少し前になりますが、ガーデンセンターでハーブを購入した際に下見をしていた大きなお買いもの。
ガーデンセンターへ通うこと3回目にしてやっと、我が家に迎えることができました。
ここまで紆余曲折あり、少々長くなりますが、お付き合い下さい。
熱帯魚のベタフィッシュ
ある日、息子と旦那さんが何やら相談しているなぁと思ったら、息子が「僕、お魚を飼ってみたい」「犬や猫は飼えないけどお魚ならいいでしょ?」と。
私は生き物は嫌いではないですが、お世話のことや命を預かることの重さを考えると簡単には飼おうとは思えず、
これまでもペットを迎えることはありませんでした。
一方息子は生き物が大好きで、大家さんが飼っている猫がうちに遊びに来るといつも大喜び。
お魚であればそこまで大変でもないかな、と息子の熱意に押し切られる形でお魚を飼うことになりました。
我が家に遊びに来る大家さんの猫。
水槽などを購入してお迎えの準備
ガーデンセンターで下見をして、早速水槽などを揃えることに。
どんなものが良いかも分からず、とりあえず大き過ぎず、家のインテリアにもなりそうなものを選びました。
あとは下に敷き詰める砂や、
水草、
お魚が遊べる流木オブジェなどを購入しました。
それらを水槽にセットしてお迎えの準備が完了!
合わせてこれまでに海へ行くたびに拾い集めてきた貝殻コレクションも投入しました。
いざガーデンセンターへ
近くのガーデンセンターでは植物が売られているだけでなく、小さな動物コーナーが設置されています。
お店の看板にも「ZOO」の文字が。
ドイツ語でも動物園は「ZOO(ツォー)」と言います。
お目当の熱帯魚コーナー。
左手に持っているのは息子の学校のクラスペット、カモノハシの「ベラ」です。
クラスの子供達が交代で週末、家に連れ帰り、ベラとのアクティビティを日記に記します。
この日はついに息子の番。
息子はベラとお魚を買いに行くのをとても楽しみにしていました。
思わぬ難関 ウォーターチェック
「飼うなら3匹くらいかな。これとこれとこれがいいね。」と話していて、いざ店員さんにお魚を下さいとお願いすると、
店員さん:水槽にはすでに魚がいますか?
→いや、最近水槽を購入したばかりで、他に魚はいません。
店員さん:水槽はいつ立ち上げたの?
→昨日です。
店員さん:今日は魚を売ることはできません。
→えっ!(絶句)
店員さんの説明によると、立ち上げたばかりの水槽は、お魚にとってまだ良い環境ではなく、
お魚を売るにはウォーターチェックをして水質を確認してからでないと売れないとのこと。
日本ではお祭りの金魚すくいですくった金魚などを持ち帰って、水槽や金魚鉢に入れて、という感じなので、
水槽を用意すればすぐにお魚が飼えると思っていたのですが、私たちの勉強不足でした。
この日の息子の落胆具合といったら。
ドイツのペット事業
ドイツではかなりお魚ファーストなんだなぁと思っていろいろ調べていると、日本とはペット事業が色々と違う事が分かりました。
ドイツでは犬や猫はペットショップには売られておらず、新しく犬や猫を飼う際は、
ブリーダーさんから直接分けてもらうか、ティアハイムと呼ばれる動物保護施設へもらいに行くのだそうです。
新しくその子の家族となる全員で何度か会いに行き、相性を確認してようやく迎える事ができるそう。
ドイツでは犬や猫の殺処分は0。
法律で動物の福祉や権利も守られていて、対等な家族の一員なのです。
翌週、水槽の水を入れた瓶を抱え、再びガーデンセンターへ
恐る恐る瓶を差し出すと、試験紙を取り出し手際よくチェックしていく店員さん。
ドキドキのウォーターチェックの結果は?
無事合格でした!
そして喜びを胸にいざお魚を選ぼうとしていると、
店員さん:水槽の大きさはどれくらい?
→32リットルです。
店員さん:その大きさだと飼えるのはエビかベタフィッシュね。
→えっ!
一気に選択肢が狭まりました。
小さなお魚は群れで過ごすので10匹ほど一緒に購入しなければならないらしく、
我が家の水槽の大きさでは無理とのこと。
ベタフィッシュは別名ファイティングフィッシュとも言われ、
他の魚と一緒にするとケンカをしてしまうので、1匹で飼うのに最適で、
小さな水槽でも飼いやすいそうです。
息子は幾つかの種類の中から一目でお気に入りを見つけ、無事にその子を連れて帰る事になりました。
白いボディに赤い綺麗なヒレがついたベタフィッシュ。
息子が「ルイ」と名付け、すっかり我が家の人気者になっています。
夜、照明で照らされて、ひらひらと泳ぐルイを見ていると何だか癒される。
息子は毎日「ルイって何て可愛いんだろう〜。あーお魚飼ってよかったね〜。」と言っています。
息子の嬉しそうな顔をみると私も飼ってよかったなぁと。
予想していた以上にお魚を飼う事は大変そうですが、大切な家族として大事に育てていきたいと思います。
カーリー
主婦 / 奈良県・アメリカ /
40歳/夫・息子(8歳)/手づくり部・料理部/3年間のドイツ生活を経て、アメリカで暮らすことになりました。クラフトやお菓子作りなど、作ることが大好きです。100人隊に入って、苦手だったお料理にも挑戦するようになり、お気に入りの器でテーブルを作る楽しさも知りました。新しい場所でも毎日ワクワクを探して、暮らしを楽しんでいきたいです。
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カーリー