初夏の頃になると一斉に咲き始めるHolunderホルンダー(英:エルダーフラワー、 日:西洋ニワトコ)というお花。
ドイツへ来るまで知らなかったのですが、このお花をお砂糖、レモンなどと煮詰めて作る
「ホルンダーシロップ」がとても美味しいと聞き、作ってみることにしました。
イギルスでは「エルダーフラワーコーディアル」と呼ばれていて、そちらの名前の方が一般的かもしれません。
コーディアルとは、季節のハーブやフルーツを生のままシロップに漬け込んだ濃縮ドリンクのことだそうです。
暑い日に炭酸やスパークリングワインで割って飲むと美味しいのだそう!
ホルンダー探し
息子の学校までは電動自転車で15分〜20分ほど。
少し遠回りですが公園の中をたくさん通るルートがあるので、息子を送った帰り道、ホルンダースポットを探してみました。
晴れた日は自転車での送り迎えがとっても気持ちが良い季節になりました。
自転車を走らせていると、思った以上にホルンダーが咲き誇っているスポットがたくさんあってびっくり。
去年は全然気づいてなかったな。
手が届きやすい所で少しだけ摘ませてもらいました。
カゴの底に残ったお花も可愛い。
ホルンダーシロップ作り
材料は、ホルンダーのお花、お水、同量のお砂糖、クエン酸とレモンです。
お鍋にお水と砂糖を入れて火にかけ、お砂糖が溶けたらクエン酸を投入。
そこへ軽く洗ってお花の部分だけにしたホルンダーとレモンを入れて、蓋をしてしばらくおきます。
寝かせる時間は、レシピによって24時間〜5日と幅がありすぎて何が正解か分からず、
丸2日経った暑い日、待ちきれずに完成としました。
ザルで漉して、再度沸騰させ、煮沸した瓶に入れて出来上がり。
お味とホルンダーの効用
冷蔵庫で冷やして、早速漬け込んだレモンとミントを添えていただきます。
市販のホルンダーシロップを飲んだことがなかったので比較ができないのですが、
「マスカットのよう」と表現される甘くフルーティな香りが鼻からぬけて、とても美味しい!
私はアルコールが苦手なので炭酸水で割りましたが、確かにスパークリングのお酒で割っても美味しそう。
そして肌寒い朝や寝る前などは、お湯で割ってお茶にしても良さそうです。
ホルンダーはハーブの一種で、イギリスでは「庶民の薬箱」と呼ばれ、セルフケアによく用いられるそうです。
風邪やインフルエンザの初期症状を緩和したり、利尿作用や発汗作用があり、デトックス効果も期待できるそう。
そしてこの甘い香りにはリラックス効果も。
ちなみに日本でもカルディやコストコで買えるそうなので、暑い日にさっぱりリラックスしたい、
という方がいらっしゃれば、ぜひ探してみてください。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー