LEE100人隊 No.069 にこぷん
📌阿寒摩周国立公園ほか
北海道在住。夫、長女11歳、長男8歳。
皆さま、国立公園ってご存じでしょうか?
旅先や観光地で「○○国立公園」と書かれた看板があることくらいしか
イメージできずにいた私。
日本の国立公園は34カ所指定されており、そのうち6カ所が
私が住む北海道内にあるそうなんです。
そして振り返ってみると、私自身、道内の国立公園は
すべてコンプリートしていることが判明!
中でもここ数年何度も訪れ、思い出の多い「阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園」についてを中心に、魅力をレポートしたいと思います。
【阿寒摩周国立公園】って?
北海道東部に位置する「阿寒摩周(あかんましゅう)国立公園」。
釧路空港からのアクセスがいい場所ですが、
高速道路の延伸によって札幌市内から車でも足を延ばせるようになりました。
道東に出かけるのが好きなわが家は、国立公園とは特に意識せず毎年のように通っていました。
神の子池
わが家が訪れた2017年に「阿寒摩周国立公園」に編入されたという「神の子池」。
泊まった宿の方におすすめされ、森の中の林道を車で進んで、その後てくてく歩いて向かいました。小さな子どもでも大丈夫な道です。
湧き出す伏流水のおかげでまったくよどみのない、見たこともない色をしています!
なんだかおとぎ話の妖精や神の使いでも出てきそうな雰囲気で、本当にその名の通り。
子どもと一緒に、自然の生み出す神秘的な色をじーっと見つめることに。
神の子池を見た後は、そこからアクセスのいい「裏摩周展望台」もおすすめです。
霧の摩周湖
霧が名物の「摩周湖」へ。
展望台に着いた瞬間、真っ白。家族で写真を撮っても真っ白(笑)。
霧だけでなく、風もビュービューと吹き抜けます。
私と息子の髪の毛を見ていただけるとわかるかと。
ただ、お天気はころころ変わるので、嘘のようにあっという間に
霧の晴れ間が出たりもします。
オンネトーから雌阿寒岳(めあかんだけ)を望む
「オンネトー」とは、アイヌ語で「年老いた・大きな沼」という意味。
阿寒摩周国立公園の最西端に位置する、美しい湖です。
天気や日差しで湖の色づきが変わるのが、写真からもわかっていただけるでしょうか。
森をてくてく散策
子どもたちも道中、疲れただのしんどいだのと言いながら、
移り変わる景色を楽しみながら歩きます。
子どもの機嫌と同じように、お天気もどんどん変化。
植生も、本州とは雰囲気が違っています。
全身で自然を感じられるカヌー
3年前には、屈斜路湖(くっしゃろこ)から釧路川にいる生き物を
探しながら川下りするカヌーツアーに参加。
カヌーに乗っていると、感じる温度や湿度が、陸上とは全然違います。
水面をすーっと移動していると、ちょっと水鳥になったような気分。
ガイドさんは、カヌーを操縦しながら、このエリアの自然と
人の暮らしとのつながりなど、
子どもにもわかりやすく丁寧に教えてくれました。
より深く自然を体感
川の小さな虫を目当てにトンボも寄ってきます。
家族で鳥の鳴き声にも耳を澄ませたりと、五感はフル回転。
カヌーの上で休憩しながら、水中めがねで生き物を探す時間も。
親も子どもも真剣に!
普段は虫や生き物が苦手な子どもたちも、きゃーきゃー言い、
触ってまたおっかなびっくり!
最後はにっこり満足していたことも、いい思い出です。
カヌーで下った川には、途中に大きな流木があったり、
背の低い樹をよけるために屈んだり……。
今では小学校6年生になった娘と一緒に、
今回、3年前のカヌー体験の写真を見ていると
「ああ、このコケ! アニメの世界みたいで、幻想的だったわ~」と。
当時は幻想的なんて言葉を知らなかったのに。
きっとこうやって、自然を表現する言葉を知って、
また見える景色も変わり、豊かになっていくんだろうなあって。
わが家と、北海道の国立公園
“転勤族あるある”ですが、ご縁のあった土地に住んでいる間は、
とにもかくにも旅してまわります。
飛行機代がかからないのをいいことに、北海道もあれこれと巡るうちに、
8年間で全6カ所の国立公園をコンプリートしていました。
「阿寒摩周国立公園」以外にも印象深い思い出を、以下にピックアップしますね。
【釧路湿原国立公園】塘路湖(とうろこ)からカヌーに
こちらは約5年前に訪れた「釧路湿原国立公園」。
写真の「細岡展望台」から眺めることができる、日本最大の湿原と、蛇行する釧路川は圧巻でした!
子どもたちのカヌーデビューは、「阿寒摩周国立公園」の前、
この「釧路湿原国立公園」でした。
塘路湖から出発し、釧路川のど真ん中をカヌーで進みます。
流れはゆったりしており、カヌーデビューにもぴったりです。
【大雪山国立公園】タウシュベツ川橋梁と糠平湖(ぬかびらこ)
また別の夏に訪れた「大雪山国立公園」内にある、
「タウシュベツ川橋梁」と「糠平湖」。
こちらも地元のガイドさんの案内で、見どころを回りました。
自然の中で朽ちていく旧国鉄の人工物に圧倒されっぱなし。
「ここに鉄道が走っていたなんて」と思うと、歴史のロマンが
ぐっと胸に迫ってきました。
家族の思い出のそばに国立公園
こうやって振り返ってみると、国立公園は
いつもわが家の思い出のすぐそばにありました。
今は川の流れに浮かぶように、流れに身を任せるしかない社会状況かもしれませんが、
早くのびのびと動き回って、ほかの国立公園にも足を運んでみたい!
今回の振り返りで感じた気持ちや、あらためて知ったことを胸に、
北海道外の国立公園へもぜひ旅に出たい!と思います。
さ~、成長しつつあるわが子たちは、ついてきてくれるでしょうか!?
全国のLEE100人隊の「#わたしの国立公園物語」もチェック!
にこぷん
主婦 / 北海道 /
41歳/夫・娘(12歳)・息子(9歳)/料理部・美容部/100人隊2年目。京都出身。転勤族で浦安、福岡、仙台と転々として今は札幌に暮らしています。会いたい人には会いに行く!見たいものやりたことはやってみる!フットワーク軽く、いつでもニュートラルな自分でいたいと思っています。こどもや家族との時間も大切に、40代に入った自分の時間も充実させたいです。旅、おいしいもの、本が好き。
この記事へのコメント( 2 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
にこぷん