絵本を買いました。
私は初めて知った絵本でしたが、長く人気のあるものらしく、ついていた帯によると小学校1年生の教科書にも載っているとか。
絵本「ずーっと ずっと だいすきだよ」。
一緒に住んでいるわんちゃんと、ぼくのお話。
一緒に成長してきたはずなのに、どうしてもわんちゃんの方が先に老いる。
その時が迫ってきた時、ぼくは?
ぼく目線で描かれるわんちゃんとぼくたちの暮らし。
シンプルな文章ですが、語り掛けるようなそれがとてもやさしく、沁みる…
先日、実家の猫が亡くなりました。
「覚悟しなければいけない年齢」をどんどん更新していった、おばあちゃんのカノジョ。
ぼってりしていた体は年々細くなっていき、寝てる時も多くなったけど、変わらずにゃあと甘えて鳴くし、寄ってきてはすりすりこてん。
それが今年に入り急激に弱くなり、「歩けなくなった」と連絡をもらってからすぐに会いにいって、体中たくさんたくさん撫でました。
亡くなったのはその翌日でした。
「ねこちゃんどうしたの」という娘の質問に「死んじゃったよ」と答えました。
子供といえど誤魔化したりするのは違う気がして、正直な表現で。
「どうして?」
「年を取ったから」
「びょういんいったらいいんじゃない?」
「・・・」
昨年に身内の死を経験したこともあり、「しんでしまった」の意味はなんとなくわかっているようだけど、生き物の寿命とか、年を取ることがどういうことかの理解がまだついてこないみたい。
その意味がまだ娘には難しいとしても。
この本は、命そのものを問うものでも、死を納得させるためのものでもないけれど。
単純に、この本が残す「愛」に共感してほしいな、と思っています。
私自身、癒されたかったというのもあります。
カノジョとはいろんな思い出があるけれど…
昔、もう立ち直れないんじゃないかってくらい悲しくて悲しくて落ち込んだ時期があって。
その時何気なく実家に寄ったら、いつもはすぐどこか行っちゃうツンデレなカノジョがずーっと私のすぐそばから離れなくて、涙が止まらなかったことがあったな。
私の娘が産まれた時はすでにカノジョは高齢だったけど、何の加減も知らない娘に一切手を出さずに一緒に遊んでくれてたのも思い出す。
動物さんと一緒に暮らしているご家庭に、いや、そうでなくてもおすすめしたい一冊です。
TB - ゆかり
主婦 / 岐阜県 / LEE100人隊トップブロガー
43歳/夫・娘(7歳)/料理部・美容部/こんにちは!引き続き今年度も活動させていただきます。どうぞよろしくお願いします。身も心も(できるだけ)背筋を伸ばして(できるだけ)背伸びはせずに。毎日の暮らしも(できるだけ)軽やかに健やかに、穏やかに過ごしていたいです。チョコレートが好き。早起きは苦手。猫を飼うのが夢。
この記事へのコメント( 10 )
※ コメントにはメンバー登録が必要です。
TB ゆかり