台風が過ぎ去ったら急に秋がやってきた感じ、
夏は年々苦手になるものの、過ぎてしまうとさみしく感じます。
過ごしやすい秋の時間はあっという間、
日が落ちるのが早くなる、寒くなる、暗くなる、と途端にしんみりしてしまう。（おしゃれは秋冬が楽しいけれど）
外暮らしの猫たちが寒くて心配になってくるのも今からです。猫と暮らしはじめてからいつも猫目線になったわたしです。
慌ただしくて最近あまり本を読めていなかったけれど、先日久しぶりに本屋さんでゆっくり本を選びました。
秋は読書の秋でもありますが、食欲の秋でもあり、よっておいしそうで気分まで温まる本が読みたくなる。
『口福のレシピ』、書評で読んでから気になっていた本です。
食べ物にまつわる作品が多い原田ひ香さんですが、はじめて手に取る作家さんで楽しみ。
もう一冊はLEEでもおなじみの神崎恵さんの本。
『わたしを幸せにする41のルール』。
神崎恵さんといえばメイク本、ですがこちらは神崎さん初の生き方についての本だそう。
女性はみな、自分を幸せにする強さと賢さを持っている、という文に引き込まれるようにあっという間に読み終えました。
神崎恵さんが、これまでどのようにして自分の足で一歩一歩幸せを掴んできたのかを41のルールにして、わかりやすく書かれています。
わたしにとって神崎恵さんは、華やかでキラキラ、別の世界の方みたいだなぁというイメージでした。
しかしこの本を読んだら、もちろん華やかでキラキラで美しい印象はそのままありつつも、強くてまっすぐでぶれないかっこいい女性だなぁと、大好きになりました。
そして、憧れの世界の方には間違いないけれど、別世界の方ではない気がしました。41のルールを通して、神崎さんはわたしたちと同じ、日々を生きて仕事をして、暮らしを楽しむ、母であり妻であり、そしてひとりの女性であるのだな、と感じました。
なんというか、心のこもった本だなぁと感じた。
年齢的にもどんぴしゃ、同世代で、男の子の母である点も同じ（神崎恵さんは3兄弟の母ですが）で、なんだかうれしくなりました。
わたしは料理が好きで、料理にまつわる仕事をこれまで長くしてきましたが、今は自宅でのレッスンなどは少しお休みしています。
少しだけ料理の仕事から離れてみると、改めて自分の中で、料理やそのまわりのあれこれ（テーブルウェアとか空間とか）が好きで、この先もそれらにまつわることに関わって生きていきたいなぁと感じます。
子育てももうそろそろ一段落しそうだし、次のわたしの人生のステージは、やっぱり大好きな料理とテーブルまわりに関わりながら道を開いていきたい、そのためには神崎さんのように一歩も二歩も踏み出して動き出そう、そんな気持ちにそっと背中を押してくれるような本でした。（こうやって書くとさらに動き出さねば、という追い風になってよい）
TB - あき
会社員・料理教室主宰 / 福岡県 / LEE100人隊トップブロガー
49歳／夫・息子（24歳）・猫／手づくり部・料理部／インテリアコーディネーター、ジュニアベジタブル&フルーツマイスター。料理と、そのまわりの空間づくりと、インテリアが好き。季節を感じながら、料理をして盛り付けてしつらえて。いただきますと食べることがなによりの幸せだと思っています。おしゃれすること、本を読むことも好きです。生まれも育ちも生粋の関西人ですが、福岡に住んでもう15年以上が過ぎました。日々の暮らしを丁寧に楽しく。よろしくお願いします。
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TB あき