こんにちは。りーぬです。

LEE8月号で杏さんがインタビューで言及されていた、山田風太郎さんの著書「人間臨終図鑑1」を読みました。

歴史上の人物の臨終の様をまとめた本

く、暗い…。本の表紙から暗い！

これは怖そうだな、失敗したかな？

と思いきや、亡くなった年齢の若い順（10代〜49歳まで）に、歴史に名を残す著名人（英雄、武将、政治家、作家、芸術家、芸能人、犯罪者など）の死に様が、短編小説のように短くまとまっていて、読みやすかったです。

※短いと1人1ページ程度だったりします。これなら私でも読める！

パラパラめくっただけでも、

えっ、天草四郎って、17歳か…

まだ子供…

滝廉太郎、24歳

若すぎる…

太宰治、39歳…

30代で「人間失格」書いたのってすごい…

井伊直弼って、45歳か…

今の夫と同い年…

ザヴィエル、46歳か…

などなど、歴史上の偉大な人達が自分の年齢と近かったり、自分より若くして亡くなられたという事実。

昔の時代の寿命の短さ、人生の終末期の様々なストーリーを、身近に、リアルに感じることができて、不思議と引き込まれてました。

人がどのように生きたのかが、どのように死んだかで伝わるものがあります。

人の死を語るには度量が入りますが、スッと読みやすく、その人物にますます興味がわく重厚な文章は、きっと山田風太郎さんのお人柄や、多くの人へのリスペクトがあるからなのではと推察します。

パラパラ読んだだけでも、自分が有名になるとは知らず亡くなっていったり、まさか！という瞬間に亡くなり、しばらく周囲も知らなかったり…

太宰治の入水自殺は有名ですが、端的なストーリーとして少し詳細に描かれていたので、より鮮明に想像し、身近に感じることができました。

本当に何百という沢山の歴史上の人物について掲載されているので、歴史に疎い私でも知っている人が沢山！

杏さんは博識なので、きっとどの方もご存知で、それはそれは興味深いに違いないことがわかります。

人間臨終図鑑2〜4もあるようです

こちらの文庫本ですと、「人間臨終図鑑2〜4」もあるので、亡くなる年齢が高齢になると、またストーリーが豊富で雰囲気が違いそうな気もして気になっています。

死を学ぶことで、不思議と1日1日を前向きに大切に生きようとか、こんな風に生きたいなど（反面教師を含め）、人生のヒントがあったように思います。

私は、感謝と思いやりを大事にしながらピンピンコロリと寿命を全うしたいので、やっぱり後悔のないよう、毎日の健康管理と家族や周囲の笑顔を大切に日々過ごしたいです！

奥深い書物ですが、読みやすいのでおすすめです。

今日は広島が被爆して77年目の日。

世界平和の実現を願って、8:15に黙祷しました。

LEE9月号を読んで平和について考えたいですね。

034りーぬ