14年前。
わたしたちはこちらでお式を挙げました。
三光園(さんこうえん)
創業から94年。
川沿いにあり、美しい日本庭園を持つ料亭です。
多くの財界人からもとても愛された、
福岡の名所です。
こちらの料亭が本日、10月31日を持って
幕を閉じるそう。
突然の、私たちにとって大きな出来事を
友人夫婦が教えてくれたのは9月の末。
やはり思い出の詰まった場所が
なくなるのは寂しい。。。
そんな時
こちらでみんなでお食事をしませんか。
教えてくれた友人の一言で決まった
食事会の話です。
その友人も、こちらでお式を挙げた仲間。
新聞を見た彼女が、
すぐに予約をしてくれて(本当にありがとう)
同じ場所で挙げた夫婦もう1組と、合わせて3組。
なんとみんな元同じ職場の仲間たち。
会うのは何年ぶりかな~、
と思っていたのも束の間。
会った瞬間から一瞬であの頃に戻れました。近くまで来た瞬間。
優しいお出汁のたちこめる良い香り。
そしていざ14年ぶりに中へ。
半被姿のスタッフの方から差し出されたのは
イヴサンローランのロゴが入った、
ずっとずっと
大事にされてきたであろう、スリッパ。
そんなお出迎えに、グッときます
個室部屋に通されるや否や
すでに待っていた
友人夫婦から花束をもらいました。
いや、花束って。。。。
キュンときませんか?
なんかここでもキュン、というか
グググッときて。
やはりいつでも花束をもらうって嬉しい。
そんなことをさりげなくできる男性がまたすごい。
ちなみにわが家はな~んも
用意していなかったんです。。。
トホホ夫婦。
懐石料理を堪能
お互いの環境も少しずつ変わって
そんな近況を3組で話し合いながら
笑い合って。
話すぎたせいか
お食事の写真はこれだけ。。。。
四季折々のとってもとっても美味しいご飯。
品数も10品以上だったと思います。
美味しく、堪能しました。
食事の後、
スタッフの方の粋な計らいで
私たちが挙げた披露宴会場へ
案内してくださいました。
2階へ上がると
130帖の大広間が目の前に。
あの頃のいろんなことを
それぞれの夫婦の歴史が始まった
感慨深い、思い出の場所。ちなみに。当時のわたしたち。。。若いっ!
ここから始まったんだな~と。思っていたら
お写真撮りますよ!っと
とっても元気で気さくなスタッフの女性が。
いろいろお話を聞くと私たちの親世代の方で、
長年お勤めされていた方でした。
きっと私たち3組の門出にも
いらっしゃったのかな。
所作も美しくてとってもテキパキ。
その方が川沿いで撮ってくれた1枚。お座敷で正座して。
なかなかの大人たちが、
こんな一斉に正座して揃って撮るなんて。
なんか、いいでしょ笑
他にもいろんなポージングで撮っていただき、
気付けばカメラロールは50枚以上笑この金屏風の前で引き菓子を渡した思い出も。最後、お別れの時はみんなでバンザイパチリ。
とっても濃くて、切なくて。
でもとっても笑った素敵な時間でした。
さて。
器好きの方は
お気付きかと思いますが。
私の右横にスラリと立っている友人は
福岡在住の陶磁器作家の石原亮太さん。
(ほんとは君付けだけど敬意を込めて)
花束をくれたのもこちらの彼。
わが家の夫は
「花束なんて、な~んも考えてなかったよォ」
だって。
まあ、きっとそれが普通なんだろうけど
これがさりげなくできるって
やっぱりステキだね。
そんなステキな彼が生み出す器も
ステキなんです。
わが家でも大活躍。
ハレの日の器にも、日常でも。夫が作った(!)スコップケーキ。
直径24cmあり、深型なので
本当にいろんなお料理に使いやすい。
ちらし寿司の時もこちらを使います。
たくさんの唐揚げを作った時も。
お料理が映える1枚です。
器が大好きなTBはなちゃんも
先日、個展に行かれてましたね。
※はなちゃんのブログはこちら
話は戻って。
三光園の後はもちろん話足らず
場所を移して、みんなでまた冗談を言いながらの
あっという間の時間。
会ったのも、数年ぶり。
3組で話すのも初めてでしたが
思い出の三光園で
また楽しい思い出が1つできたことを
感謝しています。
ありがとう。三光園。
私たちを、そして博多を温かく見守ってくれて
ありがとう。
TB - マッキー
会社員 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
46歳/夫・娘(16歳)/手づくり部・料理部・美容部/日々の暮らしを丁寧に……と思いつつ、「時短」や「お手軽」を追い求める日々。ズボラな性分をどうにかしたい……!と思うだけのワタシと、料理男子でワタシよりはるかに女子力高めな夫、おにぎりをこよなく愛すムスメの3人家族です。これからも、毎日を楽しく、家族が健康で笑って過ごしていけたらと思います。
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TB マッキー