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暮らし発見

”買い”かどうかの判断基準、私の場合①──「10年ルール」

  • エミッコ

2022.04.14

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ご無沙汰してしまいました、エミッコです。

私事ですが2月から生活が一変し、まあもう全くもってブログを書く時間がない!ない!ぎゃぼーーーー

となっている間にもう4月。2か月以上タイムスリップしてもうた・・・

 

と。そんな中ですが、今回のテーマはこちら。

自分的、”買い”か否かの判断基準

であります。

はぁ~、これまた長くなりそうな予感しかしない。
大丈夫でしょうか、私。任期中に書き切れる気が全くいたしません。
頑張れ私。

(ちなみにここでお話しする判断基準は、「消耗品でないファッション用品全般」に対してのものです。
下着やソックスなど、消耗→買い替えのサイクルがある程度早めのものはまた別とご理解いただけましたら幸いです。)

 

基準その1:「10年後もそれを愛用している自分」が想像出来るかどうか

いつだったかロンハーマンのディレクター・根岸さんのIGライブを拝見していた時、お客様からお勧めの商品を尋ねられた根岸さんが答えられたのがこの言葉。心の底から「!は!」とさせられました。

そしてそれ以来、素敵な物に出会って「やばい!素敵!欲しい!無理!買う!?(パニック)」というシーンでの、大切な大切な判断基準となっています。

以下、自分なりの「10年ルール」をつらつらと書いてみました。
爆裂長いので、もし宜しければお暇潰しにでも・・・

 

”ブレない軸”作りを目指すための、10年ルール。

人生折り返し地点の我々、アラフォー。
これまでは「様々な装いを体験する」というステージにいた気がします。

特に10代・20代は「経験としてのファッション」というか───年齢に合わせて装いがクルクルと変わり、時には友達に合わせて自分らしくない格好をしたり、当時はイケてるつもりだったけど今思い返すと黒歴史だわ・・・みたいな格好もしたり、学校や職場のルールに縛られて自分らしい格好が出来ずに息苦しくなったり。

そして様々なトレンドを経験してきたし、そのトレンドが廃れて大好きだったお洋服が色褪せて見える経験も沢山したし。
「装い」に関する変化は、なかなかめまぐるしいものだったように思います。

せやけど!

ここから先の人生後半戦は、そんな前半40年の経験をもとに構築されつつある「自分の好み」「自分の心地良いもの」を確立させて、”ブレない軸”を持った素敵なおばちゃんを目指したい。

のだ!

 

というわけで冒頭からもう既に話が長過ぎてビックリですが、要するに、いい加減「お洋服を取っ替え引っ替えする生活」から卒業したいのです、あたしゃ。

あとは、ゴミを減らしたい。ファッション業界が抱える環境への深刻な問題に荷担したくない。という思いもあるので、服選びの際のまずもっての基準は、10年。

10年着るかどうか。
10年後の自分が着ている姿が想像出来るかどうか。

なのです。

 

様々な角度の「10年」を考える。

一口に「10年」と言っても、その中には色々な意味・角度の「10年」がある気がしておりまして。
思いつくものを、以下にいくつか挙げてみます。

 



①10年分歳を重ねた自分のビジュアルにフィットするかどうか。

まず最初に思い至るのがここ。

「10年分老けた自分も、これを着ているだろうか?」

というところです。

どれだけシミ・シワが増えるか、どれだけ体型が変わるか、とかは未知数ですが、ある程度の予測なら可能だと思っていて。私の場合だと例えば

・フリフリの白のティアードワンピース
・比較的細身でスッキリしたシルエットのデニム

なんかは、今の私にとっては「ギリ、着られるかな・・・?」だったとしても、”10年ルール”を考えると「あ、やっぱアカンわ。」となる代表的アイテム。

フリフリ白のティアードワンピは───可憐な白・・・しかもフリフリ・・・て、お世辞にも可愛げなオーラを持っているとは言えない今の私の顔面に、更にプラス10歳。では、相当キっツいと思うんですよ。”無理してる感”がスゴそう。ハズい。

デニムも、そもそも超絶太りやすい上に下半身どすこい体型、でも食べるの大好き♡な私ですから・・・今はギリギリ穿けたとしても10年後は入るかどうかかなり怪しい。というか多分無理。

とそんな感じで、「今の自分でギリだな。」と思うものは、10年後にはほぼ確実に着られない。だから買わない。という流れになっている今日この頃であります。

 

フリフリティアードワンピでも、自分のキャラクターにもパーソナルカラーにも合う鮮やかなグリーンなら、そして膝下丈なら・・・50歳の私もきっと着たいだろう、と容易に予測可能。
こういう予測を立てる時、自分のキャラはもちろん、今より10年分くすんだ顔面をどう見せるか───という意味で、「顔映りの良い色」を選ぶことは結構重要な気がしています。

 

②10年後の自分の環境にフィットするかどうか。

ご存知いただいてるかもしれませんが、私はLEE読者としてはわりとクセの強い、個性的な装いを好む方だと思います。

なので、①の「10年後の自分のビジュアルにフィットするか」と考えた時、ミッキーやスヌーピーなどのキャラ物達も、「全然いけるやろ。」とそのフィルターを容易に通り抜けてゆきます。

が。

過去に一度、ミッキーがそのフィルターを通れなかったことがあります。
その理由は、

「思春期真っ盛り、中2になった娘が耐えられないかもしれない。」

ということ/(^o^)\

なんせそのミッキーは、よくある全身ミッキープリント↓

↑の倍以上の顔のデカさで、更にとっても愉快なフォントで「MICHEY MOUSE」とデカデカと描かれていて、なっかなかのご機嫌な仕上がりだったのです。

私自身は「ご機嫌仕上げのミッキーを着る51歳」を目指すことに違和感がないものの、だがしかし、中2になった娘はどうだろうか───

お友達に「昨日アンタのお母さん見たで!めっちゃでっかいミッキー描いてる服着てたやろ!」と言われた時、

「せやねん!うちのオカンの服、変やろ!笑」

と笑い飛ばしてくれる子になるか、

「・・・・(あぁぁぁぁ・・・恥ずかしい・・・オカンほんま恨む・・・)」

と静かに赤面する子になるか、

どっちのタイプに成長するのかわからないので、後者の性格だった場合めっちゃ気の毒。娘、めっちゃ気の毒。そしてそうなった場合、着られずにお蔵入りしてしまうミッキーもめっちゃ気の毒。

───と、いうわけで。
そのご機嫌ミッキーは諦めた方が(ミッキー含め)全員にとってベターだな。という結論に至ったのでした。

そんなこんなで、未来の自分の環境をなんとなーく思い描きながら、「なるべくなら愛娘に嫌な思いはさせぬよう・・・」となんとなーく気をつけておこうかな、なんて思っている次第であります。

 

③10年持つクオリティと愛があるかどうか。

さすがに下着や靴下はある程度消耗品として扱いますが、外側に着るモノなら、たとえTシャツであってもこれを絶対的な基準にしています。だってヴィンテージのTシャツやスウェットなんて、40年・50年前のものもザラにあるさかい。

 

↑50年代~くらいのヴィンテージスウェットコレクション。ということは、私の両親と同時期ぐらいに誕生しているか、ちょっと若いか、ぐらい。でもまだまだ現役バリバリです。

 

そう。そもそも、

 

大切に作られて大切に着られてきたものは、そのくらい経っていても全然着られるんだ!
───着る人が、服に愛を持って接していれば。

 

ということに気付けたのが、古着に出会えて最も感謝している点かもしれません。

そしてそれは正直、今までの私の「ファストファッションイロチ買いスタイル」では叶わないことが多い、ということにも気付きました。

あくまでも私個人の感じ方ではありますが、2900円のカットソーを3枚買うなら、8700円のカットソーを1枚買う方が、素材や縫製等のクオリティが良く、長く気持ち良く愛せることが多かったんです。

「安いからとりあえず色チで買った3色」も「少し高価な、悩みに悩んで選んだ1色」も、結果同じお金を使っているわけですが、その末路はなかなかわかりやすく二極化。

前者は、素材や縫製の質も勿論ありますが、一番省みるべきは自分自身が「安価なものだから、ダメになったら買い替えれば良い。」というスタンスになってしまうこと。それゆえに丁寧にメンテナンスをせず、解れたり取れないシミがついたら「あ~もうダメだな。買い替えよう。」と簡単に諦めてしまえるんです。

けど、後者だと素材や縫製が良く、更に環境や人権にも配慮して作られていることも多いので気持ち良く着られるだけでなく、悩み抜いた分だけ思い入れや愛があるから、丁寧に扱う=寿命が延びる。
もともと質が良いので簡単に解れることもないですが、万が一解れてもすぐにお直しをするし、シミがついたら「ワッペンでも貼ってみようかしら?」とどうにか着られる方法を探す。そうやって手をかければその分だけまた愛着も増す───という、ポジティブな連鎖が起こっていたのでした。

 

↑100人隊1年目に記事にした、エストネーションの定番Tシャツ。

1枚目を購入したのは7年くらい前。たしか当時7,000円くらいで、悩みに悩んでまず白を買ったところ、これが今までに着たことがないくらい素晴らしい無地Tで!本当に感動しました。
以来大事に大事に着ていて未だにその白も現役ですが、これ以上の無地Tに出会えず毎年のように買い足しを重ねて気付けば7色。1000円のTシャツは3~4年で買い替えてしまう私ですが、このTシャツは7年経った今も全色現役バリバリ。このままマイヴィンテージを目指します!

 

④10年後も違和感のないデザインかどうか。

これは、自分がどうこうというよりは、時代との調和の方です。

あまりに”現在の”トレンドに偏ったデザインの場合、10年後には「なんだかちょっと時代遅れかも・・・」となる不安が。

ここ数年、若い頃と比べてトレンドの流れが緩やかだとは感じていますが、それでもあまりに”イマドキ”が過ぎるものは・・・10年後が未知過ぎてちょっとヒヤヒヤしてしまうのです。(そもそももはや、「流行に乗る」みたいなお年頃でもないですけど!)

それだったら、例えばそのブランドで長年展開されている定番とか、時代も世代も関係なく愛され続けているシルエットのもの(マキシ丈のスカートみたいな。)とか、流行とは”別軸”に居るような少しモードなものとか、あとは時代を超えて輝く古着やヴィンテージとか───そういった諸々超越してくれているアイテムを選ぶ方が、「これってもう時代遅れかしら・・・」なんて心配しなくて良いし、そもそも飽きが来ない。(←万が一「今は気分じゃないな。」と数年お休みしたとしても、その後また「今年はこれ着たいわ~♡」と復活してくれるんですよね。)

若い頃みたいに「今年は◯◯じゃないとダサい。」みたいな大きなトレンドの流れがない昨今、トレンドど真ん中のアイテムを着ていなかったとしても十分オシャレは楽しめるはず。そうして10年・20年と時を共にしてマイヴィンテージにしてゆく方が、もっとオシャレが楽しくなるはず。と、そんな風に思う41歳の春です。

 

↑ヴィンテージのアメリカ海兵隊スウェットの上に、TAO COMME des GARCONSのレースのブラ。
どちらもトレンドとは無縁のアイテムですが、「オシャレって楽しいな!」と自分の気分がアガる組み合わせです。トレンドよりも、自分が楽しいことが重要!と最近ものすごく感じています。

 

以上!

長く長くなりましたが、実は4,600文字かけてようやく「基準その1」を喋り終えただけでした。───つまり、まだまだ同じボリュームで「基準その2」もあるわけで。

全部書き切ってからまとめて投稿しよう。なんて思ってたら投稿前に100人隊の任期を満了してしまいそうなので、まずは「その1」だけで失礼いたしました。

 

そんなこんなで・・・

なんとか11月まで、少しずつでもちみちみブログを紡いでいけたらと思っております。
隊員NO.003、まだ生きておりますので、どうかまたお暇潰しに来ていただけたら幸いです。

ではでは、また!

 

エミッコ

 

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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