年が変わると、気持ちの上ではもう春はすぐそこ───みたいになりますが、事実、今、真冬。(急にロボットなってもーた。)
このタイミングって毎年「くっ・・・!これからが一番寒いというのに・・・・・もう手持ちの冬服におおかた飽きてしまった・・・。」と、クローゼットと自分が倦怠期に陥るのは私だけでしょうか。
本日は、そんな倦怠期を打破してくれるパンチを持ちつつ、でも実は北欧の伝統ニットなので息が長く、おばあちゃんになっても着られる(だからこの時期にお迎えしてもモトが取れる、という言い訳つき。)・・・という優秀さにすっかり熱を上げております「ノルディックニット」について、長々と喋らせてください。
「ノルディックニット」とは、を調べてみた。
ノルディック=「北欧の」
という意味の通り、ノルディックニットとは北欧の伝統的な柄が施されたニットのこと。(伝統的な柄=トナカイ・モミの木・雪の結晶とか、あと幾何学模様も。)
↑ 雪の結晶柄❄
これらは柄としての意味合いだけでなく、北欧=極寒の地なので、柄を編み込むことでニット自体が厚くなり、より保温性が高まる。という機能面も担っているのだとか。
事実、きちんとノルディックニットの作りをしているものはしっかり肉厚で、見るからに暖かそう。(日本ブランドだと、100人隊にもファンの多いBATONERなどが有名ですよね♡)
↑裏から見ると、雪の結晶柄を編み込むことによって、黒い毛糸の分の厚みが増していることがよくわかります。肉厚ふくふく。
”ほっこりナチュラル”だけじゃない!
実は色も柄も個性たっぷり、とっても素敵なノルディックニット。
トナカイさんや雪の結晶や・・・というと、なんだかほっこり可愛い系・ナチュラル系な気がするノルディックニット。
まさに私もそういう認識をしていたので、どちらかと言うとインパクト系(そんな系統あります?)な私とノルディックニットは、一生相容れない関係なのだろうな~。なんて思っておりました。
が!
古着を着るようになり、リアルに北欧で着られていた”ガチのノルディックニット”たちに出会ってビックリ!
赤・青・緑・オレンジ・黄色・・・と色が入ったものも多く、トーンもくすみ系ばかりでなく鮮やかなものも。そして、新品では見たことのなかったチロリアンテープや装飾フックなどなどディテールも素敵で───
あれ!?思ってたノルディックと全然違う!
なぜかノルディックニットって、”ノルディック(北欧の)”なのに、こんな”チロリアン(オーストリア・チロル地方の)”テープで縁取られているものがとても多い。なぜかは知らないが、これがまあ、可愛いのなんの!
ひとつひとつ柄や色合わせに個性があって、とっても凝っていて、まあとにかく総じてノルディックって
めっっ ちゃくちゃ可愛い!!! のです。(語彙・・・)
伝統的なニット=トレンドに流されない。
けど、今っぽいファッションにすごく合う。
色や柄やと言われると、なんだか「ベーシック」とは相反する存在のように感じてしまうのですが、そもそも昔から北欧で愛されてきた伝統ニット。なのでトレンドなんて関係なく、おばあちゃんになっても着られるし、孫子の代へ受け継いでゆくことも出来る。
だけど、「伝統的=古くさい」では決してなく。何故か今っぽいファッションにサクっと溶け込んで、今っぽいバランスで着られる不思議。
とまあ、そんなこんなで・・・すっかりわたくし、おネツなのです。
勿論、ナチュラル系のファッションの方が着るのもめちゃくちゃ可愛いですが、オニールみたいなチェックスカートでトラッドスタイルに合わせるのもゲキカワだし、大人女子の新定番・オーバーオールの上にノルディックカーデ羽織るとかもう悶える素敵さ。はぁ~♡
メンズっぽくデニムやカーゴにざくっと合わせても良いし、逆に大きなつけ襟で女子感を盛っても良い。
あ、やばい。ノルディック知らなくてだいぶ人生損してたぞ。←今ココ
というわけでコーデ!
───の前に、マイ・ノルディックを少しご紹介させてください。
こちらは以前「大人は赤を着よう!」という内容のブログでご紹介したものなのでもうさらっと・・・
全体に編み込まれた雪の結晶柄がお気に入り。古着です。
100%主役アイテムなので、あれこれコーディネートを考える時間がなーい!みたいな時でも瞬時に良い感じのスタイルが完成し(とりあえずデニムでも白パンでも黒スカートでも、無地のベーシックな形のものを穿いておけば確実に決まる。)、思った以上にかなり便利です。
チロリアンテープ&装飾フックが華やかなこの子はカーデ。こちらも古着。
華やかといっても色合いだけの話で、デザイン的には温かみのあるカジュアル方面。なのでこちらも気負わず、いつもの大人カジュアルアイテムにじゃんじゃん合わせちゃっています。
パンチを求めてこんなターコイズブルーを選びましたが、同じ青でもネイビー系のものの方がノルディックニット界では主流な模様。お店にはアイボリー×ネイビー系のかわゆいノルディックが沢山ありました。
(古着のリアルなノルディック、本当に素敵な色柄がたくさんです。「古着 ノルディック」でネット検索すると出てくるので、ぜひぜひ♡)
まずはカーディガン編。
一番好きなオーバーオールとの組み合わせ♡
ズラリと並ぶノルディックのカーデたちを初めて見た瞬間、「きゃー!オーバーオールの上に羽織りたい!」と目が♡になったことを今でも鮮明に記憶している私。
そのくらい、オーバーオールとの合わせは可愛い!何故かはわからないが、とにかく可愛い!(それじゃブログとして成り立ってないような・・・)
オールホワイトのコーデに、ノルディックとパール×ビーズネックレス(先日投稿したやつ)で彩りを。バッグはmarrowのもの。
・・・バッグ、個人的には
このくらいパンチがあっても好きなんですが、──────やり過ぎましたか。てへぺろ。
ちなみに、オーバーオールを色落ちブルーにすると
よりカジュアルな雰囲気に。これもまただいぶ好き!(購入したお店にて。掲載許可をいただいております。)
プリントTとデニムでアクティブスタイル
あれ?
なんだか実際に着るより、メンズ感強めのゴツい感じになっておる・・・涙
ホントはもっと可愛いんです~。もう少し少年っぽいというか・・・こんな強そうな感じじゃないんです~~~。←必死
謎のゴツさは脇に置いて、そうそう、カーデのインナーにプリントTを使うが個人的にすごく好きで。色&柄モノなノルディックカーデだったとしても、無地カーデと同じようにプリントTを挟んじゃってます。むしろ柄と柄の感じが意外と可愛い!ミッキーTとかもよく挟みます。
あ。
余談ですが、 冬に半袖Tのプリントをチラ見せする時には(カーデを絶対に脱がない前提で)、
こうして、ババシャツの上に半袖Tを重ねております。笑
なかなかのトンデモレイヤードですが、真冬のコーディネートならカーデを脱ぐことはまずないので、問題なし。地味にオススメです。笑
───と、ここで。
そろそろ3,000文字ですが、まだまだ続きまくりそうなので・・・一旦〆て後編に移行します!すみません!
後半はこちら▼
エミッコ
41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina
この記事へのコメント( 7 )
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エミッコ