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おでかけ部

*北アルプス国際芸術祭へ 2020-2021

  • ほりとも

2021.10.29

  • 4

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北アルプス国際芸術祭は長野県大町市を舞台に国内外のアーティストが参加する現代アートの祭典です。2017年に続き今回が2回目の開催で総合ディレクターに北川フラムさん、ビジュアルディレクターは皆川明さんが務めています。前回開催時に私のまわりのモノづくりに長けた友人たちがみんな出かけていて、何、なにこれ?、、、と興味津津だった私←なのに腰が重くて結局行かず、次こそはと思っていたらコロナで延期の昨年、さすがに今年は動きました。

前もってガイドブックは購入、しっかり予習済み◎私が暮らす松本市から大町市へは車で約1時間。かつて塩の道千国街道の宿場町として栄えた地で、湖が3つ、黒部ダムの玄関口でありダムも3つあって、山あり湧水ありで昔から自然と人の暮らしが融合、交差してきたところです。、という私も白馬へ行く途中、ぐらいにしか思っていなくて今回アートをきっかけに大町を旅できたことは新しい発見でした。

アートを巡って土地の魅力を知る

信濃大町駅前のインフォメーションセンターにてパスポートを購入¥3000 検温済のリストバンドを付けて出発です。範囲がとっても広大なので車で巡るのがオススメ(シャトルバスの運行あります)

駅前で早速かわいいアートが迎えてくれる
ジミーリャオ  本を楽しむ2人のこども”書童”


のどかな田んぼ道の先にビヨッと土壁のドーム *コタケマン  Nowま、生ケルノ山


鷹狩山山頂へ、車のすれ違いも難しい山道を紅葉する木々の木漏れ日の中進むと、苔むした石の階段、、作品の序章のようで気持ちが高まります。

足もとはParaboot/アヴォリアーズ履き慣らし中です

空き家をキャンバスとした、*クリエイティブチーム「」による作品。窓から見える北アルプスが合成のように美しく圧倒的で、
前後左右を不安定な白い曲線に囲まれた空間を進むと、平衡感覚が変になって、おもしろくて子供のようにはしゃいでました。

梁の上をまたいだり、
急に空間がひらけたり、アート世界に飛び込んだように感じた。

次は隣の展望台へ *菊池良太 フリークライマーの彼が大町の景色に入り込むパフォーマンスを記録した写真作品の数々で、あり得ない場所での菊池さんがいっぱい、私も少しだけスリリングな気分を味わった。

山を下って昔ながらの里山地域へ、タイムスリップしたかのようなバス停、もはやこれもアートかも、

青島左門  ゲートボール場内に作った暗闇空間に銀河を感じさせる光の作品

持田敦子 使われなくなった教員住宅が、、切りとられ、ぶつかってるー


木崎湖へ、山に囲まれた静かで美しい湖です。夏はキャンプ、釣り、サップ、湖水浴とアウトドアが楽しめます。

↓湖畔に佇むかつてのドライブインに作家の息吹 *淺井真至

↓湖畔を進むと 空き家を舞台にした *木村崇人  水をあそぶ「光の劇場」

透き通る湖面と紅葉する山が縁取られてより一層綺麗に観えて、私もアートに溶け入ってみる、

美麻珈琲

大町市美麻にある自家焙煎珈琲と手作りケーキのお店です。ちょうどアート巡りのルート上にあってこちらで珈琲休憩。前から来たかったカフェでアートの余韻とは贅沢です。

絵本の中に出てくるような建物は藁(ストロー)ロック(ベイル)を積み重ね、土と漆喰で塗ったストローベイルハウスで美麻珈琲はなんとセルフビルドで建てられたそうです。解体すると土に戻る究極のエコロジーハウス、これもアート巡りの中のひと作品のように感じます。

少し温かいパンプキンパイを大きく一口頬張りながら、、、自然と生活の中に溶け込むように創られた作品を思い起こす、その目的を無くした場所や建物が、それぞれの作り手の想いや表現を乗せて現代アートとしてまた多くの人の心を動かし力になる、大町の魅力も存分に私の力にもなった。

1日で巡れた作品はほんの8つ、会期終了11/21までに観たい作品はまだまだ、ぜひもう一度と思っています。

ほりとも

 

ほりとも

44歳/夫・娘(21歳・18歳)/手づくり部・料理部・美容部/四季をたっぷり感じられるテラスのある家に暮らす日々。ほぼ終えた子育て後のひとり時間、夫婦の時間を愉しみながら自分らしい創造を綴ります。Instagram:@horii.sense

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