LEE11月号の特集。
読んでスッキリ!「女性によるエッセイ」が心の友達
エッセイは「心の友達」。
まさにだなあと常日頃から感じていました。
エッセイって、「ちょっとちょっと聞いてよ〜。こんなことがあってね…」と、作者から読者へ、まるで友人や隣人かのような親しみをもって話しかけてくれるような気安さがあって、すごく好きです。
笑える話も、「へえ〜っ」と驚くような話も、人生訓のような話も。
私は人生の要所要所で、いったいどれだけエッセイに救われてきただろうと感じます。
私が誌面で紹介させていただいた本がこちら。
イラストレーター・田村セツコさんの『おちゃめ力宣言します!』です。
読んでいるだけで口元がほころんでくる、とにかくハッピー♡になれる本です。
「ポジティブ」というワードって、ときにその言葉に首を絞められてしまうというか、中身が空虚に感じられて虚しくなってしまうことがあるんですが…。
田村さんのそれには説得力があるんです。
「おちゃめ力」があれば、これから先なにがあっても乗り越えられるんじゃないかな。
そんな気にさせてくれる1冊です。
こちらは私が小学1年生のときからずっと大切にしている、バイブルみたいなシリーズ。田村さんのイラストが夢みたいにかわいいんです。(装丁は変わりましたが、田村さんのイラストは今の版でも使用されています。)
「おちゃめ」って本当にいい言葉だなあと、ここでも改めて。
おちゃめなおばあちゃんになりたいです!
『自分で名付ける』
こちらも誌面で紹介されていましたね。
松田青子さんの著作はほとんど読んでいます。大好き!
こちらの本では、「自分の普通を人に押しつけるな!」と、気持ち良く啖呵を切っておられます。
インタビューによると、松田さんは普段から日々のモヤモヤを見過ごさないようにされているのだとか。
これは、私とってはなかなか容易にできることではありません。
なぜなら、私はモヤモヤしたことをなるべく早く忘れるようにしてきたから。
そうしないとモヤモヤがストレスとなって、ぺしゃんこになってしまうから。
それでも、自分が見過ごしてきた「もやもや」にきちんと向き合うこと、そして立ち向かうということは、30歳くらいのときに松田さんのエッセイに出会って以来、少しずつ芽生えてきた意識です。
おかしいと思ったことを見過ごさず、「え、これっておかしいよね?」ときちんと感じること。
そしてそれを伝えること。
小さなことかもしれませんが、そんな積み重ねが、もしかしたら私の娘が大人になったとき、性別のために苦労することも憤ることもない社会に近づいているかもしれない。
そんなことを考えています。
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
38歳/夫・娘(4歳)・息子(1歳)/手づくり部・料理部コーヒーが好き。ミルクティーも好き。掃除は好きだけど片づけは苦手。手紙部部員。都内の雑貨屋さんや本屋さんなどを巡る休日も好きですが、海や山で過ごすのも大好き。いつも気持ちの良い場所を探しています。日記をつけはじめて1年。なるべく楽しいことを書き残したいので、いいこと探しを心がけるようになりました。昨年まで10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。絵本ラバーです。
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