、昨年末から夢中で読み返していました。
今回はその中から「やっぱり何度読んでもいい！」と感じたシリーズものを紹介させてください。
おなじみ、『すーちゃん』シリーズ
益田ミリさんといえばこの作品！そう感じる方も多いんじゃないかな。
言わずと知れた名作、『すーちゃん』シリーズです。
（シリーズ１作目では）30代半ば、独身、彼氏ナシのすーちゃん。そんなすーちゃんの日常と、その中で感じるモヤモヤなどが描かれている作品です。
私が初めて読んだのは30歳になるかならないかの頃だったかな？
年齢こそ違えど、当時独身・彼氏ナシだった私。仕事のことも含め将来が不透明だったあの頃、「わかる…わかるよ、すーちゃん！」と共感しまくりで読んだものです。
すーちゃん以外の登場人物に共感する点も多かった！
なのに、あら不思議。
結婚して子どもを持って40代になった今読み返しても、「わかる…わかるよ…」と共感してしまうのです。
年齢を重ねてライフスタイルが変わっても、結局モヤモヤがきれいに解消されることはないのかもなぁ。
私は何かと考え込みやすいタイプで、そんな自分に「めんどくさいなぁ」とウンザリすることも。
でも「たくさん考えて、たくさん考えたおばあさんになる」と言うすーちゃんには強く共感！このままでも悪くないかも、と自分を肯定できた気がします。
迷い悩みながらもどこか軽やかなすーちゃん。その生き方に元気をもらえます。
シリーズ最新刊ではすーちゃんも40歳に。
読むと胸に迫るものがあり、私は両親に会いに実家に帰りたくなりました。そして実際、年末に帰りました
私的・憧れのお母さん像。
はっ、長くなったのでここからはさくさくいきます！
『週末、森で』は、森の近くで暮らしはじめた早川さんと、それを週末ごとに訪ねてくるマユミちゃん、せっちゃんの物語。
田舎暮らしを始めてもスローライフとは無縁、お取り寄せ大好きな早川さんのキャラクターが秀逸です。笑
この本も30歳前後の頃に読んだのが最初かな。マユミちゃんとせっちゃんのモヤモヤ（イライラ？）が痛いほどわかり、だからこそ早川さんの言葉にはっとさせられたものです。
＊
『きみの隣りで』では、早川さんは小学生の息子がいるお母さんになっています。
おおらかで軽やか、マイペースだけどぶれない軸がある。私も早川さんみたいなお母さんになりたいなぁ。
くすっとしながらもたくさんの気づきに出合えるシリーズだと思います。
なんとも愛おしい、
「平均年齢60歳」の家族の日常。
そして『沢村さん家のこんな毎日』シリーズ。
父70歳、母69歳、独身・彼氏ナシの娘40歳。そんな「平均年齢60歳」の家族の日常が描かれています。
穏やかなお父さん、ちょっと天然（時々毒舌）なお母さん、そして少々勝気なヒトミさんのやり取りが何ともほほえましいのです。
ほっこり笑えることもあれば、ちょっと切なくしんみりすることも。家族とのなんでもない暮らしが愛おしく思えてきますよ◎
個人的にはヒトミさんの同僚とのガールズトーク、経理の白鳥さんシリーズも好き。笑
＊
ゆるっとしたイラスト、なのにメッセージ性の高い内容。益田ミリさんの作品を読み返して、その魅力を再発見できたような気がします。
LEE世代のみなさんに改めておすすめしたいです◎
方向性は異なるけれど、これもおもしろかった！益田ミリさんの幅広い知識はこうやって得られているのか…。
ツナ
主婦 / 長野県 /
44歳／夫・息子（8歳）／手づくり部・料理部・美容部／生まれ育った東海圏を離れ、自然豊かな信州でゆるりと暮らしています。カフェや雑貨屋めぐり、読書が大好き。手作りや文章を書くことにも興味があります。にぎやかすぎる息子中心のドタバタな毎日を、笑顔で心穏やかに過ごせるよう奮闘中！服も暮らしもシンプル好みですが、ノスタルジックで温かみのある東欧・中欧の雑貨には目がありません。
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ツナ