「光の旅 かげの旅」
光の世界で日の出と共に旅に出て
読み終えたところで逆さまにしてひっくり返し
かげの世界で日暮れと共に我が家に戻ってくるお話です。
(トップ画像を逆さまにすると見え方が変わります)
同じ絵のはずなのに!?と
本を何度も上に下にとひっくり返し
絵を見比べてしまうとても不思議な絵本。
夜明けから夕闇までの時間の経過と共に
その景色も田舎町-海辺-都会と変化していきます。
不思議な世界に迷い込んだよう
白と黒、光と影、そして反転するという
目の錯覚を利用した仕組みに驚き
娘も思わず歓声をあげてしまうほど。
本を逆さまにしても絵として成立すること、
そして控えめに綴られた言葉が美しく心地よく
きちんと情景がイメージできることに感心します。
モノクロの絵ですが、カラーに負けない迫力があり
自分のこれまでの絵本のカテゴリーを
ぐっと広げてくれる一冊になりました。
子どものための絵本ですが
アートの世界も楽しめる本です◎
娘は今でも時折、思い出したように本棚から手に取り
モノクロの世界を楽しんでいるようです。
puketti
40歳/夫・娘(8歳)/手づくり部・美容部/シンプルなもの、上品なもの、特に器やインテリアが好きです。日々の小さなしあわせを大切に暮らしています。
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puketti