絵本作家・酒井駒子さんの絵や文章が大好きです。

おすすめしたい本はたくさんありますが…。

私がとくべつ好きだと思う本はこちら。

ビロードのうさぎ

この絵本を読むたび、言いようもないせつなさが胸にこみ上げてきます。

「ぼうや」と「うさぎ」のあたたかなつながりや、「ほんとうのうさぎ」になるとはどういうことか…。

お話自体は昔からある有名なものですが、私は酒井駒子さんの抄訳と絵だからこそ醸し出される味わいに心が惹かれます。

その昔、サイン会で酒井さんに直接サインを書いていただいたのも、特に思い入れがある理由のひとつ。

酒井駒子展に行ってきました

立川のPLAY !MUSEUMで開催されています。

当初の展示期間は7月までで終わっていたのですが、緊急事態宣言中は休館していたこともあり、今回とくべつに再展示をされています。（会期は今月14日まで。）

絵ってこんなふうに見せることもできるんだな…と驚いてしまう、斬新な展示のしかた。

木がふんだんに使われていて、全体的に温かみのある雰囲気でした。

酒井さんの私物の展示も。

撮影はできませんでしたが、デメルのチョコレート箱のなかに入れられた、薄紙に包まれたセルロイド人形とか…これぞ酒井駒子さんの世界、と思わず頷いてしまう小物たちに文字通りきゅうんとしてしまいました。

おみやげ

PLAY!MUSEUMでは、展覧会の来場者全員に「おみやげ」を渡してくれます。

今回は「ことばひろい」。

最初に受付で渡された黒いファイル、こちらに会場で集めたことばの紙を入れていってくださいと説明がありました。

展示を見終わったあとも余韻がつづくように。

（なんて素敵なサービスなんでしょう！）

スーベニールショップではポストカードを何枚か買いました。

大好きな物語の挿絵もポストカードになっていて、感激！

家に帰ってからも浸ってしまう、素敵な展覧会でした。

こちらにも注目！

PLAY!MUSEUMでもらってきたチラシ。次の展示は柚木沙弥郎展！

柚木さんのことは以前ブログに書かせてもらったことがありますが（よければご参照ください①②）、夫婦でずっと大ファンの染色家さんです。

こちらも絶対に伺います！楽しみです。