遅ればせながら、2022年もどうぞよろしくお願いいたします。

わたしごとながら、2021年年末から2022年年始にかけて、人生でもベスト3に入るくらい？のイレギュラーな時間を過ごしておりました。
物心ついて以来はじめて、クリスマスケーキもおせちも年賀状もないまま、気がついたら年が開けていましたとさ。。。
おかげさまで、どうにか日常が戻り、こうしてブログを書ける幸せを噛みしめています。
平凡な日常、ばんざい！

今年最初のブログは、久しぶりに本のこと。
楽しみにしていたエッセイから料理本、小説まで、5冊ご紹介します。

「ひとまず上出来」ジェーン・スー

大好きなスーさんのエッセイ新刊、待ち侘びていました！
スーさんとわたしは同世代、どころか同じ歳。
なので、どのジャンルのお話も頷きすぎて首がもげそうなくらい！同感することしきりなのです。クスッとどころか、ゲラゲラお腹を抱えて笑うお話もあれば、じんわり温かい気持ちになれたり、背中を押してくれたり。
帯の「重ねる歳はあるけれど、明けない夜はないはずだ」に全てが集約されている気がする1冊。ずっとバイブルになる予感しかしません。

「毎日食べる。家で、ひとりで。」渡辺　康哲

渡辺先生の料理本、最新刊です。
四季を通して1年間を通して記録した日々の献立（写真付き）が圧巻。
エッセイと料理本のいいとこ取りのような1冊です。
シンプルでわかりやすく間違いなくおいしい、渡辺先生の料理。
少し前まで渡辺先生は福岡に在住だったので、ひそかにわたしは何度かレッスンに参加しようと試みておりました。
しかしながら、たまたま予約が取れなかったり都合が合わなかったりで、1度も参加できぬままだったのが今となってはとっても残念です。
器やカトラリーのセンスもとても素敵で、この先も繰り返し開くであろう本になりそうです。

「家族の味」平野　レミ

平野レミさんのエッセイ。
タイトルの通り、家族と料理への愛情がぎゅうぎゅうに詰まった本です。
挿絵はすべてご主人である和田誠さんのもので、とても素敵です。
レミさんが子どもの頃初めて料理をしたお話から、和田さんとの馴れ初め、ご自身の子育てや仕事のお話など、どのお話にも愛情がすみずみに行き渡っているような、そんなエッセイでした。
レシピもたくさん（レミ醬はすぐに作って見ました！おいしかった。）、巻末のご夫婦の対談、清水ミチコさん、阿川佐和子さんとの対談もおもしろい。

「山亭ミアキス」古内　一絵

大好きな古内和江さんの新刊。
心に迷いを抱える人が迷い込む、森の不思議な宿「山亭ミアキス」。
黒猫が描かれたかわいい装丁とタイトルだけですでに楽しみでたまらず購入しました。
こちらはまだ読みはじめたばかり。
これまでの古内さんの作品とは少し違った感じにわくわくしながら読み進めています。

「おいしいレシピができたから」藤井　恵

料理家の藤井恵さんのはじめてのフォトエッセイ。
100人隊ツナちゃんのおすすめと知り、わたしも早速手にしました。
料理家になって22年、主婦になって33年の藤井恵さん、
雑誌やテレビでお馴染みの料理家さんで、わたしもいくつもレシピ本を愛読しています。
料理家としてのこれまで、体の不調、家族の変化、そして長野での新しい暮らしなど、美しい写真とレシピもあわせてゆっくりした気持ちで読みました。
自分自身のこれからの生き方や歳の重ね方に想いを馳せながら、読みました。

そして、発売されたばかりのLEE2月号！
こちらも熟読しております！
スナップに、佐藤栞里さんの冬のかご特集、石井佳苗さんのイッタラも素敵でうっとりしながら読んでいます。

読書のおともはおやつ、
最近、久しぶりにまたハマりつつある、カヌレ作り。
この日もまた焼いて食べています。
チョコのカヌレ、こう見えてなかなかずっしり大きいのですが、あっという間に無くなりました。
北欧のアンティークのカップがなんだか今の気分。

非日常で、気持ちがざわざわしていた時も、本はそっとさりげなく、わたしに寄り添ってくれました。
テレビやSNSなどを見る気にはならなくても、不思議と本はふとした時に開きたくなった。
わたしにとって、本は子どもの頃から今に至るまでずっと友達。そう再認識しました。

今年もまだまだ知らない世界を本をきっかけに知っていきたいなと思います。
拙い読書記録ですが、どうぞよろしくお願いします。