ずっと気になっていた午後さんの「眠れぬ夜はケーキを焼いて」。
小説が好きなのですが、
全て買うと家が本に埋もれるので、
1度しか読まない本はもっぱら図書館頼み。
自分で買う本は実用書が多いです。
あとは、図書館に置いていないけれど
手元に置いておきたいマンガなど。
そんな私にとって料理マンガは実用書としても
読みものとしても読めるので
購入に至ることが多いです。
午後さんの「眠れぬ夜はケーキを焼いて」は
読んだ途端に「好きだなぁ」と思えた一冊です。
帯のなかしましほさんの言葉に
「午後さんのマンガは、ほかほかのケーキのよう。ちょっとダメな日も、ケーキが焼きあがる頃には“こんな日もある”と思えるのです」
とあるように、
なんだかダメな自分も肯定してもらえるような
素敵な本なんです。
午後さんは夜型の方のようで
バイオリズムの関係で
一日中寝て過ごしたり。
そんな日でも深夜に夜空を見上げると
生きていることを許されるような気になるそう。
宇宙に比べれば自分なんてちっぽけな存在
とは良く言いますが、
まだその境地には立てない私。
だから、クヨクヨもするし、凹むこともある。
そのせいか、20代の頃から、生きることは頑張ることのような気がしてなりません。
頑張るのはしんどいなーという
ネガティブな気持ちが
むくむくと出てくることもありますが、
午後さんのマンガはそんな私にも寄り添ってくれる
優しい優しいマンガだなと思います。
マンガゆえに料理の工程も
「ここで〇〇をしまっておく」等、
かしこまらず普段通りの工程が記されていてとても分かりやすいです。
優しくて美味しそうな午後さんの本。
「眠れぬ夜は~」なんてタイトルを書きながら
私は寝つきは良いので夜は早々に寝てしまうのですが
秋の夜長、
深夜に物悲しい気持になる人には
とても共感できる本としてオススメです。
(あと、午後さんの飼い猫が全然空気読まない感じが好き♡)
マル
会社員 / 東京都 /
44歳/夫・息子(13歳・9歳)/美容部/本とお酒とおいしいものが好きです。家族や友達と笑いあう時間、1人で過ごす時間、どちらも大切に毎日を過ごしています。日々の楽しいこと、役立つこと、胸に響いたことなどを、クリップに綴っていけたらと思っています。LEE100人隊の活動を通して、たくさんの出会いがあればうれしいです。
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マル