もうすぐ3月というタイミングですが、今年編んだ編み物のお話を。
今年、25年ぶりくらいにかぎ針を持って、編み物をしました。
2つ作る予定だったうち1つはまだ未完成なのですが、完成の目処が立たないためもうクリップしちゃいます。
かぎ針編みとの出会い
私が初めてかぎ針編みに出会ったのは16歳の時。
ホームステイ先のホストマザーに教えてもらったのがきっかけです。
1年間アメリカの高校に通っていたのですが、勉強に追われる慌ただしい日本の高校生活から一転、ゆっくり時間が流れるスローライフ。
びっくりするほど宿題もなくて。。
そんな中出会った編み物にどハマり。
Afghan(アフガン)と呼ばれるブランケットのようなものを量産していました。
家にも当時作ったものが一つだけ残っていましたが、色がインテリアに合わず使用機会なし。
当時からピンク大好きでした。
まずはネットバッグを編んでみました
ドイツへ来た頃に編み物を再開しようと毛糸を買っていました。
何となくモチーフをつないでブランケットにしようかなぁと。
当時の心境がよく分からないけど、ボタニカルなイメージにしたかったのか、買っていたのはピンク系とグリーン系の毛糸。
今編みたいのはこういう色味じゃない、、と長らく放置していましたが、引越しを控えて断捨離欲が湧き、毛糸の消費も兼ねて編み物再開となりました。
ピンク系、グリーン系の毛糸とにらめっこしながら、もともと編みたかったブランケットはグリーン系で編むことに。
ブランケット大好きな息子が使ってくれたらいいな、そして今の彼のお気に入り、リラックマブランケットを手放してくれたらいいなという淡い期待を抱きながら。。
残ってしまうピンクの毛糸たちを活用すべく、簡単に編めるものはないかなと検索して見つけたのがネットバッグです。
編んでいる途中の写真を撮るのを忘れてしまったのですが、それほどあっという間に完成。
ちょうど1玉が綺麗になくなってスッキリ。
でも編みあがってみると結構小さくて、ショッピングバッグにはならなさそう。
これはこれで可愛いのですが使い道が思いつかず、とりあえず息子のぬいぐるみを入れてみましたが、
写真を見た息子から絶対にこのバッグにぬいぐるみを入れるのはやめて、と言われてしまいました。。
くまちゃんたちが窮屈そうなのかな。
スクエアモチーフでブランケット(予定)
そして本命のブランケット。
こちらに目下大苦戦中です。
高校時代は一冬で大きなブランケットを5枚も6枚も編んでいたのに(太い針と毛糸を使っていたというのもありますが)、全然進みません。
色を変えながら丸い形を3段編んで
最後の4段目でスクエアにして1つのモチーフが完成です。
一つのモチーフを編むのに40分くらい?
そして細い毛糸を使ってしまったため、一つのスクエアが小さい。。
とりあえず編みあがったスクエアを並べてみましたが、
うーん、ランチョンマットくらい?
ブランケットには程遠いです。
あとこれの何倍編まないといけないんだろう?
気長に数年後の完成を目指して編み続けます。
編み物と建築と
高校時代、今回と同じようなスクエアのモチーフを組み合わせてバッグを作ったことがありました。
他にも色々なパターンを使ってブランケットをバッグや小物にアレンジしていると、ホストマザーが「あなたは何てクリエイティブなの!」と褒めてくれたのです。
当時の私はその言葉がとっても嬉しくて。
そして、その時初めて「何かを作ること、自分で考えたものを形にすることが好きなんだ」と気づきました。
それまで別の学部を目指していましたが、ホストマザーの言葉をきっかけに、建築を学ぶことに決めました。
16歳で出会った編み物は、私にとっては将来を変える大きな存在に。
今でも一編み一編み針を動かしていると、当時の気持ちが少しだけ蘇ってきます。
まだ夢や希望に溢れていた頃。
今の穏やかな生活も好きですが、一心に目標へ向かって頑張っていた当時の自分は、今の自分からすると少し眩しい。
当時のようにはなかなか進まないかぎ針ですが、今の自分のペースでゆっくりと編み続けていこうと思います。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー