19世紀末ごろにパリで活躍していたスイス生まれの画家、ヴァロットン。
風刺やブラックユーモアに溢れた、おしゃれな木版画で有名になったようです。
現在三菱一号館美術館では「ヴァロットンー黒と白」展を開催中で、私も行ってきました。
※撮影可能なエリアでのみ写真を撮っています。掲載のご許可をいただいています。
私が行った日はお仕事終わりの夜の時間帯だったこともあり、館内は混雑もなくかなりゆったり観ることができました。
木版画の世界
版画なので作品そのものは基本黒と白ですが、モノクロの表現の奥深さに思わず見入ってしまいます。
館内装飾にも注目
館内の展示の数字だったり、壁に映し出される影絵にも遊び心が溢れています。
あれ、さっきまでここに何か映ってたような…?
あ、あんなところに!!!
というような驚きがところどころに隠されています。
黒と白の人間ドラマ
今回の展示で私が一番心惹かれたのは「アンティミテ」という連作。
もちろん全部版画でモノクロなのですが、モノクロの版画なのにそれぞれの作品に繊細な人間ドラマが凝縮されて表現されていて、想像力を掻き立てられます。しかもそれが少しブラックユーモアを漂わせていて、結構おもしろいです。
「アンティミテ」の連作をモチーフに、サティの音楽を融合させた短い映像作品も制作されていたのですが、この映像スペースには腰掛けるところもあるので、作品の余韻に浸ったまま一息つくのにもぴったりです。
この日は館内が空いていたこともあって、私も映像作品にじっくりゆっくり見入ってしまいました。ヴァロットンの作品とサティの音楽が本当に合っていて、これはずっと見ていられます。
おみやげも黒と白
もちろんおみやげのラインナップもモノクロのものがたくさん。おしゃれな白黒のTシャツや手拭い、蕎麦ちょこなどもありました。
西洋画とは一味違うヴァロットンの木版画が三菱一号館美術館で見られるのは年明け1月29日まで。
美術館のあるブリックスクエアには雰囲気の良いカフェやレストランもあるので、冬のお出かけ先の候補に入れてみてはいかがでしょうか。
![](https://lee.hpplus.jp/wp-content/uploads/2024/12/03/066cana.jpeg)
066 - cana
会社員 / 東京都 / LEE100人隊
38歳/夫・娘(0歳)/手づくり部・料理部・美容部/インテリアやお料理が好きです。素敵なお部屋や空間を見ると目が輝きます。本業ではないもののインテリアコーディネーター資格もあるので、今後何か活かせたらいいなと思っています。パリを始めとした海外旅行や、フランスの雑貨、映画も好きです。最近再び、手紙や手帳など「書く」ブームが自分の中に到来中。暮らしの中に楽しみを見つけて、ご機嫌な日々を送っていきたいと思っています。身長155㎝。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
066 cana