世田谷美術館で開催されている、『アイノとアルヴァ 二人のアアルト』展に行ってきました。

アアルトといえば…
建築家として、またはデザイナーとして、LEE世代にもファンが多いですよね。
身近な日用品で言うと、アルテックのスツールなどを思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?
今回の展示は、アイノ・アアルトとアルヴァ・アアルト、二人が出会った頃から、妻のアイノが亡くなるまでの25年間、ともに活動・制作してきたものに焦点が当てられています。

うれしいことに、写真撮影・共有OKなブースがたくさんありました!
今回の展示、もともと日本側からは「奥さんのアイノに焦点を当てた展示をしたい」と希望していたそうで…。
これまであまり知られてこなかった妻・アイノについての大規模な単独展示というのは、解説によると「この上なく野心的」なことで、また、実のところアイノとアルヴァのどちらが何の設計をしたとはっきり言い切れないものが多いことから、今回の「二人のアアルト展」となったんだとか。

アイノデザインの子ども用家具のなんと可愛いこと!
家族が過ごした夏の家の写真や模型も展示されていて、とても素敵でした。
そこで撮られたファミリームービーも…。世界的に有名な建築家夫婦が、実はこんなに家庭的で、家族をとても大事にしていたのだという視点。
ほかに印象的だったのは、二人の名前を世界的に知らしめたと言われているサナトリウム(結核の療養施設)や図書館のブース。
アイノの「暮らしを大事にする」という視点なくしては得られなかった細やかな工夫やこだわりが伝わってくるようで、とても興味深かったです。

独身時代からずっと欲しいと思い続けているテーブル。いつかいつか…!

最後のブースにはアルバムも展示されていました。
なんて幸せそうな家族写真!
なかにはアルヴァが描いたアイノの臨終の姿のスケッチもあったりして…。
泣けます。
アアルト建築やデザインに感じられる人情味や温かみは、こういうところにもルーツがあるのでしょうね。

最後、展示室を出ると、この演出…!これが通路にズラーっと吊るされていて、利用客を見送ってくれます。
ニクすぎる!
最後まで泣かせますねえ。
ちなみに展示はコロナのため日時指定予約制とのこと。
(私たちは知らずに行ってしまい、入れましたが。たまたま空いていたのかな。)
館内の感染対策もしっかりしていました。
夏には兵庫に巡回予定とのこと。
ご興味のある方はぜひ!
さて、お次はお腹がペコペコだったので…。
併設のカフェで休憩

フォカッチャバーガー&おビール!けっこうボリュームがあってお腹いっぱいに。満足満足。

外なので開放的。
それにしても素敵ですよねえ。建築から何から何まで、世田谷美術館大好きです。
砧公園内にあるのでお散歩がてら寄ったり、ベビーカーでカフェだけ利用なんていうのも、この季節は特に気持ちが良さそうです。

充実の展示内容で、最後買わずにはいられなかった図録。帯は皆川明さん。
このご時世、あまり長居はできずともとってもいい時間を過ごすことができました!
TB - niki
パート / 東京都 / LEE100人隊トップブロガー
40歳/夫・娘(6歳)・息子(3歳)/手づくり部・料理部・美容部/平日は仕事、休日は子どもの習いごとと、毎日忙しく過ごしています。隙間時間に海外ドラマ鑑賞、読書をするのが趣味ですが、最近ピアノと編み物(かぎ針編み)を始めて夢中になっています。コーヒーやミルクティーを飲む時間を大事にしていますが、お酒も大好き。10年ちょっと、本(特に児童書)に関わるお仕事をしていました。本屋さんに入ると落ち着きます。絵本収集家です。
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