広島に引っ越しました。

お休みの日に、早速ひろしま美術館へ。お目当ては2022年3月19日～5月15日まで開催されている特別展「絵本作家・わかやまけんの世界」です。

こぐまちゃんとしろくまちゃん｜絵本作家・わかやまけんの世界

わかやまさんと言えば、こぐまちゃんの絵本。

誰もが一度は手に取ったことがあるのでは？

何でも、シリーズ累計発行部数は1000万部以上。誕生は1970年なので、かれこれ50年以上、日本の子供たちに愛されているのですね。

会場のここかしこに「こぐまちゃん」が

美術館のエントランスから展示室まで、たくさんの「こぐまちゃん」と「しろくまちゃん」が。「ママ、一緒に写真撮って」と娘も嬉しそう♡

展示室では、わかやまさんが手がけた絵本の原画を数多く鑑賞することができました。

作風の広さに驚く

びっくりしたのがその作風の広さ。パキッと鮮やかでグラフィカルな「こぐまちゃん」のイメージが強いと思いますが、「りぼんをつけたおたまじゃくし」や「保育の友」の表紙は、水彩で描かれた淡くて柔らかな世界。

一見「別の作者では？」と思ってしまうくらいのギャップなのですが、じーっと眺めるうち、子どもや動物に対する温かく優しい視点は共通していることに気づきます。

そしてあの「こぐまちゃん」の削ぎ落されたフォルムは卓越したデッサン力があってこそ、なのですね。

雪を題材にした絵がたくさんあったのですが、場面に合わせて水色だったりピンクだったり…絵本作家の目に雪はこんな風に映るんだ、というのも素敵な発見でした。私だったら白一色で塗ってしまう…！

カフェの特別メニューもお楽しみ

鑑賞後は娘と館内のカフェへ。こぐまちゃんにちなんだ限定メニューを楽しむことができました。

娘が頼んだのは「こぐまちゃんのホットケーキ」！しっとりもちもちのホットケーキが四枚重ねになっています。

私はキッシュプレートと「こぐまちゃんカプチーノ」を。

月並みな表現ですが、本当に食べるのがもったいないくらいの可愛さで…。

息子がぐっすり眠っていたおかげで（？）娘とキャッキャ言いながら、楽しいランチタイムを過ごすことができました！

グッズも充実

グッズコーナーも充実していて、大満足。細々とたくさん買ってしまいました。

・図録
・シール
・ポチ袋
・絵ハガキ
・マスキングテーブ
・こぐまちゃんマスコット
・絵本「てぶくろをかいに」

「てぶくろをかいに」は以前から娘に読んであげたいと思っていた一冊（挿絵がわかやまさんなんて知らなかった！）。ここで購入したことが素敵な思い出になりそうです。

マスキングテープは何に使おうかな。

こぐまちゃんマスコットは早速娘のぬいぐるみコレクションの一軍入りです。

こどもと一緒に楽しめる素敵な美術展

全体として、娘がとても楽しそうにしてくれたのが嬉しくて。

展示キャプションはひらがなのものも多く、彼女も熱心に読んでいました。

広島での会期は5月中旬までですが、7月からは世田谷美術館（東京）での展示も始まる様子。夏休みのおでかけにぴったりかも？

わかやまさんの優しく温かい世界をぜひ皆さんにも味わっていただきたいです。