おこんにちは!エミッコです。
前回、”買い”かどうかの判断基準、私の場合①──「10年ルール」というブログを書いてから、早・・・あぁ4ヶ月近くも経ってしまった・・・(涙)のですが、めげずに今さら続編を書こうとしております。今回は、お洋服を選ぶ際に必ず脳裏をよぎる、「着回しが効くか」という問題について。
いつも通り、安定の抜群のボリューミィっぷりですので、お暇潰しにでもお読みいただけましたら幸いです。
では早速・・・
基準その2:
着回し力より、まずはどれだけ惚れ込んでいるか
そう。お洋服選びの際によく感じる迷いといえば、「可愛いけど、着回しが利かないかも・・・」「コーデがワンパターンになりそう・・・」などの着回し関連のものが多かったように思います。
これについて100人隊同期のしずくちゃんと熱く語り合ったことがあるのですが、アツい議論の結果出た答えは、
「そのお洋服が本気で好きで本当に気に入っているなら、まずはコーデなんてワンパターンありゃ十分!そのお洋服を愛していることの方が、ずっと重要!」
でした。
散々「着回せなきゃいけない」のトラップに引っ掛かってきた私。
そう、そうなんです。
言うてわたくし、実は今まで散々この「着回しトラップ」に引っ掛かって失敗してまいりました(照
100人隊に参加させてもらって3年目。ブログを書く中で自分の”ファッションの軸”みたいなものが少しずつ見えてきて、ようやくこの「着回しトラップ」にはまらなくなったのですが、まぁ~~もう本当に、懲りずに何度もやらかして来ました。
何をやらかしたかってつまり、
「これ好き!」と心が動いたものと、「こっちの方が着回しが利くのでは?」と理性が提案してきたものを天秤にかけ、着回しの利く方を選ぶ。
↓
確かに汎用性は高いけど・・・なんだか「すごくお気に入りの服を着ている!」という喜びは薄いかも・・・(がびーん)
↓
タンスの肥やし or 手間や時間をかけて手放す or ゴミになる=お金を払って環境破壊(がびーん)
・・・トラップ (p_q)
そう、結局、どんなに汎用性が高かろうと、着回し力バツグンだろうと、自分の心が動いていないものはいずれ着なくなる。私はそういう性格の持ち主だったのです。
逆に、心底惚れ込んだものは10年経っても全く色褪せず、破れたって壊れたってお直しをしながら毎年着続けていて、年数で割るとかなり高いコストパフォーマンスを誇っていました。
「心が動く服」であることが大前提。着回しを考えるのはそれから。
でもねでもね、そうはわかっていても、私、やっぱり「着回しが利く」って素晴らしいと思うんです。
コーディネートの引き出しを増やしてくれるし、それってつまり自分のファッションの可能性を広げてくれるわけで。
が、しかし。
私の場合、”大前提”が抜けていたから、失敗を繰り返してしまったっぽい。
前回「”買い”かどうかの判断基準・その1」でお話ししたように、「10年・20年と歳を重ねても着たいほどの愛がある」ことが、やっぱり結局まずもっての”大前提”。
それがあった上でその先に、「着回し力があるか」の判断軸が存在していたようだ・・・と、40超えてようやく気付いたエミッコでありました。
要するに別軸の問題だったようで、なんと言うかこう、「着回しが効く服」と「心が動く服」のどちらかを選ぶ───というのはそもそもポイントがズレていて、「心が動いた服」」に対して、着回し力を求めるか求めないか。みたいな話だったようです。
で、最初に結論は申し上げてしまいましたが、私は「本当に惚れ込んだ服なら、コーディネートパターンは、まずは1つあれば十分!」派。以下、そのココロについてお話しします。
最初はワンパターンでも良い理由、その1。
長年着ていれば、ワードローブも着こなしも自分自身も変わるから。
そんなわけで結局「基準その①・10年ルール」が大前提なので、そのお洋服と長~くお付き合いすることはほぼ確実。
それでもやっぱり「コーディネートが一つしかないんじゃ、飽きちゃいそうな気が・・・」と不安になったものでした。
でもこれについても、最近ふと気が付いたのです。
───果たして3年後も、そのコーディネート一つでしか着られない自分でいるだろうか?
と。
何年も着ることが前提であれば、その何年もの間に
好きな色・着こなし・バランスも変わり、
時代によるファッションの空気感も変わり、
そして自分の顔や体型も経年変化(涙)し、
メイクも髪型も髪色も変わり、
生活スタイルや生活リズムも変わる。
そして何より、ワードローブはアップデートされ続ける。新しいお洋服も増えるはず。
そうした中で絶対、コーディネートのバリエーションって増えていくと思うんです。
買った時に「着回しの利かないアイテム」だったとしても、5年後には絶対別の着方が出来ているはずで、ある程度着回せるようになっていると思うんです。
だから、購入時に焦って着回しを考えなくても、のんびり気長に、惚れ込んだお洋服を愛でてゆけば良いのではないか。最初から沢山着回すことよりも、「その服を着るだけでハッピーになれる、自分に自信が持てる」という感覚の方を大切にして良いんじゃないか・・・と、そんな風に考えるようになったのでした。
実例。購入当初はワンパターンだったドレスも───
↑は、試着した瞬間にただただ「うわぁっ・・・・無理!素敵過ぎる!これが着たい・・・!これが似合う歳の重ね方をしたい・・・!」と脳みそクラクラするほど惚れ込んで、その衝動のままに(着回しなんて全く考えず)購入したSZ BLOCKPRINTS×TENのカフタンドレス。
購入直後はただただ1枚でストンと着ていて、バッグもかごバッグかL.L.Beanかの二択のみでした。笑
でも季節が進んで、そして私自身のファッションも少しだけ進歩して、「こんな合わせもアリかも?」と思えるようになり───
↑こんな重ね着↑は、今や自分的テッパンに♡
新しく仲間入りしたアイテムを合わせることでも幅が広がっていって、
↑ドレスにリュック。なんていうのも、今まではあまりしなかった組み合わせですが、今ではマイ定番だし、
↑ニットをストール代わりに巻く。というワザを手に入れたことによって、こんな着方も。
そんなこんなで、まだこのドレスを手に入れて1年ちょっとですが、バリエーションは少しずつ増えています。
せっかく墓に埋めたいくらい惚れ込んだお洋服だから、これからも焦らず騒がず、気長に新しい着方を模索してゆきたいな~♡と思う次第です。
最初は着回せなくても良い理由、その2。
お家ファッションショーで、考えもしなかった意外な組み合わせを発見。
ここまでお読みいただいて、「いやいや、エミッコあんた、”この服結構着回せますよ!”みたいなブログ書いてますやん。矛盾~!」とツッコミを入れて下さった方もいらしたのではないかと思います。
そう。そうなんです。
なんだかね、「買ってみてから、思ったより着回せた。」みたいなことって結構ありまして。着回しを目的にかったお洋服ではないのに、結果めっちゃ着回せるやん!と後から発見しちゃうパターン、と言うか。
・・・ん?
「いやそれはアンタが365日服のことばっかり考えてるヘンタイだからだろ。」という声が方々から聞こえてきましたけれど、まあそれは否定いたしません。
そしてそんなヘンタイが、「思ったより着回せた」に至るべくぜひともお勧めさせていただきたいのが、「お家ファッションショー」です。
心と時間にちょっと余裕のある時に、ひたすら手持ちの色々なアイテムと合わせまくってみる。
一見合わなさそうな形・色・素材であっても、とにかく一旦、合わせて着てみる。そしてジュエリーや小物をちょっと足してバランスを整えてみる───という作業を黙々と繰り返していくと、「あれぇ!?」という意外なアイテムとの相性の良さに気が付いたり、自分の体型に合う着こなしのバランスを発見したり。
頭の中で考えているだけでは絶対見つからなかったようなコーディネートと出会える率が高いので、ヘンタイはとてもとても、お勧めしたいのです。
(一人じゃつまらない、とか、客観的な意見が欲しい。とかっていう場合には、ご家族やお友達を審判員として招いたり、プロに依頼するのもアリかも。)
実例。「とりあえずシンプルボトムには合うやろ」ぐらいだったカーディガンも───
昨冬、 「これめっちゃ着回せてますねん!」というブログを書いたノルディックカーディガン。
これも購入時、着回しはあまり考えていませんでした。(漠然と、「カーデだし、形は普通だし、とりあえずベーシックなボトムには合うだろ。」くらい。)
そして意気揚々と家に持ち帰り、いざ!
家に誰もいない隙に、大急ぎでファッションショー開始。
問題なく合いそうなベーシックアイテムは後回しにして、クローゼットを見渡し「いけるかいけないか、キワキワな感じのアイテム」を合わせてみる→小物や脇役アイテムでバランスを整える→合否判定。───を、ひたっすら繰り返します。
中にはもちろん「これは・・・ひどい!笑」みたいなコーディネートも出来つつ、でも、意外なアイテムが意外としっくりくるもので、
ボーダーTとのコンビは相当お気に入りになったし、
まさかの鮮やかブルーのギンガムチェックともイケルということが判明。
これらは購入時にはまったく予測していなかった組み合わせで、「キワキワを攻めるお家ファッションショー」あってこその発見でした。
逆を言うと、ショッピングの際に自分のクローゼットを丸々背たろうて行くことは不可能なので、お店で「あれに合うか、いや、合わないか・・・」と悶々と机上の空論をやるよりも、「心が動く」という自分の感覚を一旦信じてみてちゃう。
そして「心が動いたお気に入りを持ち帰ったぞ~!」という幸せや喜び・テンションの高さをもったまま、自由にお家ファッションショーを繰り広げ、キワキワも攻めてみて、未知なる可能性を発掘してみると・・・意外と思わぬコーディネートが見つかったりするものなのかも。という、自分的結論。
(見つからなかったとしても、後々絶対増えていくから気にしなくてヨイ。という気楽さも持って!)
・・・ふう、今日も長くなりました。
そんなこんなで、私の”買い”かどうかの判断基準その2、でありました。
もし、私と同じように「着回しトラップ」にはまって悶々としていらっしゃる方がいらしたら・・・少しでも何かプラスになれば幸いです。
ではでは、また!
”買い”かどうかの判断基準、私の場合① はこちら▼
エミッコ
41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina
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エミッコ