平日に2連休が取れたので、ふいに思い立ち、ポイントを使って近場の温泉宿に一泊してきました。
行った先は、夏なら車で1時間かからない近場。
だけどこの季節は雪道必至。
助手席の私は運転手のテンションを下げないよう、
尾崎豊と浜田省吾と長渕剛の曲をエンドレスで流し続け、無事に宿に到着しました。
地名を検索しても「廃墟」というワードへのヒットが絶えない、いささかヘビーな場所ですが、
大渓谷の中にあって、近くには日本の滝百選に選ばれた滝や「日本で最も美しい沢」ともいわれる沢が流れていたり、
素晴らしい景勝地でした。
さて。宿に到着すると、
お話好きな御主人に迎えられ、吹雪の玄関先で10分ほど足止めを喰らい、ようやくチェックイン!
お部屋は広々としていて、清潔感も◎
早速、温泉へ。
湧出した温泉が、空気に触れないよう汲み上げている、というそのお湯は抜群でしたが、
とにかく広~いお風呂と窓の外に広がる大渓谷が迫力ありすぎて、言いようのない恐怖を感じながら、
もう一人のお客さんが上がるのを横目でチラチラ確認して、一緒に上がりました(笑)
お部屋へ戻る途中、お話し好きな紳士に再び遭遇!!!
温泉の歴史や、効果的な浸かり方を丁寧に教えていただき、すっかり湯冷めした後(!)は、
お待ちかねの夕食♪
カチッと点火して食べる小さい鍋料理とか、お刺身とか、煮物とか、釜めしとお味噌汁とか。
「吹雪の夜の寂れた旅館」というシチュエーションがぴったりの、過不足ないお食事でした。
もちろんお酒は熱燗。
この日は、あの国民的アイドルの番組の最終回だったので、夕食の後は、
ほろ酔い気分で目を潤ませつつ、やいのやいの言いながら最後まで番組を見て、就寝。
テレビをあまり見ない我が家だからこそ、こういう時にテレビを楽しむのには特別感があります。
翌朝
カーテンを開けた私たちの眼前には、一晩で更に雪の降り積もった大渓谷が広がり、
下を見ると、あの紳士が私たち宿泊客の車に積もった雪を降ろして下さっていました。感謝!
朝食も、大渓谷を見ながら、いわゆる宿のバイキング。これも過不足なく、満足。
朝食の後は、男女入れ替わったお風呂に入りました。
この、朝入った方のお風呂が、こちらの宿最大の売り「岩風呂」だそうで、
壁面が一面、大自然そのままの岩壁なんです。
これがまた野趣に満ちて、怖いのなんの(泣)
自然への畏怖、と言うのか、岩壁を前に、自分のちっぽけさに萎縮してしまい、
同じく、他のお客さんが居なくなるのを見てさりげなく一緒に上がりました。
チェックアウト、ここでも紳士が寒空の下、渓谷について丁寧に解説して下さいましたが、これが最後と思うとしんみり。
人との出会いは旅の楽しさでもあります。
万が一のがけ崩れに備えて(!)暖かさ重視でオシャレして行かなかったんだけど、
滅多にない全身ショットなので一応…
ダウン:アルマーニ コレツィオーニ
ニット:GAP(まったく写ってないですね)
ボトム:去年楽天で買ったあったかパンツ(980円!これ、-20℃の外作業でも大丈夫!)
ブーツ:SOREL
この後は近くのダムに行き、改めて大自然を感じました。(トップの画像がそれです)
余談ですが、この一帯は、かつて数軒あった温泉宿がほとんど廃業していることから
廃墟マニアの方に注目されているようですが、
今回泊まったお宿は「現役なのに廃墟感がある!!」とマニアの方に高く評価されているようです(笑)
頷ける部分は大いにある一方、そのノスタルジックさやホスピタリティに、ネットの口コミ評価も高いようです。
今年最後のクリップになりました。皆さま、良いお年をお迎えください。
今年も一年ありがとうございました
065タミオ
タミオ
35歳/二人暮らし/心の豊かさを求め、北海道の田舎へ移住して10年以上が経ちました。出張や旅行で国内を飛び回っており、各地の味覚に巡り会うことが元気の源です。仕事中心の日々ですが、おしゃれやお買い物も更に充実させたいです。
この記事へのコメント( 9 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
タミオ