安野光雅さんの訃報が飛び込んできたのが先週のこと。
かこさとしさんの訃報に接した時と同じように
言葉にならない残念な気持ちでいっぱいです。
暮らしの中で安野光雅さんやかこさとしさんの絵本が
いつも手に届くところにある子ども時代を過ごし
そして親になってからは
娘と共に多くの作品に親しんできました。
私が感じている気持ちは寂しさだけでなく
もう新しい作品に触れることができないことに対する
途方に暮れたような気持ちもあるのかもしれません。
何度も開きたくなる本
娘が小さい頃に大好きだった「あいうえおの本」
絵をヒントにして覚えたてのひらがなを言い当てることに
夢中になっていたのがついこの間のこと。
娘にとっては初めて出会う言葉もあり
楽しみながらひらがなに親しむことができた
思い出の一冊でもあります。
安野さんの絵本を通して
母子でたくさんの楽しい時間を過ごすことができました。
絵本の中で
これほど数多くの子どもと大人に考えることの楽しみを
与えてきた本はないのではないかと思います。
「何度も見返したい」
そう思わせる私たちの心に残る絵本たちは
これからもたくさんの子どもたちに
読み継がれていくことでしょう。
算数や数学につながる基礎のイメージを
視覚的にわかりやすく指南してくれる絵本も
二次元と三次元とが混ざり合ったかのような
不思議の世界にいざなってくれる絵本も
柔らかい画風で物語の世界観を伝えてくれる挿絵も
絵を通して歴史の過ちを繰り返すな、と
強いメッセージを発信している作品のどれもが
大好きでした。
puketti
40歳/夫・娘(8歳)/手づくり部・美容部/シンプルなもの、上品なもの、特に器やインテリアが好きです。日々の小さなしあわせを大切に暮らしています。
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puketti