ことしは3年振りに山鉾巡行が再開する祇園祭。
毎年足を運んでいるわけではないのですが、お祭りの気配がするとなんだかウキウキしてきます。
通りが歩行者天国になり出店が立ち並ぶのは宵山・宵々山なのですが、子どもを連れて行きたかったので混雑を避けてその前の日に行ってきました。
長刀鉾
山鉾巡行で先陣を切るのは長刀鉾。お稚児さんが乗る鉾ですね。
四条烏丸の交差点近くに建てられています。
夕方のまだ明るい時間帯でしたが提灯に明かりが灯り、祇園囃子が聞こえはじめると周りの通行人から歓声があがっていました。
動く美術館
山鉾の飾りは豪華絢爛な織物。
日本の織物だけでなく、ゴブラン織りなど世界各国の織物もあるんです。
蟷螂山
たくさんの山鉾がある中でちょっとユニークなのが蟷螂山(とうろうやま)
中国の古典にある故事「蟷螂(とうろう)の斧」に由来し、絶対に敵いそうにない相手にも臆せず立ち向かう様を表すのだそう。
別名「かまきり山」とよばれていて、モチーフがなんとカマキリなんです。
カマキリ提灯!
わかるでしょうか。一番上にカマキリが乗っているのです!
このカマキリは からくり仕掛けで山鉾巡行の時は動くんですよ。
かまきりおみくじ
子どもに見せてあげたいなと思って連れてきた蟷螂山。
ここの名物が からくりで出来た「かまきりおみくじ」です。
からくりなのでもちろん電動ではなく手動!手前のハンドルをクルクル回すと。。。
カマキリが羽を羽ばたかせておみくじの玉を取りに行ってくれます(奥のお堂?から番号が書かれた玉が転がってきます)
そしてまた半回転して戻ってきてくるのです。そして、その番号のおみくじをいただきます。
ハンドルは子どもの力でも回せるので子供たちにも大人気!混雑時には長い行列ができていることも。
蟷螂山の手ぬぐい
会所では授与品として有名な厄除け粽(ちまき)の他に、Tシャツや手ぬぐいなども販売されています。
お目当てはカマキリ手ぬぐい!今年はイラストレーター・中川学さんデザインの新柄だそう。
縦型デザインにしてみました。かっこい~。
人気のデザインは売り切れることもある手ぬぐい。
各町の会所で様々なデザインのものが販売されています。お土産にも最適ですよ。
祇園祭限定!亀屋良長の宵山だんご
この祇園祭の時期にだけ販売されるお菓子も要チェックです。
こちらは「スライスようかん」が最近大ヒットした亀屋良長さんの和菓子です。
山鉾の提灯のようなビジュアルがかわいい。
ほんのりピンクの白味噌餡をやわらかい求肥で包んだお団子です。八坂神社の紋が焼き印されています。
あんこ大好きな子どもも気に入ったようで少しずつ味わって食べている様子が可笑しかったです(いつも大食い&早食いなので珍しい)
お店の脇にある醒ヶ井水(さめがいすい)は誰でもいただくことができます(店内には紙コップが用意されています)
四条通にある亀屋良長は現代的な店構えで、スライスようかんをはじめ現代人の感覚に合わせたお菓子もたくさんあるんですよ。
お土産にぴったりなスタイリッシュなパッケージのお菓子や、洋菓子のパティシエとのコラボ商品もあります。
本店ではイートインスペースもあり、季節の生菓子とお抹茶を頂くこともできます(ここは結構穴場かも)
伝統的な和菓子もありつつ、新しいアイデアのお菓子も、そして接客がとても丁寧!(個人的に重要ポイント)なおススメの和菓子屋さんです。
また来年も宵山だんご、買いに行きます!
前祭・後祭
祇園祭のハイライト、山鉾巡業は17日ですがその後も後祭(あとまつり)が続きます。
祇園祭には前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)があり、来週からはまた別の山鉾が組み上げられ、巡業をします。
前祭に比べて歩行者天国や屋台などはないのですが、そのぶんゆったりと鉾を見学することができますよ。
050 - ジュリ
会社員(建築士) / 京都府 / LEE100人隊
41歳/夫・息子(5歳)/手づくり部・料理部・美容部/大阪出身、京都在住。毎日時間に追われてバタバタですが、ソーイングや編みものが好きでスキマ時間にちょこちょこ作るのが日々の楽しみ。お菓子やパン、保存食作りも好き。最近は小鉄の子どもの影響で鉄道に詳しくなってきて、旅の目的が電車に乗ることになってきました。
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050 ジュリ