おでかけ部

お伊勢参りへ(からの大阪の旅)

  • TB あき

2022.07.30

  • 8

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7月のはじめ、友人と2人でお伊勢参りの旅に出かけました。

長年の付き合いの友人と、お伊勢参りに行きたいね、と話したのはコロナ禍になる前のこと。
わたしは実家が大阪なので、行きか帰りに帰省も絡めて出かけたいと考えていたのですが、コロナ禍となり、旅行はおろか実家にも帰れない時期が続きました。
今年に入って具体的に計画を始め、このたび何年越しかの念願のお伊勢参りとなりました。

一緒に旅した友人は、もとは子どもの幼稚園時代のママ友がきっかけで仲良しになり、家族ぐるみのお付き合い。今では互いに子どももだいぶ手が離れ、アラフィフ同士これからの第二の?人生に向けて、このタイミングでお伊勢参りで諸々清めたい!と意見が一致し、今回の旅が決まりました。
気心知れた女性2人旅ほど楽しいものはありません。
集合場所の早朝の博多駅から異様なテンションの高さでずっとしゃべったまま、いざ伊勢へ向かいます。

しまかぜで伊勢神宮へ

今回は新幹線で大阪に入って、近鉄特急「しまかぜ」に乗って伊勢神宮を目指しました。
「しまかぜ」は近鉄の観光特急です。
車内は明るくてとてもきれい、細やかな部分まで気が利いていて、ラグジュアリーな特急といった感じ、座席も広々として快適この上ありません。
ここでも友人と2人、景色を楽しむのも忘れ延々と喋りしていたらあっという間に到着しました。

伊勢でお昼ごはん

伊勢神宮は外宮と内宮があり、外宮からの参拝が習わしとされています。
わたしたちもまずは外宮から、とその前に、お昼ごはんを食べてから。
「あそらの茶屋」さんでお粥をいただこう、と楽しみにしていましたが、お粥は朝のみのメニューだとお店についてから判明。
ぎりぎり昼げの時間帯だったので、お昼の御膳をいただきました。

 

かまどさんで炊きたてのごはんはつやつやしてとてもきれい、これだけでとっておきのご馳走です。南伊勢の真鯛のお刺身は、濃厚なごまだれと合わせて鯛茶漬けにしていただきます。
この日は朝からカンカン照りの快晴、外を少し歩くだけでも汗ダラダラでしたが、おいしいおだしでさらさらーと、あっという間に完食。
デザートのぜんざい(小さな器にほんのり甘い小豆が入っていました)がこれまたとてもおいしくて印象に残りました。

「あそらの茶屋」さんは、1階が物販、2階が茶屋となっていて、外観も内観も趣があってとても素敵なお店でした。
1階では、調味料やお菓子をはじめ、茶屋で提供される釜飯の素やお粥のセットなども販売されていて、お土産を選ぶのも楽しかったです。
(お店のHPより)

外宮からお参り

腹ごしらえができたところで、外宮からお参りです。

外宮は木々が森のように密集しているので、参道を歩く間はずっと木陰、ひんやりと天然の冷房のようで涼しかったです。
時々隙間から木漏れ日が差して幻想的でした。



続いて内宮へ

外宮から内宮までは少し距離があります。
すぐにタクシーに乗ろうとするアラフィフのわたしたちですが、ちょうど外宮を出たところに内宮行きのバスが到着、すんなり乗ることができて内宮を目指します。
(この日は平日だったため、どこも人が少なく、移動も休憩も買い物も混雑なし、その点がとても楽でした。)

内宮のお参りは、この宇治橋からはじまります。
この橋は、日常の世界から神聖な世界を結ぶ架け橋といわれているとのこと、渡る一歩一歩を踏みしめながらわくわくしていました。

内宮の長い参道を歩いている間、澄んだ空気の中に身を置いてるからなのか、いつもは雑念だらけの頭の中がすっきりと整理整頓されているような気がしてきました。
天照大御神をお祀りしている正宮以外にもたくさん見所がありました。
何よりも心に残ったのは、美しい自然の景観と森の中の木の濃い香りに包まれたこと。
香りに包まれる、という体験は、これまでにも経験したことがあったと思っていましたが、違いました。
今回伊勢神宮にお参りをして一番感じたのは、森に包まれる、という感覚。
想像できないくらい太古からある建造物や木々は、自分よりもずっとずっと大きくて、まさに包み込まれている感覚、ときどきふっと、恐怖さえ感じるほどの偉大さがありました。
わたしは普段、ほとんどスピリチュアルなことを感じたりしませんが、そんなわたしでさえ、伊勢神宮の、なにか大きな深ーい、澄み切った「気」のようなものに包み込まれたと感じたのでした。
来てよかった。

参拝が終わったら

おかげ横丁をぶらぶら。
平日なのでこちらも空いていましたが、休日はきっともっと混んで賑わっているんだろうなあ。

伊勢に来たなら、まずは出来たて赤福を食べたい!と、赤福へ。

2個と言わず何個でも食べられそうなおいしさです。

その後、赤福氷も食べましたよ。

中にあんことお餅が入っています。
最高すぎる。
普段、かき氷はほぼ食べないわたしですが、この赤福氷はどうしても食べてみたかった。食べて大正解でした。

 

お宿に着いたら、もう気力も体力も尽きていました。
ヘロヘロのまま温泉に直行、夕食は部屋食をお願いしていたので、気の済むまでダラダラすることができました。
飲みながら食べながら、浴衣で女2人延々におしゃべりをして、温泉に入りたい時に入りたいだけ入る、まさに至福です。
お部屋は平日だったからかアップグレードされており、寝室が2部屋+キッチン付きで広々快適。(1人一部屋使えてさらに快適でした)
温泉も露天風呂もがら空きで、改めて平日に出かけてよかったと思いました。

 

朝早く起きて、温泉に入った後は、楽しみにしていた朝食バイキング!
伊勢ならではの、おいしいものがたっぷりのバイキングは食べ過ぎがお約束、
動けなくなるほど食べてしまい(子どもか!)よろよろしながらお宿を後にします。

(早朝の宿からの眺め。気持ちが洗われます。)

大阪へ

近鉄特急で大阪に向かいます。
2日目は午後から大阪。
今回の旅行のもう一つの目的は、友人と共通のママ友と久しぶりに集合することでした。
子どもをきっかけに知り合った3人でしたが、1人が10数年前に神戸に引っ越しをしてしまい、3人で会うのは引越し以来!=10数年ぶり!
わたしもよく、マシンガンみたいにしゃべるね、と言われますが、2人はそれ以上にマシンガン、久しぶりにマシンガン三つ巴の競演となりました。
お昼過ぎに梅田で集合し、夜23時まで約10時間、何度か場所を変えしゃべりっぱなし!
別れ際には喉が枯れそうになりながらも、まだしゃべり足りない気分を抱えつつ、久しぶりの再会を十二分に楽しめた夜でした。

翌日午前は友人と別行動、
わたしは大好きなあの方と、朝食をご一緒するため北浜へ。
(北浜、淀屋橋界隈はわたしが好きな大阪の街。毎回帰省のたびに足を運びますが、今回は3年ぶりでした)

同期のこばんちゃんと。

大阪に帰ってきて会わなかったことがないのでは?というくらい、毎回ご一緒してくれるこばんちゃん。
今回は大阪での時間があまりなかったので、残念ながら会えずじまいかなあと思っていたのですが、「朝ごはんサクッと一緒に食べよ」と、これまた素敵なお店に連れて行ってくれましたよ。(彼女のお店選びはいつも最高)
(ガラスに映り込んでいる2人)

ヴィーガンのカフェで朝食を。
その名も「Have a good day plate」。
とてもおいしくて、一口食べるたびに、これどうやって作るんだろう?とか、このスパイス何と何?とか気になってキッチンをキョロキョロ覗いてしまう。
ランチメニューのブッダボールがおいしそうで気になりました。

少しの時間だったけれど、久しぶりの再会を楽しみ、ここでもずっとしゃべりました。
もちろん時間は全然足りなかったけれど、楽しかった。
別れ際駅の改札まで見送ってくれたこばんちゃん、
暑い中、少しの時間に合わせて会ってくれて、本当にありがとう。

こばんちゃんと名残惜しくも別れた後は、再び友人と梅田で待ち合わせ。
大阪はずいぶん昔に1度来た以来、という彼女に、いかにも大阪!なランチを、ということでお好み焼きを食べに。
「きじ」のお好み焼き、わたしもかなり久しぶりに食べましたが、やっぱりおいしい!最高。
狭い店内には人が一杯、おまけにわたしたちはカウンターだったので、鉄板の熱気がすごくて、冷房が効いているのに汗だくになりながら完食しました。

お好み焼きを食べたら、梅田でちょろっと買い物をして新大阪へ。
帰りの新幹線は疲れて爆睡かと思いきや、ここでもずっとしゃべり続け、あっという間に博多に到着。
博多駅に着いたらのんびりした人の流れと空気に、少しだけほっとしたわたしでした。
生まれ育った大阪を離れてもう20数年が経とうとしていますが、相変わらずいつ帰ってもホーム感を感じる大阪の街。
福岡は住みやすくて快適で、今ではすっかり馴染んで暮らしていますが、久しぶりに大阪に帰ると街のスピードや独特の濃さ、お店の人とのちょっとした会話がすぐにコントみたいになるところなど、やっぱり永遠に好きな場所だと感じます。
次回はもっとゆっくり帰ってきたいな。

 

とてもとても長ーいブログになってしまいました。
お付き合いありがとうございました。

伊勢神宮、毎年通われる方もいるほど、というのが腑に落ちた今回のお伊勢参り。
良い気、とは言葉でよく聞きますが、それをぐぐっと体感できた参拝でした。
少しでもどなたかの旅の参考になれば幸いです。

TB - あき

会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー

49歳/夫・息子(24歳)・猫/手づくり部・料理部/インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。

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