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メガネとオシャレのエコな関係――― 一張羅メガネをお迎えしました。

  • エミッコ

2021.06.28

  • 11

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こんにちは!最近「一張羅メガネ」をお迎えしたエミッコでございます。
なので本日は、メガネとオシャレ―――そのほんのりエコな関係について、ブツブツと喋ってみたいと思います。

 

メガネはファッション小物ではない、という80~90年代初頭の脳ミソ。

実は私、ついこの間まで、 オシャレ ≠ メガネ  という脳ミソの人でした。

というのも、子供の頃からそこそこの近視で、当たり前にメガネ生活をしていた小エミッコ。
まあそれはそれでそれなりに、「なんか頭良い人っぽいじゃーん、私!」なんて思っていて、嫌いじゃなかったんですけれども。
けれども。

 

中学校に入ってオシャレに興味を持ち始めると、事態が一転。

ティーン向けのファッション誌を熟読して手持ちの(ダサめの)ワードローブで真似しようと奮闘してみたり、雑誌に載っていたお洋服に憧れて母を引き摺りDO!FAMILYに行ったり・・・

そんなことをし始めると、まぁこの「メガネ」という存在の邪魔なこと邪魔なこと!
だってだって、当時の雑誌でイケてるモデルさんがメガネをかけている率なんて・・・現代の雑誌の100分の1ぐらいなんだものーー!

(単なる私の体感なので、実際はもっとあったのかもしれない。けど、思春期の私に「メガネはファッション小物ではない。」と思わせるには十分な裸眼率だったことは確か。)

 

そもそも当時は今みたいなプチプラメガネもなかったので、「このメガネ、ちょっと今風のオシャレじゃないわ。」なんて簡単にメガネを買い換えることも出来なかったし、

いや、そもそもオシャレメガネなんて存在してた?してたの?

メガネ=優等生orヲタクのイメージしかなかったくない?

という、そんな90年代初頭。
(スーパーラヴァーズが世を席巻した、あの頃。私はベティーズブルーにちょっと憧れてた。)

同級生でもオシャレな子は誰もメガネなんてかけていなかったし、なんかもう、メガネかけてるだけでちょっとファッションマイノリティな気持ち・・・そんなティーンエミッコでした。(←ちなみにシャ乱Qファン。)

 

コンタクト=ちゃんとする時用・メガネ=どうでもいい時用、という住み分け人生。

そんなこんなでオシャレに憧れ始めたティーンエミッコ。
どうにかこの「メガネ」というオシャレを妨げる器具と距離を置きたくて、「コンタクトにしたい。」と父ちゃんに懇願。

そしてそれ以降は、

 

通勤通学・遊びに行く日はコンタクト / どうでもいい日&自宅にいる時間はメガネ

 

という目玉周りの住み分けをキッチリ行ってきた私。

 

(特に90年代中盤には度入りのカラーコンタクトが登場したり、そんなカラコンで瞳の色をシルバーにした堂本光一さん主演のドラマ「銀狼怪奇ファイル」が大人気だったこともあったりで、やっぱりコンタクト=イケてる人☆ みたいな認識が。←主題歌?だったか、マッチの「ミッドナイトシャッフル」、流行りましたよね~。)

 

―――そんな若い頃の刷り込みはなかなかキョーレツだったようで、あれから随分と時が経ち、伊達メガネが流行したり、ハイセンスなアイウェアがファッション誌の誌面を飾るようになっても・・・やっぱり私にとってのメガネは

視力矯正器具。

のまま。

 

とはいえ長いメガネ人生ですので、これはオシャレメガネと言っちゃって良いのだろう。というメガネも何本か持ってはいるんです。です。が、それでもやっぱり「一張羅のお洋服にメガネを合わせて、一張羅のコーディネートに仕上げる!」ということは、まずなくて。

何というかこう・・・メガネをかけるということは、

ちょっとラクしたい。(もしくはコンタクト代を節約したい。)
自分的に最高にイケてるファッションじゃなくて良い。

ぐらいの。
言うなれば、

一緒にいてラクだけど、しかもそれなりに可愛い子なのはわかってるんだけど、でもシャレた高級フレンチに連れて行くかと言うと、絶対行かねーな。近所の定食屋だな。

みたいな。

そんな存在でした。

 

40歳になってようやく気付いたこと―――使い捨てレンズ=ゴミよ!!

そう。
そんな40年間培ってきたそのエミッコの当たり前が、ある日突然ガラガラと音をたてて崩れ去りました。

きっかけは、いつも通り「今日は一張羅着ちゃうぞ〜♡」とコンタクト(1DAY)を目玉に入れた時。

 

あれ・・・?これ、「使い捨て」言うてますやん。
地味にしっかりゴミ増やしてますやんか・・・!!!

 

気候危機からなんとか我が子の人生を守りたい!とか言ってなるべくお肉や乳製品・卵を摂らない食生活に変え、マイボトルorストージョの携行必須、ペットボトルは意地でも買わない。大好きなコンビニのワッフルコーンのアイスも「乳製品+プラスチックが過ぎる!」と我慢しているのに、あれ。あれあれあれ。

こんなところで無意識にゴミ産みまくってたわ・・・

しょぼーん。

 



というわけで否応なくメガネを多用するようになって、気付いたこと。

そんなこんなでコンタクトの落とし穴(なんか違う)に気付いてからは、メガネの登場頻度が急上昇。←そもそも気付くの遅め。

そうしていくと今度はだんだん、否応なしに「メガネとオシャレ」が脳内で結合するようになってきて。
あれ?意外と一張羅のお洋服にメガネ合わせてもーても・・・いけますやんか。あれ?勝手に「一張羅にはコンタクト」って決めつけて生きてきちゃって、私ってばもしや、自分で自分のファッションの幅を狭めてたんじゃ・・・と猛省する結果に。

 

↑ 十分オシャレメガネなはずなのに、私の「メガネ≠オシャレ」という固定概念のせいでその実力を発揮出来ていなかった子たち。ご、ご、ごめんよ・・・(土下座!)

 

そして「一張羅にメガネを合わせるの、アリ。」という新たな目線でワードローブを眺めてみると、「アリ。」どころか「むしろメガネしてる方が洒落てる。」というコーディネートも少なくない。

―――なんてこった!!

 

(オバサンのアップをあまりお見せしないようにという気持ちゆえ必然的にメガネも隠れ気味ですが、ちょこっとメガネコーディネートをば・・・↓ )

アフリカンなドレスにメガネ。ニッポン人らしいファッションに落とし込んでくれる感が意外と好きだし

 

フリルブラウスに袖もげジャケット、という甘辛な組み合わせ。メガネを入れるとさらに散らかるかと思いきや、自由な感じで面白かったし。

 

なんてこったですよ。本当に。反省。反省しかない。
ですがね、ほんでね、そうすると今度は

そういうことなら―――逆に「これをコーディネートの主役に出来ます!」的な、一張羅のメガネが欲しいわ!(ピコーン!)

と思いついてしまうのがファッションバカのSAGAというもので・・・

 

やっと辿り着きました、一張羅メガネのご登場です。

はぁ、ようやっと辿り着きました!マイ一張羅メガネ。はぁ。本当に、私は、話が長い。
というわけで、さあ!どどーん!

 

まさに主役級!のボリューム感。SAUVAGEというブランドの、MIKADOというモデルです。
「一張羅メガネを」と考えた時にまず脳内に挙がってきたのが、こんな極太フレーム系でした。だって、それは、なぜなら、

こんな重たい極太メガネを「いやぁ、最近視力落ちちゃってさ~。仕方ないからメガネ作ったんだよね。」みたいなノリで選ぶ人はまずいなかろう。

↓ ↓ ↓

難しいテクニックなしで必然的に「あの人、オシャレでメガネかけてるんだよな。」という目で見てもらえるであろう。

という、なんかセコい理由からです。(←品のある細めフレームやメタルフレームをオシャレにつけこなせる自信がない人。)

 

確かにめちゃくちゃインパクト大・存在感大な極太さんですが、

実は透け感があって、光が当たるとラベンダー色♡
真っ黒より肌馴染みが良いので、極太メガネ初挑戦の私でもなんとかトライ出来た模様。

 

なんとか・・・ギリ、なんとか馴染んでいると・・・本人は思っております。

 

ちなみに!
全ての「私はメガネが似合わない。」と思っているみなさまへ。

そう。ちなみに!
こういうメガネをかけてる人を見ると必ず思っていたことがコレ。

「良いよなー、あの人は。メガネが似合う顔立ちで。」

 

―――そうなんですよ。私、似合うメガネがかなり少なめなタイプの顔面でして。
でも、世の中にはいらっしゃるじゃないですか。小顔で、おめめがクリッとしていて、どんなメガネでもかけた瞬間に自分のモノにしちゃう人が。

正直、ジェラシーです。何度思ったことか、「良いよな、あの人は。」

今回このメガネに出会うまでの過程でも、まずは自分でこういう極太系をいくつかピックして試着してみたんですが・・・まあ~~~~~どれも見事に似合わない!
破壊的に似合わない。すげえ似合わない。
誰かを笑わせようとしているのか、もしくは羽子板で盛大に負けたのか。とにかくもう物凄い違和感で、「はぁやっぱり無理か。ただでさえメガネの似合わない私に、こんな上級メガネは・・・高望みか。」と諦めかけ・・・

 

とそこに神登場。

このメガネを購入したGLOBE SPECSのお兄さん、「やっぱ私に極太は無理でした・・・」としょんぼりする私の顔面を一瞥して、すい~っと流れるように滑らかに、何本かの太フレームメガネを見立てて下さいました。

すると―――あれ!?
さっきまでの羽子板大敗顔から一転、ギリ「このメガネ、オシャレでやってまんねん!」のレベルまで急浮上!ひゃーーーー!

お兄さんいわく、「確かに、レンズと目や眉の位置の関係等々で、似合う・似合わないはあります。でも、どんな方でも似合うメガネはありますよ。」とのこと。
さすがプロ、マスク越しでも私の顔パーツを瞬時に確認して、フィットする位置・サイズのメガネ達をピックしてご提案くださっていたわけです。

 

で、何が言いたかったかと言うと。

プロの一言=「どんな方でも似合うメガネはある。」ということ。

私と同じで「私メガネが似合わないんだよなー。」という方って結構多い気がしていて。
そしてその「自分はメガネが似合わない。」という先入観があると、余計にメガネとオシャレが繋がらなくなる気もしていて。

「私似合わないから」と自己完結して諦めてしまうより、似合うメガネは誰にでも必ずある!というプロの言葉を信じて(お洋服を選ぶのと同じくらいの気軽さで)、ぜひ沢山試してみて欲しい!と思うのです。
そして可能であれば、アイウェア専門のショップでアイウェアのプロに「私に似合うメガネ、どれですか?」と聞いてみていただきたい!←ちなみに私は、なぜか男性スタッフさんが勧めて下さるモノの方がしっくり来る率が高い。

プロに見立ててもらうと、きっと新しい目玉周りのオシャレの可能性が開ける・・・はず!

オシャレアイテム!という認識でメガネを取り入れてみると、髪型を変えた時と同じように「おおおお、手持ちの服が新鮮に見えるぜ!」現象も起こりますし、ファッションの幅も広がりますし、そして、使い捨てレンズの方ならちょっぴりエコにも繋がりますし。

メガネ、楽しんじゃいましょう~♡

 

以上!さらばです!

 

追伸:コンタクトレンズの空容器について。

以前ご紹介したヴィンテージショップ・WittyVintageのれいこさんのSNSで先日、アイシティさんで「コンタクトの容器を回収→リサイクル」というプロジェクトをされていることを知りました。
今日はメガネなしのオシャレがしたいねん!という日は今後もコンタクトを使うつもりなので、これは嬉しい♡
これからは絶対、コンタクトをした日のアイシティに空容器持って行くぞう!と誓って、「コンタクト空容器用ゴミ箱」を洗面所に設置したのでありました。

(どのメーカーのものでも回収していただけるそうです。ありがたや~!)

エミッコ

41歳/夫・娘(4歳)/料理部・美容部/人生の7割はファッションのことを考えている気がするファッションラバーです。100人隊を通して「よいものを長く愛する」ということに目覚め、また気候危機の問題を知ったこともあって、現在は“古きよきもの“である古着を今っぽくオシャレに着こなすべく日々研究中。更に今年は「今持っている服を見直し、最大限に楽しく着回す」にチャレンジ予定です。身長158cm。Instagram:@potarina

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