手紙を書くということ
大学生になるまで、文章を書くのがとても苦手でした。いや、自分の気持ちを表すのが苦手だったのかもしれません。
でも、叔母や叔父から届く手紙を受け取るととても嬉しくて。手紙書ける人になりたいな、とずっと思っていました。
私が手紙の書き方を(間接的に)教わったのは、大学生の時に、ミクロネシアのホームステイした時の、ホストファミリーのご婦人(日本の方)から。
電話もインターネットもなかなか難しい海外生活で、彼女は、手紙ノートというものを作っていて、いつ誰から手紙が来て、いつ返事を書いたかをきちんと記録していて、、?
「ミワコさんからのもほら、ここに記録するわね!」と言われた私は、帰国後、10年に渡り、彼女との文通のようなやり取りをすることになりました。
彼女からの、手に取るように伝わる日常のことや、感じたことを文章にスラスラと綴っている手紙に触れるうち、私も少しずつ想いを文にのせることができるようになり、手紙を書くのが苦でなくなってきました。
大学生の世間知らずな私を、一人の大人として扱ってくれた彼女には、本当に感謝しています。
手紙の道具
縦書きと横書きの便箋、封筒は、無印良品の白いの常備しています。
季節に応じて変えたいときもありますが、合う便箋を買いに行こうと考えている間に、手紙を出すタイミングを逃してしまうので、割り切って年中同じでもよしと。
ペンは、ジグノの0.38極細タイプが、細くて紙にのせた時の滑りがよくて、書きやすいです。
いきなり書き始めると失敗する性格なので、いつも使っている自分ノートに、どんな話題を書くか少しだけ下書きしてから書きます。こちらも無印良品。このノートに、いただいた手紙も挟んでいるので、手紙が来たときに、自分がどんな返事を出したのか、なんとなくはわかるようになっています。(ズボラなので、管理できません?)
先日、大分から、無農薬のかぼすを送っていただいたお礼には、倉敷美観地区の滔々さんで買ったコーヒー、ジャム、クッキーのお茶セットを付けて送りました。
福岡に住むお友達からの秋の便りのお返事には、好きなカフェのドリップコーヒーを一緒に。なかなか会えないけれど、また一緒におしゃべりできる日が来るといいなぁ、と願いも込めて。
メールやラインが便利すぎて、最近は、手紙のやりとりは、確実に減っているけれど、高校時代からの友人とは、誕生日は必ず手紙を交わしあいます。
字で伝えあえるものを大切にしたい、彼女と同じ想いかな。
無印良品
ユニボール
ミワコ Miwako
事務職 / 岡山県 /
家族は、夫、思春期の息子2人(16歳、14歳)。茶道、お菓子とパン作りが趣味です。今年は、体幹を作りたくてピラティスを始めました。家族と、日々の小さな楽しみを共有して過ごせるよう、暮らしまわりのこと、体や心を整えることが目標です。
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ミワコ