以前、072明日香さんもアップされていたデトロイト美術館展です。
こちらの展覧会、私は特別な思いで行ってきました。
デトロイトと言えば、米国ミシガン州にある都市で、五大湖に囲まれたかつては全米きっての自動車産業で栄えた場所。でもそれも今は昔。時は流れ、自動車産業の衰退とともに2013年に市は財政破綻。当然人口は減り、治安も悪化、文化的とは程遠い都市となってしまいました。そしてちょうどその頃、私達一家はデトロイト郊外の街に住んでいました。デトロイト周辺の郊外は治安も良く日本人も住みやすい街ばかりでしたが、当時廃屋だらけのデトロイトに行ったら生きて帰ってこられないという負のイメージだけが漂う街。その中に、このデトロイト美術館があるのです。
当時アメリカ人の友人に連れて行ってもらったデトロイト美術館は市の財政難とは無縁に驚くほど大きくて広い建物、美術品の数々・・・到底1日では回りきれないほどの立派な美術館でした。
そして、その中で厳選された絵画が海を渡って日本にやって来た!今改めて東京で絵画を鑑賞すると、いかにかつてのデトロイトが文化的で裕福だったか、そしてコレクターによってヨーロッパから集められた絵画がどれだけ世界的に価値あるものばかりなのか、ようやく実感できたのでした。絵画に特に詳しくない人でも知っている有名画家の絵が展示されています。
さて、私が好きな絵を少し紹介します。
ルノワールの「白い服の道化師」
背景の青に白い衣装の男の子が浮かび上がるように描かれています。
それから、濱田マハさんが今回の美術展のために書き下ろした「デトロイト美術館の奇跡」で登場するKeyとなっている絵、セザンヌの「画家の婦人」
青いドレスを着たやや不機嫌そうな表情の女性、こちらをじっと見つめ返してくるような・・・
マティスの「ケシの花」
遠くからでも目を惹く鮮やかさ。
などなど他にも気になる絵はたくさん。写真撮影可能な曜日があります。
まだしばらく開催中なので、是非このチャンスに!
すおみ
41歳/夫・息子(8歳)・娘(3歳)/3年目に突入した100人隊の活動を通して、日常の中に楽しいものやワクワクするものをたくさん見つけていきたいです!
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すおみ