「京都でいちばんおいしい焼き菓子店はどこ?」と聞かれたら、今ならこのお店だと答えるかもしれません。
それほど衝撃を受けたのがNowhereman。
2019年にオープンした同店は、クッキーやタルト、バターサンドといった伝統的なフランス菓子が買える焼き菓子店です。
Nowheremanがお店を構えるのは、デパートや路面店が立ち並ぶ四条烏丸エリアから少し南に下った閑静な住宅街の一画。
小さなマンションの1階で製造、販売されています。
Nowhereman定番のおすすめスイーツと味の感想
次々と焼き上がる菓子はどれも高い人気を誇りますが今回購入したのはフィナンシェ。
外側はしっかりと硬めに、内側はしっとりとやわらかく、小麦とバターそれぞれの香り高い風味を楽しむことができます。
このほかおススメしたいのは定番商品であるNサンド。
NサンドはNowheremanの頭文字であるNの形をしたクッキー生地にバタークリームを挟み込んだもの。
甘すぎないクリームとサクッとしたクッキー生地が絶妙なバランスで、リピーターの多いスイーツです。
もちろんおススメしたもの以外にも、ガレットやスコーン、チーズケーキなど気になる焼き菓子はたくさん。
どのお菓子も丁寧に作られているのが、見た目からも伝わってきます。
食べれば誰もが笑顔になれるお菓子は幸せの象徴ともいえそうですが、Nowheremanでは孤独や悲しみ、怒りといった感情にフォーカスし、それらの美しさを表現するように努めているのだそう。
そんな菓子製作の源となっているのが、店主自らが詠む詩です。
人の心に寄り添う詩の世界観を焼き菓子として形にすることで、ただおいしいだけじゃない、優しさも兼ね備えたスイーツが出来上がります。
まずはひとくち、そして添えられている詩のカードをなぞりながら、もうひとくちと、五感を使って食べ進めていくうちに、何気ない日常の時間が特別なものに変わっていきます。
だれかと食べるためだけではなく、辛いことがあった日、自分のために買いに訪れたいスイーツ店だと思いました。
行列必須のお店ですが、並ぶ価値はあるはず!営業日をご確認のうえ、ぜひ行ってみてくださいね。
以前に紹介した雑貨店「木と根」もすぐ近くにありますよ♡
みずうみ
34歳/料理部/料理や読書が好き。ていねいな暮らしに憧れて、最近はインテリアにも興味があります。お休みにはスイーツを作ったり、飼い犬との散歩を楽しむおだやかな日々ですが、そんななかで出会える小さな発見やわくわくを大切に思っています。LEE100人隊メンバーとしてみなさんが楽しめるものを発信できるよう、がんばります!Instagram:@mizuandumi
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みずうみ