宅建合格から早8年…

宅建士（正式名称は宅地建物取引士）の登録実務講習を受講して来ました。宅建士は、公正な不動産取引を行うための国家資格です。

宅建士しかできない3つの独占業務が法律で定められており、転職や女性の社会復帰に有利だったり、企業によっては資格手当が付く場合もあるようです。また、不動産業界では従業員5人に1人以上の宅建士設置を法律で義務づけられており（つまり、宅建士を増やさないと従業員の人数自体増やせない）、年に1回の宅建試験は毎年20万人以上が受験する人気ぶりです！！誰でも受験が出来、士業の中では取得しやすい（例年合格率14〜16％）のも人気の理由のようです。

私が合格したのは2013年。次男を妊娠8ヶ月の時に受験しました（当時長男は2歳）。忘れもしない、ネットで合否速報を確かめて「やったー！」と言った数時間後に本陣痛が来て、次男が産まれました笑。あれよあれよと3人目が産まれて、社会復帰のタイミングも掴めないまま早8年。

合格した後は、2年以上の実務経験もしくはそれに代わる講習「登録実務講習」を受講して初めて宅建士証が交付されます。（合格から1年以上経過している人は登録実務講習に加えて法定講習の受講が必要です。）宅建試験合格だけでは不充分で、宅建士証が交付されて初めて業務に携わることができます。

今回は「2年以上の実務経験」に代わる「登録実務講習」を受講して来たので紹介させてください。

楽しかった！！2日間のスクーリング「登録実務講習（12時間演習）」

資格の学校LEC（東京リーガルマインド）の登録実務講習を受講して来ました。理由は一番家から近かったからです。昨年12月に予約して、先月3月にやっと受講！人気校は先の日程まで満席だったりするので、早めの予約をお勧めします。

12時間の演習で、1日で講習＆修了試験が完結する【1日クラス】（朝7:30〜夜22:25）と、2日間通学する【2日間クラス】（朝9:40〜夜18:00×2日間）が用意されていました。平日だったので、小学生男児の朝食や朝の幼稚園児の送りは私にしか出来ないため【2日間クラス】を選択。夫が有給を取ってくれて、放課後の習い事etc.送迎や幼稚園児のお迎えを引き受けてくれて、晩ご飯には間に合う時間に帰宅する感じでした。

とにかく講師の人のプロフェッショナルぶりには舌を巻きました！まさに立板に水！の流麗トーク、最初に「ここは絶対寝るな！」「ここは寝ていてもOK」等メリハリを付けてくれたり、長年の実務経験に裏打ちされた豊富な面白エピソードの数々…！　「寝ていてもOK」と言われつつ、面白くて楽しくて全く寝る暇がありませんでした！！

一貫して、講習の一番最後に控えている「修了試験」に照準を合わせて講習が進められます。修了試験はテキストの持ち込み可であるため、たまにナメてかかって不合格の人がいる、という恐ろしい話が最初にあり…。不合格者の共通点はズバリ「講習中に居眠りしていた人」だそうです。確かに、特に記述式は寝ていたら解けないと思うものが多かったです。逆に、起きてちゃんと聴いてさえいれば、修了試験の答えそのものを講習の中で言ってくれているので、きっと合格できる筈です！

法律で決められている講習であるため、出欠には厳格で、休憩が明けるごとに出欠を毎回取ります。1日9回出欠取りましたね…。5分以上遅れたら失格。途中離席はお手洗い以外は認めないという徹底ぶり。過去にお昼休憩と間違えて、本来10分休憩のところを1時間、スクール外でご飯食べて来てしまい失格になった人もいたのだとか…（怖）。

修了試験に無事合格しました！

修了試験は○×式が20問、記述式20問。合格基準は○×式・記述式それぞれ80％以上の正解で合格です。試験時間は1時間。
○×式は、LECからスクーリング前に予め郵送された「登録実務講習の手引き」内の「登録実務講習通信課程問題とヒント」60問を解いておけばそのまま修了試験対策になります♩問題の解答根拠となるテキストの箇所も併記されているので、その該当部分にラインマーカーを引いて、自分的に怪しい部分は付箋も貼っておけば完璧です◎

テキストは持ち込み可能＆付箋・ラインマーカーもOKです◎どんだけ付箋貼るねん、と思うほど付箋だらけですね…笑。ミッフィー付箋でテンション上げました。

記述式は、不動産売買契約書・重要事項説明書・登記事項証明書の雛形が出題され、空欄を埋めて完成させよ、というものです。講習内で「ここが引っかけだよ！」「コレをこう書いて不正解になった人がいるよ！」「ここにラインマーカー引いておいて！」等、きめ細かく注意喚起してくれます◎　講習を聴いてさえいれば簡単に埋められる問題が多いです。

結局○×式の20問、テキストを見なくても解けました。制限時間1時間、試験開始20分後〜試験終了5分前までは退出可能で、見直しも終わって試験開始22分くらいで帰れたと記憶しています。
修了試験から10日ほど経って、修了試験合格のペラペラな証書が郵送されて来ました！まずはひと段落…、ホッとしました。

宅建士の登録申請へ

ここから私の場合は、宅建士の登録申請手続→法定講習という流れになります。登録申請手続に必要な書類の一つ、「登記されていないことの証明書」を東京法務局から取り寄せしたところです。

朝から晩まで、こんなに長いこと一人で、それも2日連続で行動したのは独身時代以来でした。最寄りのスクールと言っても、バスと電車を乗り継ぎ片道1時間かかりますし…夫が有休を取ってくれていなければ断念するところでした。放課後の子ども達関連の諸々を一手に引き受けてくれた夫には感謝感謝です…( ･_･̥̥̥ )
2日間のスクーリングの唯一の楽しみは外食ランチ！！また別クリップにて紹介させてください◎

そんなこんなで、まだまだ宅建士証交付までの道のりは続きます…。

⋆⸜ᵀᴴᴬᴺᴷ ᵞᴼᵁ⸝⋆ LEE100人隊 ／ はな