夏山シーズン到来!
絶景で知られる中央アルプス千畳敷カールから始まる登山を楽しんできました。
千畳敷カールの魅力
千畳敷カールは2万年まえ、氷河期の氷で削り取られたお椀型の地形で、枯れることのない雪解け水と夏はそこに自生する高山植物の花畑を愛でることができます。
2612mのお花畑が広がり、眼下には雲海、遠くには連なる南アルプスの山々が臨める世界です。
登山ルート
千畳敷カール2612m〜乗越浄土2850m〜宝剣岳2931m〜中岳2925m〜木曽駒ヶ岳2956mを目指す往復約4時間ルートを選択。
千畳敷カールまでは一気ロープウェイで登れるのですが、宝剣山まで急登で結構疲れます。
高山ゆえにちょっと空気も薄めなので息が切れることもあるのでゆっくりゆっくり。
雨
ですが、とってもお天気が悪く。。。登り始めからレインウェア必須でした。
雨に打たれながらも宝剣岳までは行くも雨止まず。。。予報通りには行かないものです。
しばし山小屋・宝剣山荘で待つことに。(小屋では休憩料一人300円、小屋の方とっても優しい!)
結局やむことなく、ここから先はお楽しみの稜線歩きなのですが雨と雲ではなにも見えないし、山は降りるのも勇気という言葉があるくらい無理は禁物。
山岳救助隊の方たちがパトロールしているくらいでした。というわけで下山したのでした。
雨の中、高山植物を愛でる
ガラガラとした登山ルートを降りながらもそこかしこに咲き広がる小さな高山植物を愛でまくり。
小さな植物が群生し、風に細かな動きを持って一緒に揺れる。
可愛らしい花々は鮮やかな色を持つもビビッととはまた異なり、高山ならではの色合いを持っていました。
その姿はまるで、花を必要とする虫たちにアピールしているかのような、でも決して大袈裟ではなくて、慎ましやかさなんかも感じてしまいました(^^)
豊富な水量を持つここは、水あり植物ありの天空の楽園かのよう。
アクセス
ここへは一般車の立ち入りはできません。
麓の菅の台バスセンターから伊根バスに乗り揺られること30分、しらび平駅まで行きます。
そこからロープウェイで一気に2612mの千畳敷駅まで上がるのです。(写真はホテル千畳敷。ここにロープウェイが着きます。)
ロープウェイはとってもスムーズで音も静か、スイ〜っと上がってします。
夏のシーズンとあって、バスもロープウェイも満員!行きのバス、私たちだけ補助席でした、笑!
ちなみにチケットを買うのも並びますので時間に余裕を持った行動がおすすめです。(我が家は朝4時過ぎ!)
千畳敷カールまで上がったら
日本一高い駅まで登ったら、まずはホテル千畳敷のカフェ2612でゆっくりするのがおすすめです。
理由は標高になれるため。
一気に上がってくるのでそこからさささっと運動してしまうと高山病になることも。
まずはゆっくりお茶でもしながら(ここで販売されているコーヒーは雪解け水で入れられているんですって!)まずは体を慣らしてください。
お土産
ちゃっかりお土産を購入。
2612のロゴがかわいいタンブラー。
だってここでしか買えないですもん。
それから雷鳥カウベル。
鈴は熊よけのため登山の必須アイテムです。
雷鳥は木彫りになっていて一つ一つ手作りなんですって。好みの子を選ばせてもらいました。
宝剣山荘で木曽駒ヶ岳のバッチが販売されていて欲しかったけれど、登頂できていないのでやめました。(結構まじめ!)またの機会に。
麓でお昼 明治亭のソースカツ丼
この辺りのご当地グルメだそうです。
ソースカツ丼ののぼりがたくさんありましたが明治亭さんでいただきました。
私はこれでもヒレカツ丼ご飯少なめなんですけど、、、すごいボリュームでした。
野沢菜も美味しかった!
登山をしなくても十分楽しめる千畳敷カール
登山はなぁ。。。という方でも千畳敷カールは楽しめます!
登山ルートには行かなくても遊歩道40分コースがあるのです。
そこにも夏は高山植物が咲き広がります。
ゆっくりと一つひとつの花々をじっくり愛でるのもとってもおすすめです。
写真の剣ケ池の水の清らかなことよ。
晴れれば青く澄んだ空と色鮮やかな花々に、あいにくのお天気でも雨を受けた植物たちのみずみずしい姿に出会えます。
夏だけでなく、麓より早く訪れる秋の紅葉や冬の白い景色も望める千畳敷カール、わざわざでも行きたくなるそんな天空の楽園でした。
それでは☺︎
リヨン
43歳 /夫/料理部/海と山のある町で温かな陽射しと穏やかな人たちに囲まれて日々ゆるやかに過ごしています。12年間共に幸せいっぱいで過ごした愛犬を想いながら大好きな四季折々の自然の風景を臨む時間と、その情景を切り取りアクセサリーに象ることが至福のときです。一瞬一瞬を大切にしながら出会うことに感謝の気持ちでLEE100人隊活動を楽しんでいきます。Instagram:@8anr_
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リヨン