こんにちは！ 059ツナです。
子どもの頃から読書好きの私。雑誌以外にも常に何らかの本を読んでいます。
今回は「夏に読みたくなる本」を紹介させてください。

ドラマ『すいか』を知っていますか？

『すいか』というテレビドラマを知っていますか？
2003年に放送されたもので、小林聡美さんが主演されていました。
キャストがとにかく豪華で、浅丘ルリ子さん、片桐はいりさん、小泉今日子さん、市川実日子さん…挙げていくとキリがないほどです。

今月のLEEの表紙を飾るともさかりえさんも出演されています！心に傷を持つ役柄なんですが、ファッションも含めてとにかくかわいい♡若い頃と全然変わらない美しさにため息。

このドラマはだいぶ前に放送されたにもかかわらず、今でも根強い人気があるんです。
派手さはないのに（視聴率は実際ふるわなかったそう）じんわり心に響くものがあって、私も一度見ただけなのにすごく印象に残っています。

どこか懐かしく温かな雰囲気をまとった風景とか、登場人物がはなつ言葉とか…忘れられない。わかるー！って思う方、もしかしたら案外いるんじゃないかなぁ。

向田邦子賞を受賞されたというのも納得！個人的には、年齢を重ねてから見るとより心に迫るものがあるように感じます。
私が見たのもリアルタイムではありません。

本で『すいか』の世界にひたる

このドラマを文庫化したものがこちら。夏になると読みたくなる１冊です。２冊に分かれていますが。

小説ではなくシナリオ形式になっています。
シナリオ形式があまり得意ではない私ですが、この作品は先にドラマを見ているので問題なし！
頭の中で各キャストがセリフを発してくれるので、すんなりと『すいか』の世界に入っていけます。

このドラマを見た時、浅丘ルリ子さん演じる崎谷教授に惚れました。とにかくかっこよくて、言葉のひとつひとつが胸にしみるんです。
教授の言葉にふれたくてこの本を開くこともあるくらい。

「すいか１」のP52に出てくる崎谷教授（＝夏子）のセリフが好きです。
ドラマを見た当時の私はいろいろ思い悩むことがあったんですが、この一言に救われた気がしたのを覚えています。

２巻にはオマケの収録も！

「すいか２」にはオマケとしてドラマでは描かれなかった10年後のエピソードが収録されています。すいかファンにはうれしすぎる！
そして私、ここでもまた崎谷教授にしびれました。

この作品にふれると、なんでもない日常がとても愛おしく思えてきます。
家族で囲む食卓とか、たわいもない会話とか…。そんな日常こそ、実は何より大切な宝物なんですよね。そういう意味で今の時代にぴったりな気がします。

ドラマでも本でも楽しめる『すいか』の世界、ご興味があればぜひ手に取って味わってみてくださいね◎

＊＊＊
TOP画のすいかはすいか村を再訪して買ったものです。
この時は前回より大きな４Lサイズを購入！
この日は息子と２人で出かけたため、台車を借りてえっちらおっちら運搬しました。甘くておいしくて、４Lサイズでもあっという間にペロリでした！