暮らし発見

引き算メイク─眉を描くのをやめた話。

  • エミッコ

2022.01.02

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新年、あけましておめでとうございます。エミッコです。

みなさま、どんなお正月をお過ごしでしょうか。私は特に何もなく、普通にいつも通り物欲にまみれたまま、ファッションバカ通常運転で年を越してしまいました。(でもいつも通りって実は一番尊いのですよね、きっと。)

そうは言いつつも、ファッションバカなりにたくさんの大きな変化をした昨年。その多くは、「本当に自分にとって必要なモノなのかどうかを考え直して、要らなそうなら削ぎ落としてみる」という断捨離タイプの変化でした。
「削ぎ落とす=我慢=ストレス」になるのかと思いきや───意外にも心身ともにラクになり、身軽になり、ゆとりや遊びが出来て。これには驚だった!←頭から爪先まで「無駄」を重ね着してモコモコになってたタイプの人。

そんな昨年削ぎ落としたモノのひとつに、

「眉を描く」

ということがありました。(削ぎ落としただけで、剃り落としてはおりませんのでご安心を!)

 

安室世代には考えもつかなかった!「眉を描かない」という選択。

ゴリゴリに安室世代な私。
ちなみにシャ乱Q世代でもあり、私自身結構ガチなつんくさんファンでもあったので─── もうね、「眉をしっかり描き込むこと」はナチュラルに人生の一部でした。
特に当時は細眉フィーバーだったので、自眉を抜いたり剃ったりして細く整えて、足りない部分をしっかり描く───というのが眉メイクのデフォルト。元は立派だったはずの私の自眉も、毎日当たり前のように抜かれる日々の中で毛根からやる気をなくしたのか、大人になる頃にはすっかり麿呂に。

「眉毛描かずに出歩けるのは、近所のコンビニまでやわ!」

と思ってかれこれ20余年ほど過ごしてまいりまいた。

そのぐらい眉を描くのは当たり前で、すっぴん眉=ハズカシイ。みたいに信じていた私。そんななので、雨の日も風の日も(なんかちょっと違う)日中眉を描かずに外出する。なんてこと・・・考えもつかなかったんですよね。

だがしかし、

 

どハマり中のuneven、ディレクターさんの「パパっとメイク」に衝撃。

昨年からどハマりしているコスメブランド・uneven(アニヴェン)。

真面目にどハマりしているのでブランドやディレクターさんのSNSも欠かさずチェックしているのですが、その中でディレクターさんご自身のリアルなメイクも紹介されていて。それ観てオバチャン、衝撃を受けました。

「眉毛は───眉マスカラで、こうやって・・・こうして・・・こんな感じです。」と、眉マスカラででちゃちゃっとカラーリングして、はい、終わり。

 

!?

 

え。え!?

アイブローペンシルは!?パウダーは!?

ゑ!?

と、自分が動画を見逃したのかと思わず巻き戻してみる41歳。しかし何回巻き戻してもペンシルもパウダーも紹介されておらず。しかも、

「左右対称じゃないし、眉尻の方とかあんまりないです。眉って均等に生えないから困りますよね。」

なんて仰りながらも「左右均等じゃないから」と足すことなく、ナチュラルに終了。───ゑ。

 

”そのまま”を認めて活かすのも、良いのかもしれない。

安室時代にメイクの基盤が形成された(そしてそこから進化してない)41歳にとって、これはあまりにも衝撃が大き過ぎまして。

昨今の太眉の流れで1990~2000年代よりは自眉の量が増えたものの、眉頭も眉尻も眉山も「いらなそうな部分」はちょっと整える→「本来ここに生えてて欲しかった」的なところに描き足す、という基本は変わっていなかった私。

そもそもディレクターさんはすっぴんすらもめちゃくちゃ美人さんで、自眉も麿呂ではないので、いつもの私なら「そりゃ、あなたはキレイだから良いでしょうよ~!」と卑屈になってしまいそうなところですが───
あまりにナチュラルに「眉尻とか・・・あんまりないです。困りますよね・・・」と仰りながらそれを当たり前に認めていらっしゃる姿がとてもチャーミングで、こっちも至極ナチュラルに

あ、そっかー。別に左右対称でなくても、完璧な形でなくても・・・良いのかー。

と納得してしまいまして、今年の夏頃から地味に「眉を整えない(無駄毛扱いしていた部分も剃らない)生活」を開始。ちょっとした眉育です。(そんな言葉ありました?)

 



ある程度生え揃ったので、描くのを完全にやめました。

眉育をしながら、少しずつアイブロウパウダーを使う範囲を減らしてゆき・・・「理想の形ではなくなったけど、まあ、このくらい生えてれば良いか。」ぐらいの量まで到達した年末、眉を描くことを完全にやめました。

20余年ぶりに「自分の眉の形」を認める日がやってきました。←すごく大袈裟。

言うて眉尻も足りないし、眉の下側もまだスカスカだし、眉頭の位置も左右全然違うんですけど、眉マスカラでなんとなくボサボサっとして量感を出して、終了。

 

あ、なんか意外とどうにかなってるかも。

 

ちなみにこれ↓、2年前の描きまくりな眉です。(どアップの連続ですみません・・)

これと比べると、今の眉はだいぶ短いわけですが、まあ、ナチュラル、よね!と思っております。

 

やっぱり眉尻方面がだいぶ足りてないですが、それでもここまで生え戻した(なにそれ)自分、エライ。自分良ければ全て良し!

 

結論!お金と時間が浮き、あと「眉毛なくなるかも」の不安解消。

眉を描くのがあまりにも当然だったので気付かなかったのですが、眉を描くのをやめたら、メイク時間が結構短縮されました。そしてアイブロウパウダーも買わなくなったのでそのお金も浮き。

そして何より、もおおおおおう!一番嬉しいのは、お手洗いでふと顔を見て気付く「やばい眉毛消えてる!」がなくなったこと。
もともと眉が生えてない位置に描き足してたから、ちょっとの摩擦ですぐ消えてたんです。かぶりタイプのお洋服なんて試着したら、なんぼフェイスカバーしてても3着着比べた頃には眉半分行方不明です。

が、今やその心配がなくなり、アイブロウパウダーを持ち歩く必要もなくなり、子供に顔面をわしゃわしゃ触られようとも「^^」のままで、

はぁ~!
なんか色々、満ち足りている!

という気持ちに。

 

メイクのセオリー的には量も長さも位置も不完全な眉なのだと思いますが、unevenのディレクターさんの「そのままが当たり前」というナチュラルな感覚や引き算メイクの方針(?)に出会えて、心身ともに本当に楽になりました♡
コロナ禍で丁度「いろいろ無駄を削ぎ落としたい」と思っていた心にストンと来た。みたいなところもあり、眉を整えるのをやめた結果心が整う結果となりました。

 

ん?なんか妙にうまいこと言えたので、ここで去ります!また!
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます!

 

大好きなuneven、カラーマスカラの話はコチラ▼

unevenで大人カラーメイク♡カラーマスカラが楽しい!

 

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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