オリンピック、息子の夏休み、旅行などでバタバタとし、

お久しぶりのブログとなってしまいました。

ドイツでは夏の間は何とか感染状況が落ち着いています。

今年も直前まで状況を見てキャンセルできるよう、

飛行機ではなく車で行ける場所へ旅行してきました。

昨夏は北の海を目指して旅行をしたのですが、今年は南へ下ることに。

最終目的地は国境を越えた先ですが、途中、ドイツにある2つの美術館に立ち寄りました。

有名建築が一堂に

スイスとドイツの国境沿い、ドイツ側のヴァイルアムラインという街に、

著名な建築家の建物が集積する場所があります。

「ヴィトラキャンパス」と呼ばれるこの場所。

デザイン好き、建築好きな方の中にはご存知の方も多いかも知れませんね。

スイスの家具メーカー、ヴィトラ社の工場やショールーム、

膨大な家具コレクションを展示する美術館などで構成されています。

建築を巡りをしていた学生時代にも訪れたことがあったのですが、

2010年に建てられた「ヴィトラハウス」が見たくて、今回立ち寄ることにしました。

緑がいっぱいのヴィトラハウスカフェ

車を走らせていると、細長い建物を積み上げたようなユニークな形のヴィトラハウスが見えて来ました。

ワクワク。

コロナの影響で営業時間が短くなっているようで、全ての建物は正午からオープン。

少し早く着いたのでぐるりとキャンパス内を歩いて建物を見学し、

ヴィトラハウスのカフェでランチにしました。

ランチになぜかチーズケーキの旦那さん。

帰り際に撮影したら、どんどん人が増えていました。早めに来てよかった。

食べ終えて飽き始めた息子は、カフェの周りに広がる芝生へ。

子供を見ながらゆっくりカフェで過ごせるので、

子連れにはありがたい作りです。

イームズ エレファントが柵の中に。

ヴィトラハウスに並ぶ名作チェアたち

カフェの後はショールームであるヴィトラハウスを見学。

それぞれお気に入りの椅子を見つけよう！と見て回り、

「あわよくば1脚くらい買っちゃう？」と思っていたのですが。

息子が気に入った椅子がまさかの大きさで、とても無理でした。

というか、やはりどの椅子もとても気軽に買えるような値段ではありません。

もう一つのお気に入り、クマちゃんのクッションのような椅子でも10万円くらいでした。

私はアアルトのこの椅子がいいな。

建物内には他にも名作チェアがずらり。

ミュージアムショップにも。

置かれた椅子を見たり、座ってまわるのはもちろん、

建築も迷路のようで楽しくて。

大きな窓から切り取られた風景と、インテリアの調和も素晴らしく、

何時間でも過ごせてしまいそうでした。

ただ子供はそうもいかず。

お気に入りの椅子に登った後は、早く外の「アレ」に行きたい、と。

ヴィトラ スライド タワーとガーデン

こちらも以前来た時にはなかった巨大滑り台。

ドイツの建築家によって建てられた美術作品兼、展望台兼、滑り台だそうです。

滑り台の上から見るヴィトラハウスとガーデンはとっても綺麗でした。

カメラを持って滑り下りる勇気がなく、写真がなくてすみません。。

私も滑りましたが、グルグルと目がまわり1回でギブアップ。

一方「もう1回」が止まらない息子。

ヴィトラハウス内から見たガーデンと滑り台。

ガーデンの図面も素敵。

ヴィトラキャンパスは以前訪れた時よりもさらに建築や施設が充実し、

敷地も広く、子連れでものんびりと楽しめる場所になっていました。

建築、美術館巡りが楽しいバーゼル

このヴィトラキャンパスはドイツにありますが、1番近い都市はスイスのバーゼルになります。

バーゼルはヴィトラハウスを設計したヘルツォーク＆ド・ムーロンのお膝元。

夜は彼らが改修を手がけたホテルに泊まり、ヘルツォーク＆ド・ムーロン建築を満喫しました。

バーゼルには他にも美術館がたくさんあり、アートや建築好きの方には楽しい街だと思います。

今はなかなか海外へ出ることが難しいですが、

安心して旅行ができる日が来たらぜひ！