【旅立ちの季節】なんくるないさぁ～（なんとかなるさぁ）は不滅だった件

ナンプラー使って簡単に本格的に出来てしまうキムチ

ヨーロッパのとある国へ引っ越す友人のお別れ会を我が家で開きました。「今度いつ会えるのか分からない」そんな切ない思いを封印し、楽しい時間となるようにしたい！という思いを込めました。この引っ越しを聞いた時、「知らない土地と言語という環境の中での子育て？！」とおせっかいだと分かりながらも友人の待ち受ける未来を現在の世界情勢と合わせて心配しました。

韓国料理でおもてなしをしたい！写真はごぼうチヂミ！

「ごぼうチヂミ」レシピ／コウケンテツさん

不安と期待を抱えながら進む道

しかし、友人が放った一言は「なんくるないさぁ～（なんとかなるさぁ）」だった。心配し過ぎる私は「なんくるないさぁレベル度が違う」と更に不安になり、以前その国の田舎町コンビニで全く英語が通じず苦い経験を話していたのだけど、途中から脳の海馬を一周してこの経験話の低レベルさに気付く。そして友人の逞しさを思い出すと「うん、なんくるないぃさ（なんとかなるよね）」と思いました。

メインはチョンゴル（韓国風すき焼き）写真は火を通す前

火を通した後。美味しかったです

「平和に暮らせればそれだけいい」

そう話す「なんくるないさぁ～精神」を持つ友人の旦那様の出身はウクライナ。連日悲しい情報を知るたびに、平和の中でしか”普通の”社会生活は確立が出来ない事を改めて痛感します。７７年前に起こった約３か月で10～15万人の死者を出した沖縄の地上戦では多くの民間人が被害に遭い、私の親族も成人男性だけではなく女性や子供達も戦死、また戦火を逃れた後に病気で多く亡くなりました。今私の居る環境は当たり前ではなく、多くの犠牲の上に成り立っていることを理解せざるを得ません。

2022年、沖縄は日本復帰５０周年という節目の年

色々なイベントが活発に企画されているようで一段と平和を考える機会が多くなりそうな年です。柔軟性を持って広く考えていけたらいいなと思います。考えすぎた時は「なんくるないさぁ～」と唱えてみようかな。時には適当過ぎるのかもしれませんが、この言葉はふっと肩の力が抜けて気持ちを切り替えられる魔法の言葉になるかもしれません。

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