▼前編はこちら
https://lee.hpplus.jp/100nintai/2150490/
さて!本日も快調に長くなってまいりました。
タイツの話・後編、ささっと参りましょう~~~
40歳からの肌事情───化繊がかゆくてツラい。
そう、化繊問題です。
もともとは自らを「鈍感肌」と名乗るほど、乾燥やかゆみと無縁だった私。それが30代後半から徐々に敏感になり始め、40歳を迎えた昨年───
ついに、化繊を多く含んでいて素肌に密着するアイテムが、ほとんどかゆくてアウト!になってしまいました。涙(肌着・タイツ&レギンス・細身のパンツ・あとマフラー&ストール類も厳しい。)
特にタイツはびったーーーーーーっと肌に張り付くモノなので、かゆみ指数が高くて。
しかし。
これまでタイツに関して「とりあえず黒で良いやろ。」ぐらい無頓着でやって来たタイツ弱者の私。もちろん品質にも無頓着だったので、手持ちの黒タイツはどれも安価な化繊ばかりで・・・
もう全然無理。かゆくて気狂いそう。ムキー!
人生初、上質なコットンタイツを検討。
そんなわけで、化繊タイツと強制的にお別れすることとなった私。
もはや安全な選択肢はコットンタイツしかないのかもしれない。けど、けど!!
コットンタイツてあったかいの・・・?
という、素朴な疑問。
(肌着とかはコットンベースだったとしても、その上にニットだのスウェットだの着るから良のですが、タイツって基本・・・孤立無援ですやん?たまにスカートがまとわりついて来る以外、基本、一人ですやん?)
───よし!そんな時は頼れる100人隊同期に聞いてみよう!
ということで、FALKE愛用者のあさみんに聞いてみた。
あさみん「FALKEのファミリータイツ、あったかいよ!チクチクしないし。」
・・・・よっしゃ!あったかかった!!しかも、チクチクしない。最高!
となると残る関門(?)はお値段だけ。
今まで3桁プライスの化繊タイツで生きてきた私にとって、FALKEやBLEUFORETみたいな一流コットンタイツはなかなか勇気の要るお値段───
かと思ったら、
あさみん「しっかりしてるし、何年も穿けるで!」
!は!っ!
よくよく考えたら私の安価な化繊タイツたちは、1年も経たず毛玉だらけになったり、すぐ破れたり、「良い状態のまま長持ちする」と言えるようなものではなかった。
そうか・・・「1,000円の白Tを数年ごとにずっと買い替え続けるか、8,000円の白Tを何年も着続けるか」みたいな話はタイツ界にも存在したのか───と初めて気付きまして。(遅っ)
そう気付くと、曲がりなりにも”LEE100人隊”を名乗らせていただいているんだもの、「丁寧な暮らし」=「よいものを、長く、大切に。」という理想に自分を近付けたい!という想いが後押しとなり、
40歳にして人生初、上質タイツに手を出してしまいました。キャー。
選んだのは、FALKEとBLEUFORETのグレー。
全ての困り事から解放されました。
前編で暑苦しく申し上げた通り「とりあえずグレーしか勝たん」ことは理解していたので、選んだのはFALKEのチャコールグレー・BLEUFORETのライトグレーのコットンタイツ。
↑の写真のうち、左の(無地の)2足がそれです。
(本当はあさみんイチオシ・FALKEのライトグレーが欲しかったのですが、たまたま在庫がなく。なのでBLEUFORETでライトグレーを♡)
穿いてみると、どちらもほぼコットン(FALKEは94%、BLEUFORETは97%がコットン)なのに本当にちゃんと暖かい!
底冷え自慢の京都でも全然平気で、逆に暖房が効いた屋内で変に熱が篭って火照っちゃう・・・ということもなく。
そして勿論つらいチクチクから解放され(特にBLEUFORETはアルガンオイル配合だとかで、めっ ちゃ滑らかしっとり、もちもち♡)、更に!今までの無頓着タイツは数回穿いただけで毛玉になったりしていたのに、この2足は1年間超ヘビロテして、目立つ毛玉、なし。
・・・よく摩擦が起きるウエスト周辺に多少毛羽立ちはあるのですが、外からは見えないし気になるほどひどくもなく。
それより個人的には、穿いて洗って・・・を繰り返して生地がフワっとしてきた感じも好き♡
1年本当にヘビロテして、脚部分の質感はこんな ↑ 感じ。毛玉らしい毛玉はないし、新品よりふんわりしていて可愛い。(と私は思っている。)
そして学ぶ、「タイツはボトム。」という考え方。
よく賢者が言いますよね。
「タイツはボトムですから。ちゃんとお金かけなきゃ!」
と。
・・・本当に、本当に、その通りでした。(深々しみじみ
「良いタイツ」は、素材や耐久性はもちろんのこと、よくよく考えると色みや質感・履き心地など全てにおいて、下着ではなく、ボトム。
例えば今年買い足したこのBLEUFORETは
なんとも深い深ーーい、色つやから上質さを感じるグリーン。
アップの方が色伝わるかしら・・・
この深い絶妙な色、そして先述の滑らかな質感って、ただ単に「良い色」「肌触りが良い」という事実だけではなくって、”それゆえに放つオーラ”が違う。
あかん、説明が下手過ぎるのでちょっと置き換えてみますと・・・少し背伸びして手に入れた上質なパンツって、色や形がめちゃくちゃベーシックだったとしても、「何かが違う」というオーラを感じませんか。
それって多分、上質な素材だったり、丁寧に作られた生地だったり、計算し尽くされた色や形だったり───というところから発せられるもので、これはタイツでも同じはず。
「ロングスカートだからほぼ見えてないし。」と油断しがちなタイツだけど、実は他人からは結構見えちゃっているだけに・・・そこにオーラがあるかないかは、コーディネート全体が纏う雰囲気を変えてしまうくらい大きな力を持っているのかも───
てことで、
結論 = タイツはボトム。
え待って、長くないです?
あれれ結局めっちゃ長いですよね。タイツ単品でこんなに書いちゃった。
というわけで大慌てで〆に入りますと、
一昨年までのタイツ弱者だった私は正直なところ、
「いやそりゃお金持ちになったら買うかもしれませんが・・・なかなかねぇ。
ていうか所詮タイツですやん?そんな違います?」
なあんて思っていたわけですが、今では真顔で眼鏡クイっとしながら
「いやタイツはボトムだがー?
毎年快適に美しく穿ける方が良くないかー?そして長く穿ける方が圧倒的高コスパであるがー?」
と、ヲタク君調の早口で言い放ちたい。
※追伸
ところでFALKEとBLEUFORETの違いは何なの?どうなの?どっちが良いのかしら?
という方は、同期のふわふわ氏が先日とてもわかりやすい比較レビューをされていたので、ぜひ♡
▼タイツ考察・前編はこちら
エミッコ
41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina
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エミッコ