父方の祖父の持ち物だった大正時代の桐箪笥を実家から引き継ぎました。私が生まれた年に亡くなった祖父の箪笥はその後、祖母が使っていて、おばあちゃん子だった私はこの箪笥を開け閉めすると”ガコン”と大きな音のする重厚な金具の持ち手がとってもかっこよく思えておばあちゃんの隣に座りながら洋服を出し入れする姿を毎回楽しく見ていました。誰も使わなくなってしばらく経ち、そういえばあの箪笥?と父に聞くと「いいよ運んでやる」ということに、、、それが昨年の秋のこと。
箪笥をじゃぶじゃぶ水洗い
見た目は子供の時に感じた通りのカッコよさ◎内側に和紙が貼ってありこれが古い湿気や匂いを吸っているようで丁寧に霧吹きしてそっと剥がし、あとは自己責任でじゃぶじゃぶタワシで水洗いしました。洗いながら子供の頃の自分が見ていた景色が断片的に思い出されて懐かしみながら、この家に迎えられた縁を噛み締めながら、、、
古い匂いはほぼなくなり桐の香り、さてどこに置こう、何を入れよう、どう使おう。そんな2020秋でした。
一年越しでちゃんと私の持ち物となりました。
うちに来てから一年近く、ウォークインクローゼットの中に置こうか、2段重ねて置こうか、洋服入れにしようか、着物を入れようか、色々な使い方をシュミレーションしつつ、最近やっとしっくりくる位置が定まりました。
箪笥の中身は、、、アクセサリーとあちこちバラバラにしまってあった和装小物を集めてここに収納することにしました。
1段目:無印良品ベロア内箱仕切にアクセサリーを収納
2段目:無印良品ステンレスワイヤーバスケットに着付け小物を
3段目:無印良品ポリエステル綿麻混ソフトボックスに襦袢と半幅帯を
まだ何も入れていない余白引き出しには人工芝をカットして敷いてみました。↑面白くないですか?古箪笥×人工芝。大事なものをそっと仕舞いたくなります。
祖父母の思い出と実家の景色を少し切り取って我が家にはめこんだよう。私のモノとして馴染むまでに1年かかったな。これからは我が家の景色の1ピースです。
ほりとも
ほりとも
44歳/夫・娘(21歳・18歳)/手づくり部・料理部・美容部/四季をたっぷり感じられるテラスのある家に暮らす日々。ほぼ終えた子育て後のひとり時間、夫婦の時間を愉しみながら自分らしい創造を綴ります。Instagram:@horii.sense
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