盆栽、昔から愛されているものですが、私にはこれまで縁遠かったもの。
でも、身近にやっている方がいると、親しみがわくんですよね。
知り合いの漆作家さんが、盆栽職人さんとコラボレーションした「漆箔木」という個展をされていて、その中で「ミニ盆栽」を作れるというワークショップがあったので、体験してみました。
ちなみに、こちらが「漆箔木」。枯れた盆栽を漆で塗っています。なんだかカッコいいアートのよう。
盆栽は、大切に育ててきた方の思いがこもっているもの。それを残したい、という思いから始まった取り組みだそうです。
まずは苗と器選びから
盆栽用のたくさんの種類の苗。
松、桜、柚子、ローズマリー!等、好きなものを一つ、選びます。
私は、盆栽と言えば、定番の松しました。松にも種類があって、しだれている女松に決定。
盆栽を植える器もたくさん。いろんな窯を訪れて、購入されているそう。
このサイズで、将来育つ盆栽のサイズ感が決まってきます。私は小さめの信楽焼をセレクトしました。
苗を針金で整えてから、植える
まだ生まれて3年目程度の松、幹が細いです。その幹に添わせるように針金を巻き付けていきます。
この針金を持って、幹のうねりを作っていくんですね!
ポットから出して、根っこを優しくほぐしたら、先ほど選んだ器に植え替えます。
たっぷり吸水させて、ひとまず植え替え完了。
自分の性格が表れる、装飾の過程
植えた後は、土の部分に苔や石を使って装飾していきます。
植えた植物の周りに置く石の位置などで、作り手の性格がわかるそうです。
ちなみに、教えてくれた先生は、盆栽発祥の地と言われる広島の己斐という地域で江戸時代から400年以上続く盆栽職人の着能花園さんでした。
そして完成したのが、一番最初の写真。
しだれ具合が繊細。何年もかけて、大きく育っていくんだろうな。とても気長だけど、その先を楽しみに、一緒に歳を重ねていきたいと思います。枯らさないように!
こちらが、今回展示販売されていた、盆栽の一部。
カッコいいなあ!
植物のカタチを時間をかけて整えたり、その周りに小さな庭を作ったり、これまで知らなかった盆栽の世界、結構楽しいな!と感じました。
新たな趣味になるかも!
tamcafe
43歳/夫・娘(11歳)・息子(8歳)/料理部/かわいい子供達とクリエイティブな夫に支えられて日々過ごしています。周りも自分も笑顔でいられるよう、何気ない幸せな瞬間を大切に暮らしたいと思っています。美味しいもの、シンプルで上品なものが好きです。Instagram:@tamakiyanagiya
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